日高見製作所 業務日報

「鉄分」欠乏中。。

脊髄反射で怒りが噴き出した光景

2007年06月30日 11時55分11秒 | 二枚橋(嫁)のカキコ
それは私がベランダに吊した植木鉢達の相手をしていたときのこと。
私の住まう建物は市営の駐輪場に面している。
毎朝、いろんな人が自転車を止めて駅まで、もしくは駅からやってきて市内にある学校や勤め先に向かっていく。
この駐輪場には高齢者人材センターから派遣された監視員が常駐している。
この監視員がいるのは主に自転車へのイタズラや盗難を防ぐため。
以前は監視員はいなかったのだが、駐輪された原付バイクに放火があったり(未だ犯人わからず)、
近所のバカ中学生が駐輪中の自転車を盗難しようとイタズラしているところを通報で来た警官が引っ括って行ったことがあった。
治安悪化を望まないのは、周辺住民も利用者も同じこと。そのため、監視員の常駐となった…


さて…そんな慌ただしさが少し落ち着いた午前9時すぎ頃。
大学生くらいの若者・男性が自転車の居並ぶ隙間に自分の自転車を停めた。
…すると、狭いところだったため、並びの自転車が将棋倒しになった。
その若者がそのまま立ち去ろうとしたので、
監視員氏が「あなたが倒した自転車を直してください」と声を掛けたら
その若者「わざとやったわけじゃないんだから、そんなことを言わなくったって、いいじゃないですか」と、腰に手を当てて仁王立ち。
監視員氏「ワザとじゃなくったって、あなたが倒したんだから、直して行きなさいな」と言うと
若者「だったら、手伝ってくれたっていいじゃないですか~」と、倒した自転車に触れることなく、仁王立ちのまま言い返す。
そして、携帯電話を取り出し、チラ見をし「急いでいるんで、いいっすか~」と、駐輪場から出て行こうとした。

ベランダから一部始終を見ていた私は反射的に身を乗り出し、大声を張り上げていた。
「直して行けやぁ~!このバカッ!!」

若者は振り向くことなく、急ぐ素振りもなく、悠然と駅まで歩いて行った…。


監視員は駐輪された自転車の整理や草取り、ゴミ拾いなどをしてはいるが、それはあくまでその監視員氏の「好意」である。
その監視員氏それぞれが駐輪場を利用者が心地よく使える様に、気を配ってくれていることなのだ。

ワザとでなければ、周辺に迷惑になることをして、それを放置していていいのか?
「手伝ってくれ」とは仁王立ちして開き直る口から、出るのが自然な言葉なのか?
「手伝う」とは、その人が主体となってやっていることに、手を貸すことではないのか?
若者自身が急ぐであろうが、自ら倒した自転車を直していたら、監視員氏も手を貸したであろう。
毎朝の光景を見ていて、それは容易に想像つく。
急ぐ高校生も当たり前のように将棋倒しの自転車を直して行く。
スーツ姿の勤め人(男女を問わず)もそれは当たり前のこと。
その人の「誠意」が見えれば自然と貸す手は伸びるもの。


なにが「ワザとじゃない」だ。
なにが「手伝ってくれたっていいじゃないですか~」だ。
なにが「急いでいるんで、いいっすか~」だ。

貴様!どの口でそんなことを言う!




午後4時すぎ、雨が降り出した頃、その若者は自転車を取りに来て、傘をさして、自転車で走り去って行った。

小学生の就学時間よりも短い外出時間でタラタラと出かける彼に、
倒した自転車を直す暇がないほど忙しい御仁には見えない。
そう思うのは、私だけだろうか…


彼のような自己都合最優先の阿呆ばかりが増殖しているとしたら、この街・この国の行く先は仄暗いどころか、闇だろうか。


幼稚園で鏡開き

2006年01月12日 00時34分45秒 | 二枚橋(嫁)のカキコ
六歳の息子の通う幼稚園では、毎年年末にお餅つきをして、のし餅を作り、
年明け鏡開きの頃に切り、園児みんなで網焼きパーティをする。。
今年もその時期がやってきて園からお便りがくる。
『網焼きパーティでお餅と一緒に焼いて食べるものを子供にもたせてください』と。
ま、『お餅を食べる』といいつつも、網で焼いて食べるもの持参のBBQなわけで・・・

