goo blog サービス終了のお知らせ 

気分はいつも、私次第

今の自分、気に入っています

『迷子手帳』

2025-04-04 11:59:09 | 本のこと

歌人、穂村弘氏のエッセイです。

長く読んでいますね、ホムリンは(ホムリンって呼ぶらしい)

 

会社員と歌人の二足わらじ~と言えば格好いいが(いや格好いいぞ)

もうね

昔のエッセイでは、会社嫌だ!の大合唱でしたよ。

日常のいじましい・・・スンマセン・・・な描写。

こんなことで不安に思う僕って・・・てな語り口。

でも、何とか「大丈夫だぞ」と見せたいという見栄もある。

 

と、いじましいホムリンの心の中をのぞき込むようなエッセイです。

それは、もう会社員を辞めて、歌人でも有名有名で。

結婚し、エッセイに妻も登場し・・・

でも、いじましさは変わらない。

日常にドキドキアタフタ・・・それを読み続ける私・・・楽しいなぁ(笑)

 

久々にエッセイ読みました。タイトルもいいね『迷子手帳』って。

本人の「あとがき」に

 

「・・・いつまでも迷子であり続ける人のための手帳です・・・」

 

と、書かれています。

そうね、穂村さん、迷子状態継続中だものね。

 

心の底の底は変わっていないのかな?

その感性が・・・「これって大丈夫なの?」って思いを感じる。

昔も今も。

 

その変わらなさを「少年の心を持ち続けている」という表現を

する人もいるけど。

私は、ちょっと違うんじゃないかなって思っている。

少年の心を持ち続けている人は、

大人になりたくて仕方が無いんじゃないかな。

こんな不安や心配は、大人になれば無くなるはず。

だから大人になりたいって。

そう思うんじゃないかな。

 

私に中の穂村さんは、そういう人です。

「いつか大人になって、立派になって、この心配はなくすんだ」

「きっとなくなるはず」

そう思っている、少年の心を持つ大人・・・って人。

 

いつまでも大人になりたい。

もう還暦が過ぎた穂村さん。

でも多分、「自分はちゃんとした大人じゃない」って思っている。

のかも?

 

私たちは、いつまでも「ちゃんとした大人」になれない。

そう思っている人、多いんじゃないかな。

例え、世間から見たら「十分ちゃんとした大人」でも。

 

その気持ちが、穂村さんの文章に惹き付けられていく。

これからも、見つけたら、きっと読む。

穂村さんの「大人になりたい」言葉を。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『図説 吉原事典』

2025-04-03 16:21:25 | 本のこと

2025年NHK大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』

はい、しっかり楽しみになっています。

 

吉原は完全に勉強不足・・・なので、本を読もう!と。

『図説 吉原事典』著者は、永井義男氏です。

吉原関連本は数冊購入したのですが、コレを最初に読みました。

 

事典、というタイトル通り・・・吉原の概要ですね。

吉原という場所の成り立ち、その後の商売

女郎たち、経営者たち、客たち・・・などなど

そして、当時(ってなかり幅があるが)の遊び方

吉原の遊び方の変遷も面白い

また、当時吉原、女郎たちの立ち位置などにも言及

 

本当に「事典」ですね。基本の基本をお勉強しましょってな感じ。

蔦重じゃないけど、現代人の「吉原ガイドブック」みたいな感じかな。

 

吉原本を読むのなら、この位の知識は必要!といわれているようで。

面白かったですよ。

遊女の生活、また吉原の暗黒面も紹介されています。

良いも悪いも吉原!ってな~と思いましたね。

 

基本文章メインですが、図版も適度にあります(決して多くはないが)

吉原を学ぼうって思う方には、入門書にもなりますよ。

 

さぁ、読みましょう!

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暴買暴読

2025-03-26 12:26:00 | 本のこと

暴買暴読

ってどう読みます?

って、今自分で書いたのですが、こういう言葉、あります?

