新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

冬ドラマ雑感 安定のテレ東ドラマBiz「病院の治し方」

2020年03月28日 17時21分02秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲冬ドラマ雑感 安定のテレ東ドラマBiz「病院の治し方」


自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。

視聴していた冬ドラマがほとんど最終回を迎えたので、冬ドラマの雑感です。

毎シーズン佳作以上のドラマを輩出している、安定のテレ東ドラマBizですが、今期は実話ベースの「病院の治し方」でした。

流行りの医療ドラマでありながら、ありきたりの医療ドラマでない、治すのは患者じゃなくて病院そのものという、異色のドラマでした。

倒産寸前、実家の総合病院を立て直すために、東京で大学病院に勤務するエリート医師、小泉孝太郎が山梨に戻ってきます。

経費削減のため、消耗品などの昔からの出入り業者を切り替え、医薬品の納入業者も絞り込み、経費削減を達成。
その上、叔父である理事長と改革に全て反対する事務長を更迭。

病院の非常識を新しい常識に変え、新機軸を次々打ち出して実行して、地元民になくてはならない病院に変貌させていく、小泉孝太郎の活躍を描きました。

実話ベースということで、主人公である小泉孝太郎が主導する病院改革は絶対に失敗せず、病院は再生することがわかっているので、そこらへんは「水戸黄門」的であり、もちろん良い面でもありますが、シリアスなドラマとしてはどうなのか?という面もありました。

ドラマは正攻法ですし、小泉孝太郎も役柄によくはまっていて、とても見やすいドラマでした。

変貌する病院も、こういう総合病院なら是非地元に欲しいと思わせるようで、全く「毒」がないのが当ドラマの弱点だったかもしれません。

次回作は私も愛読していた漫画原作(「ラーメン発見伝」の続編的な「ラーメン才遊記」)の「行列の女王」で、とても楽しみにしています。


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