ではでは、楽しい網焼きパーティにしたいから、
網焼きにしておいしいものを買いに行きましょう~と、
息子と娘を連れて近所のスーパーへ・・・

道すがらも息子と『去年の網焼きでは何食べた?』とか
『どんなものを持っていきたい?』と話していく。。
そんなことをしながら、スーパー到着!早速店内物色!!
高い葉物野菜は子供らに不評なのでパス!
BBQのレギュラー・ポークウインナー即GET!
さてさて、あとは何がいいかしら~~?と、やたらに目に付くきのこ達!!!
きのこの網焼きにおしょうゆたらしていただくとおいしいよね と
私がつぶやいたら息子が「じゃあ、しいたけ持っていく!」と言い出した。

目の前に居並ぶしいたけの中から、息子は一番安い値札のしいたけをつかんでカゴに入れようとした。
「ちょっと待って、それは中国産のだから、なるべく買いたくないんだよ~」
私は息子にそう言った。国内で生産しているものがあるんだから、
わざわざ海外から余分な輸送費をかけた農産物なぞ買うのはなんとなくいやだったから
息子にもそう説明しようとしていた。
すると息子は私の話が始まる前にこう返してきた。
「そうだね、前にキムチの中に虫が入っていたって、ニュースであったものね!」と
元気に言い放ち、隣りに並んだ国内産のしいたけをカゴに入れて
妹の手を引いて意気揚揚とお菓子売り場へ走っていった。。。

だ~か~ら~、あの子の脳味噌は何をどう理解しているんだろうか・・・?!

しっかり選んで持っていく網焼きパーティの材料
明日の網焼きでみんなおいしく食べてくれるかな~

我が子からの質問

2005年05月06日 23時48分59秒 | 二枚橋(嫁)のカキコ
それは二人の子供を連れてお買い物に行っていたときのこと。。
スーパーの精肉売り場を今夜の献立を考えながら漂っていたら、
六歳の息子がこう言い出した。
「おかあさん、もうすぐ牛のお肉が食べられなくなっちゃうんでしょ」
「?? どうして?」
「だって、アメリカの牛のお肉が売られるようになっちゃうから」
「!? どうしてそう思うの?」
「だって、そんなお肉食べたら、病気になっちゃうから~」

・・・・我が子の発言になんと答えて良いか、しばし思考停止に陥った母。

日頃、妹とじゃれることと、ポケモンにしか興味がないようにみえた我が子
彼は母や父が見聞きしているラジオやテレビのニュースをどう理解しているんだろうか


牛肉狂騒曲

2005年03月31日 01時43分46秒 | 二枚橋(嫁)のカキコ
お国のエライ人たちが「若い牛の肉なら検査はいらない」と言い出したよ。
だから生後20ヶ月以下の牛のお肉はBSE検査をしなくてもいいよ~だと。。。
でも、これまでどおり全頭検査を続ける自治体には補助金を出すんだって~ なんだそりゃ?!

たった三年間でこれだけ優秀な検査システムを構築したのに、
どこかの大きな国ににらまれたら、そんなに簡単に抜け道を作ってしまうのかえ?
お肉の色で牛さんの歳がわかるって、おいおい、ほんとうかよ
せめてどこで生まれてナニ食わせて肥え太った牛だか知らせりゃあ、いいものを
そんなシステムもできちゃいない。
そんなありさまのこちらをにらんだ大きな国では
お隣の国の牛のお肉は買わないんだとさ~、BSEが発生したから~
自分はそうゆうとこから買わないくせに、自分のところのはよそに売りにくるんだね~

大きな国の牛さんのお肉を早く買えるようにしろ! なんて署名をしてる人もいるようだか
万民が食いたいと望んでいるかはどうかは、そんな物好きな人にはわからないんだろうな・・・
少なくとも私はそんな不可思議な矛盾を抱えたお肉なぞ食べたいとは思わない。
自分で取捨選択が可能なら出来得る限り、避けて通ればいいだけの話だが、
そんな選択肢すらない環境がある、そんな場合はどうしたらいいんだ。

学校や幼稚園・保育園での給食、病院や福祉施設での給食・配食サービス、
ホテルや旅館で出される食事だ。
我が家にも子供がいる。そして歳のいった両親がいる。
彼らが一日3回365日、私が選んだものだけ食べられればいいが何とかやっていけるかもしらんが、
子供らは学校にも幼稚園にも行く。そこで選択の余地なく知らぬ間に食わされるのか?!
そして老いてきた両親とて、いずれは公的な場でのケアや入院加療が必要になるかもしらん。
そうしたときに選択の余地はあるのだろうか?! 拒否する余地はあるのだろうか?!