 

素晴らしくストレス増幅中 いや爆発的に上昇中

いやいや、縦横無尽に広がり重なっております

 

ストレスの要因は、まだまだ継続します その予定です

って、どうしようもないことも分かっています

 

そうなると、自分で自分を労るってことをしなければ!

ですよね

自分の心身をできるだけ健やかに~です

そうすることで、思考や感情も・・・・・・健やかに近づけるかと

(という希望をもっております・ペコリ)

 

まぁ、判断すべきことがありますので

しっかりとした決断をする必要があるってことですので

 

ストレス解消法、そりゃ色々あります(よね?)

食べる・・・最も簡単ですが、ある意味危険(笑)

えぇえぇ、食べていますよ

でもね、食べても、糖が脳内に行っちゃうのか~体重は増えない(ホッ)

 

で、私のストレス解消法のひとつが・・・読書です

手軽で誰にも迷惑かけない・・・隙間時間でも大丈夫

 

ということで

タイトルの「暴買暴読」になるって事ですね(はいその通り)

 

 

道尾秀介氏は・・・過去に『フォトミステリー』を読んだことあります

が、その時は「?」みたいな感想しか無くて

多分、道尾氏の「流儀」になれていなかったから?かも?

と書店で偶然見つけた『いけない』を購入&読んだら、こりゃ面白い!と

そして本日『N』も購入して参りました

 

 

辻村深月氏は、読んでいますね

ホラー作品が好き でも他の小説も読んでいます

この『闇祓』はホラーということで楽しみ楽しみ(フフフ)

 

 

益田ミリ氏のエッセイですね

益田氏は、定期的に読んでいますね

同じような感じなのですが、何かほっこりする

そういえば、デビューしたての頃から読んでいるなぁ

 

 

今年の大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』

はい、すっかり楽しんで視聴しております

吉原は、ちょっと・・・勉強不足・・・一般的情報しか知らない

ってことで、吉原本、何冊か読もうと

買いました・・・

 

 

はい、これらも買いました(だから爆買・笑)

 

もう、ちょっと・・・本能の赴くまま・・・買っている気が・・・

でもね、自分では「我慢して、セーブしている」気でいるんですわ(笑)

 

この記事で御紹介した本は、購入本です

もう無節制としか言いようが・・・笑

さぁ、読んで・・・

って、今も地元図書館で検索して「コレ、借りよっと」とか思っている

 

ほらね

単なる本バカ

もう本能だからね 仕方ないのよ

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図書館本トラブル、こんな事例

2025-03-11 16:01:22 | 本のこと

一応カテゴリーは「本のこと」としますわ。

 

図書館で本を借りる。読んだ本を期限内に返却する。

期限内で読み切れなかったら、延長手続きをする。

などなど・・・シンプルなルールで、皆が本を借りている。

 

でもトラブルは起きます、よね?

最も借り手と図書館のトラブルとしては

「借りた本を返却したのに、未返却だと言われた」

でしょうか?どうでしょ?

こういう場合、どうしますか?

先ずは自宅で探してみる。

または「絶対返却した」という自覚があるのなら、

図書館に赴き、問題の本が棚にあるか確認する。

あったのなら、図書館側に連絡する・・・もありますよね。

もし棚になかったら?

でも自分は返却した確信がある・・・どうしましょ?

 

私も最近、図書館で借りた本で・・・問題発生!しました。

私の場合は

「借りた本をまだ返却していないのに、返却したことになっている」

でした・・・ホンマかいな??と思いましたよ。

9冊借りた本の1冊でした。9冊借りたのは覚えています。

その後、6冊返却して、3冊期限の延長申請しました。

そして2冊読み終えたから、その2冊を返却。

その後、自宅には1冊残っていることになります。

そして図書館で新たに借りる本を検索していました。

図書館のサイト、でね。

その際に、予約するため「マイページ」へ進んで。

(登録してあれば、自分の図書館本情報が見れます)

その時、「借りている本」のページが空白に・・・アレ?

