フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

白い手ぶくろをはめたミッキーマウス(しかしとただし)

2021年02月21日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

論理トレーニング101題という本があります。ややこしい本です、

その中に面白い例題がありました。

内容がおもろいので紹介します。

ミッキーマウスについてです。

読んでいくと、ああそうなんだと思います。

ちなみに、問題は(しかし/ただし)のどちらですか?というものです。

問題は、まあ、おまけみたいなものです。


ディズニー作品の中で、擬人化された動物たちは、すべて白い手ぶくろをつけなければならない。

ミッキーもミニーも、みな白い手ぶくろをはめている。

(しかし/ただし)、ミッキーが飼っている犬のプルートーなど、

擬人化されないで、そのまま動物として登場するときは、その必要がない。

その場合の動物は動物なのであって、言葉も話さないかわりに、靴もはかず、服を着ることもない。

すなわち、ディズニーの世界にあっては、

動物たちが人間化する条件として、白い手ぶくろが不可欠なのである。

かくして、ミッキーマウスは、入浴中でも海で泳ぐときでも、手ぶくろを脱ぐことはない。


へー、そうなんだ、と思いませんか。

擬人化された人間とただの動物の違いを、白い手ぶくろが表していたんですね。

ミッキーやミニーを写真で確認したら、たしかにみんな白い手ぶくろをしてました。

ちなみに、答えは、ただしです。


こっから先は、↓ 面倒だったら読まないでもいいです。

問題を出した以上、解説しないとね。

「しかし」と「ただし」は似ています。

だけど、ちょっとだけ意味が違います。

ミッキーは白い手ぶくろをつけている。

しかし、プルートーは手ぶくろをつけていない。

「しかし」は前に言ったことを否定して、後のことが本当に言いたいことなので、

プルートーが手ぶくろをつけていないことが、言いたいことになります。


ミッキーもミニーも白い手ぶくろをつけている。

ただし、プルートーは手ぶくろをつけていない。

これに対して「ただし」は、例外があることを示すだけです。あくまで言いたいことは前の文です。

この話で言いたいことは、擬人化されたミッキーが白い手ぶくろをつけていることです。

「プルートーが手ぶくろをつけていないこと」ではありません。

単に、プルートーみたいな例外があることを示しているだけですね。

だから、正解は「ただし」になります。

コメント
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