ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

大宇陀・逍遥 ~やきもの工房「宝泉窯さん」と「カエデの里ひらら」

2023-01-15 | 奈良の旅

大宇陀・逍遥 ~やきもの工房「宝泉窯さん」と「カエデの里ひらら」

 

 宇陀市大宇陀(旧大宇陀町)の中心市街地・松山地区を久々に散策した。

 かつて、宇陀松山城という山城があり、今も古い町並みが残る城下町である。近世は商家町として発展した。

 

 

 城跡から見つかった雷神の鬼瓦。

 

 今回は古い民家を利用した、やきもの工房「宝泉窯さん」におじゃました。

 こちらでは、大宇陀で見かける草花の絵付けをした食器、花入、茶器、香器などの展示販売をされていた。

 色、形、大きさいろいろ200種類の陶のボタンもあった。

 

    宝泉窯HP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宝泉窯HP

 続いて、「カエデの里ひらら」へ。

 2006年まで現役の小学校であった木造校舎を活用し、校庭には世界のカエデを含め原種、園芸品種約1,200品種があり総数約3,000本を植栽して   いる。

 温かみある校舎跡の教室はカフェやゲストハウス、名産品ショップなどに活用されている。

 

 

 

 

 懐かしい理科室。

 

 チョークで黒板に描かれた「最後の晩餐」に見入る。

 

 

 散策のあとは、大宇陀温泉「あきののゆ」でまったりしてみては。

 「やわらかなぬめり」があるPh9.6のアルカリ性単純温泉である。

  大宇陀温泉あきののゆ

 

 

 

 

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聖林寺・十一面観音菩薩像 ~国宝第一号の荘厳

2023-01-13 | 奈良の旅

聖林寺・十一面観音菩薩像 ~国宝第一号の荘厳

 

              画像は聖林寺公式HPより

 三輪山や箸墓古墳を望む丘の上に佇む聖林寺を初めて訪れたのは10年ほど前だったろうか。

 神々しいまでの威厳に満ちた仏像、十一面観音菩薩立像の美しさに立ち尽くしたのを憶えている。

 約1300年前に造られた天平彫刻の至宝で国宝第一号に選定されたのも頷ける。

 聖林寺の旧観音堂は、2021年5月から耐震・改修工事が行われ、十一面観音菩薩立像も一時期、東京国立博物館にご出張なされていた。

 昨夏よりリニュアルなった観音堂で再び拝観できるとなって出かけた。

 新しいお堂は半円球型のドーム状になっており、宇宙を表現した天蓋となっている。

 観音様は、伏し目がちで、少し前傾姿勢のお姿をしており、前堂から参拝者が仰ぎ見て目が合う形で安置されていた。

 苦しんでいる人、悩んでいる人を見つけやすいよう頭上に11(現存は8という)の化仏をのせ、全方位を見つめていらっしゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「なら歴史芸術文化村」 ~「道の駅」と「文化財修復」が一体化

2023-01-09 | 奈良の旅

「なら歴史芸術文化村」 ~「道の駅」と「文化財修復」が一体化

 

 奈良県天理市の「なら歴史芸術文化村」。

 「道の駅」、ホテル、芸術文化の体験施設、文化財の修復作業の現場施設、奈良観光情報施設、野外公園などの複合施設で敷地面積は約2万平方メートル。

 奈良県が100億円あまりをかけて建造したという鳴り物入りで昨年、オープンしたばかり。

 特筆すべきは「文化財修復・展示棟」で仏像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物、これら4分野の修復工房を1階とB1階にて通年公開しており、博物館のような展示スペースを無料観覧することもできる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 情報棟には何故か筋肉マン。

 

 

 

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平維盛・平家落人伝説の里 ~野迫川村

2022-07-14 | 奈良の旅

平維盛・平家落人伝説の里 ~野迫川村

 

 小・中学校のある野迫川村の中心地から、更に奥へ向かう。

 

 

 ほどなく、その地名も「平」にある「平維盛歴史の里」に到着した。
 折しもの、深い霧に包まれた集落は古の貴人を匿ったとされる平家落人伝説を彷彿とさせる。

 平維盛(たいらのこれもり)は、平家の黄金時代を作った平清盛の孫であり、光源氏の再来といわれるほどの美貌の貴公子であったそう。
 源平の戦いに敗れた平維盛は、熊野・吉野の山中を流浪の末、この野迫川村でその生涯を終えたと伝えられている。
 生き延びて子孫を作った、那智の沖で入水した等、他にも様々な伝説が各地に残されているが義経同様、彼も中世日本のヒーローであったことは間違いない。

 

 いきなり、限界集落と言われる現実を突きつけられた気がした。

 