まだ残っているけど?ンン?と思いました。

そして、残っている本の在庫状況を調べると・・・「在庫あり」になっている。

アレレ??ここにありますけど??

 

うん、考えられることは・・・返却しました扱いで処理したんでしょうね?

どうやって??本がないのに?と思う私。

もしかしたら、借りる手続きしないで、持ってきたのかしら?

と自分を疑いましたが・・・記憶の中では「9冊借りた」と残っている。

その際、カウンターで「9冊ですね」と念を押した記憶もある。

 

う~ん・・・一応困ったなぁ、の私。

ネットで「同じ状況」の人いないかな?と探しましたが

私には探しきれませんでした・・・フゥ~。

 

まぁ返却ボックスで返却すればいいんじゃないの?と思い

読み終えたら、返却ボックスでお返し~しました。

 

その後、特に図書館側から連絡はありません。

図書館スタッフさんは、ちょっと「?」と思ったでしょうが

本が無事ならOK!なのかも?と勝手に思う私。

 

もし・・・とちょっと悪いことも考えましたが

まぁ、そんなことしなくてもイイでしょ?ですしね。

ちゃんとお返ししましたよ。

 

というような図書館本の不思議?でした。

こういうトラブルもあるってことで、記しておきますね。

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンガ本 予約

2025-02-26 14:47:37 | 本のこと

『ファイブスター物語』(永野護)

読んでいる方、います??

 

来月(2025年3月)10日が、最新刊=18巻発売予定だとか。

ということで、ネット書店で予約注文しました。

 

いつ終わるんだろ?結婚前から読んでいるし(笑)

内容も、凄い変更(でいいのか?)あったけど。

それでもファンは付いていく・・・でしょうネェ。

 

私が死ぬまでには終わって欲しい。

そう願っている作品のひとつです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間違えていた!!!

2025-02-21 16:18:53 | 本のこと

これは・・・今更ですが・・・

 

浮世絵師

月岡芳年と歌川国芳

この2人を混同していたという・・・ダメダメじゃん!!!!

深く反省・・・

もし、過去にここで混同していた記事を書いていたら

申し訳ないです。

って、今気付いて。バカですね。

 

言い訳って・・・「芳」しか同じじゃないしネェ(言い訳だよッ)

歌川国芳の弟子でした=月岡芳年

晩年は大蘇芳年という画号を用いたようですが・・・

 

ウワッ!!

数年前、このド田舎で月岡芳年展が開催されたのですよね。

それを見に行って・・・スッゴく気に入って!!

でもいつの間にか・・・歌川国芳と混合してしまったのよね・・・

比べると違うのですけど・・・傾向が似ていて・・・(言い訳だよッ)

 

なんでだろうね?名前、違うのにね。

って歌川国芳の浮世絵、本で眺めていても、これも好きで(ヲイッ)

 

アハハハ・・・笑って誤魔化すという卑怯なことをお許し下さい(ペコリ)

 

図書館で借りてきました。

歌川国芳と月岡芳年・・・ごっちゃになっています。

一昨日借りてきたときは、歌川国芳と検索して探して借りてきたのです。

その時に、月岡芳年の本も一緒に出てきていました。

だから・・・全く違和感なくて(言い訳だよッ)

 

まぁ、どちらも好きから(ヲイッ)

 

 

 

 

アッ、どちらも好きだけど。

チョットだけ・・・月岡芳年が方が好きかも・・・です。

だって・・・私の好きな茨城童子(と言われている)画があるからねぇ。

 

あ~分かってよかった(ってそれがオチかいッ!!!)

