豊島園が、今年の8月31日で閉園するそうだ。
豊島園には、もう行かないけどね。でも、豊島園にはちょっと思い出がある。
だから、すこしだけ寂しい気持ちになる。
今日はその思い出を語ろうかな。
じゃあ、1つ目を語ろう。
僕は、東京で運転免許を取った。
それで、免許を取って間もない頃、どういう経緯かわからないが、会社の社長の運転手をすることになった。
社長といっても、おばあちゃんみたいな人で、僕が運転下手クソなのをぜんぜん気づいていなかったみたい。
それでちょうど、豊島園付近で、渋滞になった。原因は、僕のノロノロ運転だ。
道が分からず、運転が下手すぎて、後ろからビービー鳴らされた。額が汗だくになった。
その後、どうなったのかさっぱり覚えていない。でも、立派だったのは社長の態度だ。
僕を怒るわけでもなく、普通に落ち着いて話をしていた。ああいうのってすごいなぁと思う。
もう一つは、8月のお盆休みに、すごーく好きだった女の子とデートしたことだ。
ちょっと小さくてかわいい子だった。スタイルも良くて、性格も良かった。前田敦子に少し似てたかな。
彼女は僕のくだらない話によく笑ってくれた。
水着の女性はたくさんいたけど、彼女が一番素敵だったと思う。
でも、あんまりうまく話をできなかったのを覚えている。
田舎者で口下手だったから、上手に褒めることもできなかった。
緊張してたから、態度もそっけなかった。
もっと優しくしてあげればよかったと思う。そういう気持ちはすごくあったのに。
今なら、楽しく話もできるし、優しくもできる。でも、あの当時はガキだったから。
好きだって気持ちをどう表現していいか分からなかった。
今は分かる。カッコつけずストレートに言えばいいんだよね。
なにカッコつけてんるんだって、あの頃の僕に言いたい。
まあ、時計は巻き戻せないけれど。