 

 里人が彼を偲んで立てたという維盛塚が小高い丘の上にある。

 

 

 

 平維盛資料館の庭に咲く白椿に900年の時空を超えてみる。

 

 野迫川村のラストは「野迫川温泉ホテルのせ川」である。

 更に、かわらび川の上流を目指して、曲がりくねった道を行く。

 

 私はアルカリ泉のファンであるので、PH10を超えるという「野迫川温泉」には興味津々である。

 

 

 

 結果、山間のいで湯ということで風情はあったが、アルカリ泉特有のぬるぬる感は期待ほどではなかった。

 <番外編>

 帰途は久々の龍神スカイライン。アジサイ園で休息を取る。思えば、今日は午前1時のスタートであった。

 

 

 

 

 

   

 

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野迫川村の雲海 ② ~立里荒神社

2022-07-13 | 奈良の旅

野迫川村の雲海 ② ~立里荒神社(たてりこうじんしゃ)

 

 奈良県の西南端に位置する野迫川(のせがわ)村は、平均標高が700mの山村で、「天空の国」とも呼ばれている。

   その野迫川村のほぼ中央にそびえる荒神岳(こうじんだけ)(標高1,260m)の山頂に鎮座するのが、火の神様として信仰されてきた立里荒神社(たてりこうじんしゃ)である。

   弘法大師が高野山を開山する際に勧請したとされ、日本三荒神のひとつとして全国各地から信仰心の厚い人々が訪れる。

   立里荒神社の名物は本殿までの約180基の鳥居と急で長い階段、そして、雲海の景勝地。

 雲海の向こうに金剛山、大天井ヶ岳、山上ヶ岳、大日山、稲村ヶ岳、大普賢岳、弥山、八経ヶ岳が見渡せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 最奥に青む金剛山がみえる。

 

 

 

 

 ノリウツギだろうか、神々しく咲いていた。

 

 

 

 

 

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野迫川村の雲海 ① ~高野辻からの青龍

2022-07-09 | 奈良の旅

野迫川村の雲海 ① ~高野辻からの青龍

 

 高野山を南下したところに位置する野迫川村は奈良県の自治体の中で、もっとも人口の少ない小さな村。

 平均標高700mの急峻な山々に囲まれた村内には、一年を通じて雲海出現率の高いスポットが点在している。

 雲海を見るには夜明け前だと気合を入れて、午前1時に自宅を出発。

 今回は五條市内から十津川方面に向かい、途中、大塔を越えたあたりから、高野方面にハンドルを切る。

 真っ暗な狭路山道を抜けていくと、狸や鹿が道を横切る。

 中には、車と並走するような大鹿まで現れて、虚ろだった目も次第に冴えてくる。

 結局、暗闇のなか、目指す天狗木峠の雲海スポットを越えてしまったらしく、気が付くと、高野辻の雲海スポットに到着していた。

 まずは午前4時の青い雲海。

 

 雨予報の中、しっかりと水を含んだ雲海である。

 

 悪天候でご来光を望むべくもないが、次第に白んでいく。

 

 ガードレール脇に10台ほどの駐車スペースがあり、車中から雲海を臨むことができる。

 

 

 ときおり、雨がぱらつくので三脚のカメラに傘をかける。

 

 

 谷筋にたなびく雲がまるで天駆ける青龍に見える。

    天狗木峠は「青龍雲海」の名所らしいが、どうしてどうして、こちらの青龍も見事である。

 

 

  

 

 

 

 

  

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明日香村「牽牛子塚古墳」~女帝エンプレス眠る白い八角墳  

2022-06-14 | 奈良の旅

明日香村「牽牛子塚古墳」~女帝エンプレス眠る白い八角墳  

 

 飛鳥時代の女帝、斉明天皇(594~661年)が葬られたとされる奈良県明日香村の「牽牛子塚(けんごしづか)古墳」(7世紀後半)と隣接する「越塚御門古墳」の復元整備が3月に完了し、丘陵上で白く輝くピラミッド型が宇宙船基地のような異彩を放っている。

 「牽牛子塚古墳」は、古墳造営の終末期のもの。

    天皇陵に特有の八角墳で、二上山から切り出した巨大な凝灰岩をくり抜いた横口式石槨である。

 天智天皇の母である女帝・斉明天皇と娘の間人皇女(はしひとのひめみこ)の合葬墓とみられる。

 墳丘全面が白い切り石で囲われて、さらに石室も、巨大な柱状の切り石で囲われているのが特徴。

 別名「あさがお塚古墳」(牽牛子とはあさがおの別称)とも呼ばれ、築造当時を思わせる真っ白い姿に蘇っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 隣接する越塚御門古墳は7世紀後半に造られた方墳である。