 

失礼致しました(深々一礼)

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『開かせていただき光栄です』 シリーズ三部作

2025-02-18 13:26:39 | 本のこと

皆川博子氏・・・お初の作家さんです。

 

『開かせていただき光栄です』

『アルモニカ・ディアボリカ』

『インタビュー・ウィズ・ザ・プリズナー』

三部作となります。

『開かせて~』『アルモニカ~』の舞台は18世紀のロンドン。

『インタビュー~』の舞台は18世紀の独立戦争時のアメリカ(なんでやねん)

 

主人公も、三部作、それぞれ変わります。

基本となるのは、外科医ダニエル・バートン、そして弟子の5人。

 

*******************

 

私的解剖教室を開いているダニエル。弟子達も個性豊かな5人。

当時解剖といっても、なかなか遺体を手に入れることはできない。

多くの解剖を熟すことが、医学の発展に繋がると信じるダニエルは

時には・・・いや頻繁に・・・墓あばきから遺体を買っている。

この時もそうだった。若い女性の遺体・・・妊娠6ヶ月・・・

そころが、邪魔が入る。この若い女性の墓が暴かれたことがバレたのだ。

妊娠6ヶ月の女性の名はエレイン。準男爵令嬢。それも未婚。

未婚の准男爵令嬢が妊娠6ヶ月の遺体になってしまった・・・

そして遺体が暴かれているとは!

スキャンダル以外のなにものでもない。

准男爵家が血眼になって探しているという。

貴重な妊娠「六ヶ月」(ダニエル&助手達は遺体をこう呼んでいる)

みすみす渡すわけには行かない・・・隠そう!

そして追っ手が去って・・・「六ヶ月」を解剖台に戻そうとすると・・・

これまた!新たな遺体が見つかる。それも2体。

四肢を切断された少年。そして顔を潰された男性。

一体何が起こっているんだ?

 

*******************

第一作目の「開かせていただき光栄です」の冒頭の粗筋です。

ミステリーですね。犯人捜しとトリック明かし、が主題となります。

それは三部作全てに共通しています。

 

皆川博子著『インタビュー・ウィズ・ザ・プリズナー』から三部作を振り返る

 

早川書房さんの書籍紹介記事ですね。三部作の粗筋等が書かれています。

よろしかったら、お読み下さいね。

 

舞台が18世紀のロンドン、そして独立戦争時のアメリカ、

ってこともありましょうが・・・背景がなかなか掴みきれない。

当時の世相や体制などなど、ですね。

治安判事も登場するので、当時の警察関連の説明もあり。

まぁそれらをクリアできても・・・次が!

登場人物が多い。これがこの三部作の大きな特徴となっています。

それぞれに名前、愛称やあだ名(異名)、肩書き等々あり

それらを物語の中で、華麗に使われるので・・・大変です(実感)

「え?コレ、誰?」「この異名は・・・誰だっけ?」状態になる。

加えて、時系列が、これまた華麗に無視されています。

過去に飛び~がまぁ細かくあって。それも語り手が複数いるので大変。

そして犯人捜し&トリック明かし・・・大変です。

 

でもね、この大変さがクセになる。これも事実なんです。

読者ってね、複雑になればなるほど楽しくなって、読んじゃうのよね。

私は完全に「そいうい人」なので・・・面白かったですね。

当時のことをかなり(って偏向しているかも?ですけどね)詳細に語っているので

元々18世紀ロンドン好きな私は(そうなのよ)、嬉しい。

登場人物も当然魅力的ですよ。

私は盲目の治安判事の姪であり助手である

アン=シャーリー・モアが好き(赤毛のアン、かい!!)

よろしかったら、どうぞ!

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説の感想について

2025-02-10 13:29:57 | 本のこと

ネット社会の良いところ悪いところ 様々千差万別十人十色ってなことで。

 

良いこともあれば悪いこともある

これが、ネット社会の了解事項・・・てか当たり前事項でしょうか?

