ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

山科・隋心院 ④ ~「花の色は移りにけりないたづらに・・・」

2024-04-08 | 京都の旅

山科・隋心院 ④ ~「花の色は移りにけりないたづらに・・・」

 

 「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」は、小倉百人一首の9番目として選出されている小野小町の有名な和歌。

 意味は、「桜の花はむなしく色あせてしまった。長雨が降っていた間に」であるが、小野小町はこの桜の花を自分自身に例えて、「私の容姿はむなしく衰えてしまった。日々の暮らしの中で、もの思いしていた間に。」という意味も込められている。

 小町のような絶世の美女でも、老いに逆らうことができず、色あせ、衰え、そして滅していく。

 小町は「これは世の中の真理であり、変える事のできないもの」として美しくも儚く歌に綴る。

 隋心院のある、この界隈は「小野郷」と呼ばれた小野氏が栄えた地域で小町の住居もあったとされる。

 真言宗善通寺派の大本山、随心院は991年に仁海僧正により創建されたと伝わる古刹である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この日は能の間において、奉納「はねず踊り」が執り行われ、明日が本番、舞台で披露される。

 カメラマンとしては、本日の方が良かったと思った。

 


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