 「日本書紀」に、斉明天皇の陵墓の前に孫・大田皇女を葬ったという記述があることから、大田皇女の墓である可能性が高い。

 明日香村、売り出し中の古代の女性アイドル。

 

 

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甦る平城宮・「大極門」完成 ~気宇壮大な復元計画

2022-05-12 | 奈良の旅

甦る平城宮・「大極門」完成 ~気宇壮大な復元計画

 

 第一次大極殿 南門(大極門)の復元事業が進められていたが、このたび、漸く完成した。

 朱雀門の復元(1998年)や東院庭園の復元(2000年)、大極殿の復元(2010年)などが行われてきたが、気宇壮大な復元計画は非常に長いスパンを必要とするようだ。

 

 

 国営公園の部分 (県営公園の部分もある)は国家プロジェクトということで、大変な予算が投入されているのだろう。

 しかし、短期的な計画は発表できても、長期的なものは管轄省庁の違いや財政事情もあり難しいのかもしれない。

 平城宮は長岡京に遷都後、正確な位置さえわからなくなり、田園風景の中に埋没していた。

 明治から大正時代、関野貞、喜田貞吉などの研究によって、漸く位置が確定するとともに棚田嘉十郎など地元の人々を中心とした保存運動もあった。

 今後の平城宮跡は復元事業だけではなく、東西を貫く近鉄奈良線の移転も実施され、長い長い期間を経て、更に大きく変わっていくのだろう。

 1300年前に想いを馳せるだけでなく、100年後の未来に想いを馳せる場所となる。

 そのころには、「第二次大極殿」や「第二次朝堂院」も復元されているのかもしれない。

 日本が核戦争に巻き込まれることなく、平和を維持できていたらではあるが。

 

 (2020年の秋風景)まだ、建屋に覆われる大極門。

 

 (2021年秋、建屋が移動して、お披露目。内装へ。)

 

 

 

 2022年春、完成。

 

 

 

 

 第一次大極殿を望む。

 

 朱雀門を望む。

 

 

 

 

 

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奈良公園「冬の鹿寄せ」 ~ホルンに誘われて・飛火野

2022-02-19 | 奈良の旅

奈良公園「冬の鹿寄せ」 ~ホルンに誘われて・飛火野

 

 奈良公園の風物詩「冬の鹿寄せ」。

 主催する「奈良の鹿愛護会」のスタッフが奈良公園の一角、飛火野でナチュラルホルンを吹くと、その音に誘われて、公園のあちこちから、鹿たちが一目散に走ってくる。

 好物のどんぐりを貰えるのを知っているからだ。

 なかには、看板に書かれている開催日時を読んで、待ち構えている鹿もいたりなんかして。

     なぜなら、いつもより、鹿の数が多いような気がしたから。

 

 

 「おばちゃん。鹿せんべい、ちょうだい。」

 「アホか!あんたら、お金持ってへんやないの。お客さん、買うまで待っとき~な。」

 「そんな、殺生な!お客さん、いーひんやん。」

 「ほんならな、もうすぐ、飛火野でホルンの音が聞こえるから、行ってみ。

  どんぐり、貰えんで。」

 「ほんまかいな。ほな、行ってみるわ。」

 

 「飛火野、来たけど。何か先客がようけ、おんなあ。

  あっ!ホルン持った、にいちゃん、来たでぇ。でも、シカトされてる。」

 

 

 

 

 「なんか、係の人、シカってはったんちゃう?」

 「ちやうねん。後ろに一団になって、進路を塞いでいる人がいててん。」

 「そら、シカたあらへんなあ。」

 

 

 

 

 「あ~あ!あんまり、ぎょうさん来るから、競争激しゅうて、どんぐり、あんまり、貰えんかったわ。

 でもな。どんぐり、くれるの、あのにいちゃんやて・・・

 シカと見届けたで。」

 「なんか、急にさぶ~なってきたわ!」

 「そら、冬やさかいなあ。」

 

  

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なら瑠璃絵・逍遥 ② ~大仏さまの眼光

2022-02-16 | 奈良の旅

なら瑠璃絵・逍遥 ② ~大仏さまの眼光

 

 いつもの散策コースの東大寺も幻想的な光に浮かび上がって、いつもと違う表情を見せていた。

 

 南大門の金剛力士像。口を開いた阿形・口をへの字に結んだ吽形は相変わらず、ものすごい形相で立ちはだかる。

 

 吽形は定覚じょうかく湛慶たんけい、阿形は運慶と快慶が主に担当したと言われている。

 

 南大門を抜けると、今度は鏡池が見事なリフレクションを魅せる。

 

