groove blog classic

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トークショーを見に行く

2010-05-16 00:14:08 | culture
たまにはまとまりのない長文のブログを。

15日土曜は福島県文化センターで催された「冲方丁・和合亮一トークショー」を見に行ってきた。

冲方丁さんは、地元紙で地元在住の作家として紹介された記事を何度か目にしたり、本屋大賞に「天地明察」がノミネートされた頃から「ダ・ヴィンチ」「ベストセラーBook TV」といった本を紹介する雑誌や番組で取り上げられていたので何となく興味は抱いていたが、ある朝に福島民報に目を通していると冲方さんのトークショー開催の告知が載っていたのを見つけた。またそのトークショーに一緒に出演する詩人の和合亮一さんは、地元のラジオ局にも出演していてトークが面白いのはわかっているのでこれは確実に楽しめるだろうということで、さっそく本屋に行き整理券を入手したのだった。


昼過ぎに文化センターに到着。この施設の目前は何度となく通りがかったことがあるが、文化センター自体に来るのはおそらく初めて。信夫山のふもとに位置しており、前庭には季節柄ツツジも咲き誇っていて天気がいいこともあり穏やかな雰囲気。そして建物内に入るといかにも昭和に作られた公共施設という何となく懐かしい空気を感じる。

エントランスには出演者の書籍を販売するブースが設けられて、関係者もいろいろと忙しく動き回っていた。あとテレビ局が取材に来てカメラを会場やホールの様子を撮影していたり。冲方さんは30代前半でもともとはライトノベル・アニメをベースとしてきた方なので、今回の客層はどんな感じかと思っていたが意外と年配の方も多い感じだった。まあこういう部類のイベントに足を運ぶのは平均すると年齢層は高めなのかもしれない(というのはまったくの憶測)。

トークショーは13:30に開始。和合さんが聞き手としてリードしていく感じだが、さすが手馴れたもので冲方さんの話を引き出して、そして和合さんご自身の思いも交えて、客としても楽しく話を聞くことができた。

リーフレットのメモ欄へのつたない殴り書きからなんとか内容を思い出してみると、(作家だから当然だろうが)活字・言葉について思いがある印象を受けた。冲方さんに関しては幼いころの海外滞在がかえって日本(語)についての思いを深めたのかと思うと、異文化の空間に身を置くということは貴重な経験なんだなと思った。また「天地明察」の資料を県立図書館で集めたという点に関しては、同じ図書館を利用するものにとっては親近感を感じた。まあこちらは競馬の資料収集なので全くベクトルが違うのだが(笑)。

トークショーが終わり続いてサイン会が開催されたがこちらにも長い列ができていた。サインをいただく際には一言二言会話することもできた。せっかく本にサインをいただくことができたのでじっくり楽しんで読みたいが、その前に図書館に予約していた「天地明察」をキャンセルしておかないと(笑)。


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