 

例えばある小説があります。

小説の感想を書くサイトも、色々ありますよね。

または私もそうですが、自分のブログやSNSに感想を書く人もいる。

 

作家が自分の作品がどう読まれているか?知りたくて、そういう記事を読む。

ネットの世界ならば、かなり可能です。てか可能だ(笑)

 

当然、作家の意図しない感想・・・作家からみたら酷評の場合もある。

「作家が意図することを分かっていない」「この読者は読解力がない」

「もっと高評価の人がいてもいいはず」などなど・・・

思う作家もいるだろうし(そりゃいるだろう)

そういうことを言ったり、書いたりする作家もいるだろう(そりゃいるだろう)

 

時には・・・そういう読者を「ア○」「バ○」「○悪い」などなどいう作家もいる。

 

私も小説を読んだ感想を好き勝手書きます。

論文や解説文などは、ある程度(時には全部)読み手が理解してくれないと

意味がない・・・という種類のものもあるかと思います。

この場合、書き手の意図(書く主題)が読み手に伝わることが必須であって

読み手がしっかり書き手の意図を理解した上で、

読み手の思いや感想などが、出てくるのが理想(?)だと思います。

 

しかし小説やエッセイなどの分野に対しては

読み手が自由に思うことが、大前提だと思っています。

この場合、作家の意図は、作家のものであり

読者はその意図を理解したかったらすれば良いし、しなくても良い。

作品を世に放った瞬間から、読み手の自由裁量に任される。

私はそういう風に考えています。

 

この読者の裁量に任せられないのなら

自分の意図を理解しないと、読者を罵倒するのなら

ちょっと、作品を世に放つのは・・・再考しても良いのでは?

ともさえ思っています。

意地悪ですけどね。

 

まぁ、商業作品ならば、売れるか否か?人気があるか否か?も

作家の心情に大きく作用される可能性も・・・大ですよね。

でも、これまた

「自分は人気取りはしない、読者の御機嫌を取りたくない」など

いいだす作家さんもいますから。

これは、まぁ御自身の自由にされれば良いかと思います。

 

長々と書きましたが

多くの場合作品は世に放った瞬間から、世界中の人がそれぞれの感想を持つ

と思えばよいのではないでしょうか?

読者を否定するのは、

あなた自身が、あなたの作品も否定することになる。

そう思いませんか?

そこの作家さん

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『こわがり子ネコのほしいもの』

2025-02-03 12:52:50 | 本のこと

わたしはカイタ 動物好きの8歳の女の子

パパとママ 犬のオリーと住んでいる。

オリーは「しあわせしっぽの会」から引き取った。

この会は、家族と暮らせない動物、飼い主のいない動物を保護し

一生暮らせる家をさがす活動をしている。

私の家族は、一生の家が見つかるまで、動物の世話をする

「あずかりおうえん団」の活動をしている。

 

そして今日、子ネコが5匹やって来た。

連れてきた会の一員ジョイスさんのキャリーから

子ネコが走り出てくる。かわいい!

エッ?4匹しかいない?もう1匹は?

キャリーの奥にいた・・・縮こまっている・・・怖いんだ・・・

 

このこわがり子ネコの名はボタン。

他の4匹は、暴れたり遊んだり跳ねたり。ごはんを食べて寝て。

ボタンもごはんを食べるけど、直ぐどこかに隠れてしまう。

慣れてほしいな、仲良くなりたいな。

そして少しずつ慣れてきたボタンが、大好きになったのは

私の大切な毛布だった。

この毛布、おばあちゃんから作ってくれたの。

私がもっと小さいときに。この毛布は私の宝物。

でもボタンも、この毛布が好きみたい。

どうしよう・・・・・・

 

*******************

児童書?ですね。

「動物あずかりや」というシリーズらしくて

2作目となる『こわがり子ネコのほしいもの』 

著者はデビ・ミチコ・フローレンス。

図書館で本を探していたとき、偶然目に留まり、借りてきました。

 

 

こんなまん丸おめめの子ネコですもの。

借りて読まなくっちゃ!ですよね。

 

主人公のカイタの家猫修行のお話ですね。

こわがり子ネコのボタン。

一生の家は見つかるかな?