 

 

 

 

 

 そして、中門には、持国天、多聞天が守護する。

 

 

 いつも思うのだが、この金網、何とかならないか。

 

 

 

 そして、国宝の金銅八角燈籠。

 音声菩薩(おんじょうぼさつ)が、鉄格子と唐草文様の透かし時の上に浮彫で表されている。

 

 久々に大仏さんのお顔を見た。今日は何故か、眼光が鋭いと思った。

 

 

 

 

 コロナ禍の中、その眼差しで何を見られているのだろう。

 帰路の仏教美術資料研究センター(旧奈良県物産陳列所)。こちらも、いつもと違う表情。

 

 興福寺の五重塔も、しかり。

 

 

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奈良・金魚ミュージアム ④ ~大和の四季彩アクアリウム 

2022-02-05 | 奈良の旅

奈良・金魚ミュージアム ④ ~大和の四季彩アクアリウム 

 

 リニュアルした金魚ミュージアムの自慢は新たに総重量約1トンのパワーストーンを使用した癒しの「アクアオアシス」と世界初のダイヤモンドカット水槽と音と光が織りなす「ジャパニーズアクアリウムディスコ」などの新しいエリア。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 動画大和の四季彩

 

 いつか見た夢のような

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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奈良・金魚ミュージアム ③ ~ミニオンみたいな変な奴

2022-02-02 | 奈良の旅

奈良・金魚ミュージアム ③ ~ミニオンみたいな変な奴

 

 様々な金魚を鑑賞できる金魚ミュージアムで、個人的にもっともインプレッシブな3種を挙げるとするならば・・・・

 ①頂天眼

 ②水泡眼

 ③丹頂

 である。案の定、かなりの枚数で撮影していたので、まず、③丹頂から・・・

 

 

 

 

 

 続いて、②水泡眼。

 

 

 

 

 

 一番のお気に入りは①頂天眼。ミニオンみたい。皆さんはどう思われますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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薬師寺・双塔 ~白鳳時代の “凍れる音楽”

2022-01-19 | 奈良の旅

薬師寺・双塔 ~白鳳時代の “凍れる音楽”

 

 薬師寺は日本で初めて東西に二つの塔を建立した双塔式伽藍として有名だが、子どものころ、初めて、薬師寺に連れて来てもらったときは東塔だけしかなかった。

 東塔は730年造営の国宝で各層に裳階(もこし)を付けているため六重にもみえる三重塔。

 そのとき、解説いただいたのは名物管長の高田好胤さんだったと思うのだが、明治時代の美術研究家フェノロサが、この東塔を見上げて「凍れる音楽」だと絶賛したと教えていただいた。

 そのあと、それは都市伝説だったと聞いたが、この「凍れる音楽」という言葉がずっと耳に残っていた。

 「凍れる音楽」とは東塔の真上に掲げられた水煙に描かれている天女が奏でる音楽のことだと今まで思い込んでいた。

 それから、焼失していた西塔が再建されたが、今度は東塔が修理のため解体され、何度か参詣したのに、12年間にわたり双塔を同時に見ることは叶わなかった。

 今回が東塔の修理が完了してから、初めての薬師寺参詣となった。

 遠くからではなく、まじかで双塔を同時に見るのは初めてだった。

 「凍れる音楽」の「凍れる」とは「不朽の」という意味で建造物を称賛する言葉だという。

 それでも、私は白鳳時代の天女が奏でる「凍れる音楽」を聴いてみたいと思うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 西塔から東塔を遠望する。

 

 

 薬師寺を鎮守する休ヶ岡八幡宮。

 

 

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イルミネーション・ステーション ~天理駅前

2022-01-14 | 奈良の旅

イルミネーション・ステーション ~天理駅前

 

 「光と音楽」をテーマに、奈良県最大級の30万球のイルミネーションが田井庄池公園 (近鉄・天理駅構内横)をきらびやかに彩る。

 海底を彷徨うような魚のオブジェや光のトンネルなども出現し幻想的空間を演出していた。(1/15まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朽ち果てて動けなくなった機関車がゲージの中で息を潜めていた。

 イルミネーションに誘われて、汽笛を上げたかろう。動きたかろう。

 

 

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イルミネーション・ストリート ~高の原サンタウン

2022-01-10 | 奈良の旅

イルミネーション・ストリート ~高の原サンタウン

 

 いつからだろう。冬の凛とした冷たい空気の中、光で街を飾るようになったのは。

 今では、すっかり冬の風物詩になっている。

 人工のもの、無機的なものだとわかっていても、何故か温かさを感じてしまう。

 ”光でまちづくりを” と企画した人の心が温かいからだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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