新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

枯らしちゃならない「荘川桜」の現状

2022年05月29日 10時44分10秒 | 旅行
▲枯らしちゃならない「荘川桜」の現状


GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました。

「荘川桜」とは、世界遺産・白川郷のわきを流れる荘川の上流にある、御母衣(みぼろ)ダム建設によってできた、御母衣湖の畔にある2本のエドヒガンの巨木のことです。

歴代の御母衣発電所の所長案件として「荘川桜」は厳重に守られてきました。

それぞれ500年を超える樹齢とその大きさのため、枝が折れないように鉄骨や木材によって補助されています。

また、内部が腐らないよう、コールタールなどで表面を塗られています。
そのためもあるのでしょう、2本の「荘川桜」は旺盛な生命力で今でも見事な花を咲かせています。

ただ、「荘川桜」を間近に見た時に、鉄骨や木材の補助材が、既に意識のない老人を延命させるための胃ろうにみえなくもなく、少々複雑な気持ちになりました。



▲鉄骨や木材の補助材


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました

2022年05月11日 12時04分00秒 | 旅行
▲満開で見頃だった「荘川桜」


GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました。

「荘川桜」とは、世界遺産・白川郷のわきを流れる荘川の上流にある、御母衣(みぼろ)ダム建設によってできた、御母衣湖の畔にある2本のエドヒガンの巨木のことです。

現在、御母衣湖となっている場所に千数百戸が暮らす集落がありました。
現在の白川郷同様、合掌造りの家が立ち並ぶ集落だったそうです。

御母衣ダムの建設にあたっては激烈な反対運動(「御母衣ダム絶対反対期成同盟死守会」)が展開されたそうですが、工事主体である電源開発株式会社との真摯な話し合いの結果、同会の解散が決定。

同会の解散式に招かれた電源開発株式会社・初代総裁であった高碕達之助は、水没する集落を案内されたところ、古刹・光輪寺にある桜の巨木を発見、別の古刹・照蓮寺にも同じような桜の巨木があることを知った彼は、2本の巨木の移植を決意しました。

そして始まった熱きプロジェクトX、高碕達之助の熱意、桜博士・笹部新太郎の知恵、東海一の腕前と評判の植木職人・丹羽政光、ダム工事に携わった間組社員がスクラムを組み、ついに移植に成功しました。

詳しくは、「荘川桜」をご参照ください。

なお、本件は、NHKプロジェクトX「桜ロード 巨木輸送作戦」でも取り上げられました。

こちらは演出の都合なのか、桜がまるで一本しかないような映像でしたが、本来は2本あります。

▲照蓮寺の荘川桜


▲光輪寺の荘川桜




▲御母衣湖



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022 冬ドラ雑感 「となりのチカラ」

2022年05月05日 14時50分52秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲2022 冬ドラ雑感「となりのチカラ」


だいぶ遅まきながら、終了した2022冬ドラの雑感です。

「となりのチカラ」

脚本家・遊川和彦が一部演出も担当するという、文字通りチカラのこもったドラマでした。

一話完結ということもあり見やすく、ドラマは練れていて、さすが遊川和彦は脚本家としては一流なのだなと思い知らされました。

松本潤もおせっかいな中年男を好演していて、役者として一段、レベルアップしたのではないかと思いました。

私個人の好みとして、ドラマは決着したらとっとと終われ、と思っているので、最終回の最後が間延びしたように感じたのが残念でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022 冬ドラ雑感「妻、小学生になる」、「ミステリと言う勿れ」、「正体(wowow)」、「DCU」

2022年05月04日 11時22分34秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲「妻、小学生になる」今期の一番!


だいぶ遅まきながら、終了した2022冬ドラの雑感です。

「妻、小学生になる」

今期、私が一番面白かったと思った作品です。

10年前に亡くなった恋女房が、小学生になって戻ってきた、という荒唐無稽な設定ながら、NHK朝ドラ「おちょやん」ヒロインの少女時代を演じた毎田暖乃はじめ、主要演者、堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、神木隆之介の演技がとても良く、不思議なリアリティを感じさせるドラマになっていました。

最終盤が少々失速気味なのが残念でした。

「ミステリと言う勿れ」



毎週それなりに楽しく視聴しておりましたが、最終回、あれは何?という印象が強く、かなり残念なドラマになってしまいました。

「正体(wowow)」



家人がwowowにわざわざ加入してまで見たい、というドラマがジャニーズ・KAT-TUN、亀梨君主演の当ドラマでした。

原作である染井為人の同名小説を、亀梨君主演のドラマとして仕立て直し、ドラマはハッピーエンドを迎えました。

よく出来た原作と手練れの脚本家(前川洋一)が組むと、大人の鑑賞に耐えるドラマができるのだと実感しました。

「DCU」



TBSドラマ看板枠の日曜劇場ですが、とても残念ながら、2作続けての(日本沈没に続く)低調ドラマでした。

ドラマの設定、凄腕の潜水士が地上での捜査権を持つ、というのがかなり不自然な上、回数を経るごとにしょぼくなる潜水シーンには頭痛さえ覚える程でした。

深海とか、深い湖とかでなく、水族館のプールとか、最終的には温泉の浴槽に潜るという、別に凄腕の潜水士でなくてもよいのではないか?というのが切なすぎました。

金も時間もかけて、なぜこんなつまらないドラマが出来てしまうのか、研究に値すると思うのですが、いかがでしょうか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする