ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「第3回 平野郷を着物で歩こう!」 Vol.4 ~杭全神社・連歌所

2014-04-18 | 平野を着物で歩こう!
 「第3回 平野郷を着物で歩こう!」 Vol.4 ~杭全神社・連歌所

              

              

「第3回 平野郷を着物で歩こう!」のラストを締めくくるのは杭全(くまた)神社。
杭全神社は、862年に征夷大将軍・坂上田村麻呂の孫でこの地に荘園を有していた坂上当道(さかのうえ の まさみち)が素盞嗚尊(スサノオノミコト)を勧請し社殿を創建したと伝えられている。
 後醍醐天皇から「熊野三所権現」の勅額を賜り熊野権現社の総社とされている。

              
          
              

                           
 
 拝殿の更に奥に三殿からなる本殿があり、その回廊内を藤江宮司、直々に案内していただいた。
 普段は入ることができない神域である。

              

 重要文化財(国指定)として本殿 第一殿は1690年建立で旧春日大社本殿を移築したもの。一間社春日造、檜皮葺きである。

              

 本殿 第二殿は1513年建立、三間社流造、檜皮葺き。
 そして、 本殿 第三殿は1513年建立、一間社春日造、檜皮葺き。

              

              

 また、境内には、独立した建造物としては唯一、国内に残された「連歌所」があり、慶長年間に張行された連歌の懐紙も現存している。
 現在も毎月、法楽連歌会が催されている。

 今回の最終目的地はこの連歌所である。
 こちらも、普段は入ることができない建物であり、「平野郷を着物で歩こう!」ならではの、特別企画!
 当スタッフであり、法楽連歌会の山村さんより、ガイドしてもらう。

              

 いよいよ、連歌所内へ。入場できる参加者は幸運だ。

              

              

              

              

 イベントのラストシーンは「あかる姫の引き継ぎ式」。
 4月27日に開催される、“あかる姫祭り”を前に昨年度のあかる姫、小林直美さんから、今年度のあかる姫、田中ゆかりさんへ“ティアラ”が引き継がれる。

 立会人は坂上田村麿、廣野麿のご子孫で、かつての平野郷のご領主、末吉家の直系、末吉勘四朗さん。 
 末吉さんには、当イベントは、第一回から、ご支援いただいている。

              

               

 代表の新井さんから、解散のご挨拶。
 皆様、お疲れ様でした。
 またの機会にお会いすることを楽しみにしています。
 
               

 ありがとうございました。
 

              

              

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