表紙同様、挿絵も可愛いので、楽しく読めました。

 

「ライナスの毛布」は永遠だなぁ~♬

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ヒトラーとプロパガンダ ナチスと連合国のイメージ戦争』

2025-01-27 13:37:33 | 本のこと

総統のブロマイド集・・・大袈裟です。スンマセン(ペコリ笑)

ドイツ国内、そして欧米やアメリカで発表されたヒトラーに関する

写真や新聞記事、などなどなどなど・・・かなり多岐に、ですね。

著者はエマニュエル・ティエボ。フランスの方です。

ということで、フランスでのヒトラーのプロパガンダ多めです。

プロパガンダ、ということですので宣伝です。

つまり、この本はヒトラーの宣伝集ってことですね。

勿論戦争中には密かに、終戦間近になると大っぴらに、

連合国軍側も辛辣辛辣、カリカチュア=風刺画になっていく・・・

 

占領されたフランスでは、ヒトラーに好意的な・・・印象を持たせようと・・・

という意図のプロパガンダ、がかなり紹介されています。

 

先ずドイツ国内では、英雄でありドイツの救世主というイメージのヒトラー。

推し?ですか的な、格好良く撮影されたブロマイド風写真が沢山。

禁欲的、国民に親しみやすく、常に思案する姿・・・

ですね。アイドル状態ですね(コレはホントですよ)

 

また玩具メーカー色々作っていたようです。

紹介されているのは、鉛の兵隊さんSA(突撃隊)バーションとか

ヒトラーの有名な山荘ベルクホーフの子ども向けレプリカなど。

ウ~ン、子ども達にも親しんでもらいたい!という

ナチ党の方々の尽力(ですよね?)が伺えます。

というか、玩具メーカーが喜んで作ったと思いますけどね。

 

絶頂期には、もう「素敵です」としかいいようのない写真や記事がズラズラ。

意識した「総統の私生活」写真もあります。

そして欧州を占領するにつれ、占領国で出されたものも色々あって。

新聞記事もありますが、ヒトラー検証本もでてきます。

この本ではフランスで出版された本を紹介されています。

 

また最後にはカリカチュアが紹介されていて。

やはり、この部分は面白い!としか言い様がない。

ここで紹介されている玩具ですが

アメリカで作られた、ヒトラーの彫像があります。

これは針山(裁縫につかう針を刺すもの)でして。

ヒトラーがお尻を突き出しているポーズを取っています。

お尻が針山、になっています。

メーカーのコンセプトとしては・・・

「他人を刺そうとする者は、最後は自分が刺されることになる」だそうです。

まぁカリカチュアは洒落は命!ですから・・・ネェ。

また別の風刺画ですが・・・トイレットペーパーが描かれていて。

そのペーパーに、独裁者の似顔絵が描かれています。

ムッソリーニ、ヒトラー、そして日本人・・・

本の説明では、ムッソリーニとヒトラーという名前は挙げていますが、

日本人の名前はないですね。

「彼らを拭い去ってやろう」という文字が書かれています。

 

絵図などが多くて、それにひとつひつと説明がある、という内容です。

かなり内容は濃厚だと思います。面白いし、ね。

 

オーストリア併合(アンシュルス)の記事では

ヒトラーと共にザイス・インクヴァルトの似顔絵もありました。

よしッ!と内心歓喜の私。まぁこれだけですけどね。

オランダではなかったような・・・まぁ総統がメインですから。

 

プロパガンダ、という堅苦しいものではなく

気楽に「絵と説明で、ヒトラーを追いましょう」ですね。

内容の濃さと気楽さ、という相反する印象が残り

それがナチス、そしてヒトラーの平衡感覚を危うくする感覚と

重なるような気がしました。

 

 



 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする