ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「大和さんの仏像彫刻・講演」~平野南・敬老会にて

2016-09-21 | 平野の元気もん
「大和さんの仏像彫刻・講演」~平野南・敬老会にて

                    

 9月19日、敬老の日、各地で敬老会が催されたが、平野南地域でも、区民ホールを貸し切って、敬老の集いが開催された。

                    

                    


 式典のあと、第2部では、地域に在住の仏師・大和さんによる「仏像と私」と題した講演があった。
 今回、大和さんと角野会長からのご依頼で私はこの講演のお手伝いをすることになった。
 講演の資料を揃え、パワーポイントの制作、当日のパワポ操作と楽しく有意義なひとときを過ごさせていただいた。

                    

 動画1

                    

 昔の写真にどよめく会場。

                    

                    

 干支と守り本尊

                    




                    

 動画2

仏教は日本人の生活に溶け込んでいる。

 ○仏教をルーツとする言葉

<阿弥陀にかぶる>
阿弥陀如来の像の背後には佛の体から発せられる後光を表す光背が有ります。
昔の人が編み笠をかぶるとき、「傘を後頭部に極端に傾けると傘の内側の中心から放射状に走る骨組みが見えた」これを阿弥陀様の後光に見立てて(これから出来たのが光背)この様にかぶることを「阿弥陀にかぶる」と言います。

<大袈裟(おおげさ)>
僧侶の衣服を袈裟と言い、もとは捨てられた布を拾い集めて作った仏教僧の標識としての衣で、左の肩から右脇下に掛けて着るが、これが袈裟懸けの語源で、   この袈裟を大きくしたことで物事を誇張して表現すること。

<頭陀袋(ずだぶくろ)>
「頭陀」はサンスクリット語の「ドゥータ」で意味は「捨て去る」の意で衣食住に拘わる欲を捨て去る修行を「頭陀行」と言い、この時にお経や衣などを入れて置く袋のことを頭陀袋と称します。

<法被(はっぴ)>
僧侶の上から羽織る衣で紐を通す「乳」が付いた物を言うが、印半纏など ふわっと羽織るところからきた言葉です。

<蒲団(ふとん)>
座禅用の敷物のことで「蒲」は水草ののことでこれを干し丸く編んで座禅の時に敷いた。修行僧が眠る時の「坐具」と混同された。

<玄関>
禅の世界の言葉で「玄」は幽玄で奥深い仏教の道理を示す「関」は入り口 を指す言葉で、禅寺の書院や客殿の入り口を玄関と呼んだ。

<雪隠(せっちん)>
トイレの事で、禅寺のトイレは伽藍の東西にあって、東のトイレを「東司」 西を「西浄」と言った。この西浄を宋の時代の発音で言うと「せいちん」となり、それに漢字を当てはめた。

<有頂天(うちょうてん)>
生きとし生けるものの世界は下から順に欲界、色界、無色界があり、無 色界を四つに分けた頂点を有頂天という。天界の最高の場所である。

<非道い(ひどい)>
仏教では悟りを求めて修行することを「道」と言い、道から外れることを「非道」という。これから悪いこと、並外れていることを「非道い」と言う。

 動画3

 講演の最後に老いてからも、生きがいを見つけ出すことの大切さについて話され、締めくくられた。



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