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初秋

2010年02月28日 | 本・雑誌・漫画
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
ロバート・B. パーカー
早川書房

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内容(「BOOK」データベースより)
離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。スペンサー流のトレーニングが始まる。―人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描き、ハードボイルドの心を新たな局面で感動的に謳い上げた傑作。


ロバート・ブラウン・パーカー(Robert Brown Parker, 1932年9月17日 - 2010年1月18日)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身の作家。

1973年、私立探偵スペンサーを主人公としたハードボイルド小説『ゴッドウルフの行方(The Godwulf Manuscript)』で小説家デビュー。

以後、スペンサーシリーズを中心に、ジェッシィ・ストーンシリーズ、サニー・ランドルシリーズ等がある。

スペンサーシリーズ第4作目の『約束の地(Promised Land)』(1976年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞を受賞した。また、日本国内では、第7作『初秋(Early Autumn)』(1982年翻訳刊行)で数多くのファンを獲得したと言われている。村上春樹もパーカーの愛読者でありそのエッセイの中で「日大卒の秘書にパーカーの新作を朗読してもらうのが夢」と記している。

日本ではスペンサーシリーズを菊池光が単独で訳していたが、菊池没後、加賀山卓朗が引き継いだ。


作品リスト
スペンサー シリーズ
ゴッドウルフの行方(The Godwulf Manuscript, 1973)
渡辺栄一郎訳、早川書房、1976 菊池光訳、早川書房、1984 のち文庫  
誘拐(God Save the Child, 1974)
飯島永昭訳、立風書房、1980 菊池訳、ハヤカワ文庫、1989
失投(Mortal Stakes, 1975)菊池訳、ハヤカワ文庫、1985 
約束の地(Promised Land, 1976)菊池光訳、早川書房、1978 のち文庫(以下同)  
ユダの山羊(The Judas Goat, 1978)菊池訳、早川、1979 
レイチェル・ウォレスを捜せ(Looking for Rachel Wallace, 1980)菊池訳、早川、1981 
初秋(Early Autumn, 1980)菊池訳、早川、1982 
残酷な土地(A Savage Place, 1981)菊池訳、1983 
儀式(Ceremony, 1982)菊池訳、1984 
拡がる環(The Widening Gyre, 1983)菊池訳、1984 
告別(Valediction, 1984)菊池訳、1985 
キャッツキルの鷲(A Catskill Eagle, 1985)菊池訳、1986 
海馬を馴らす(Taming a Sea Horse, 1986)菊池訳、1987 
蒼ざめた王たち(Pale Kings and Princes, 1987)菊池訳、1988 
真紅の歓び(Crimson Joy, 1988)菊池訳、1989 
プレイメイツ(Playmates, 1989)菊池訳、1990 
スターダスト(Stardust, 1990) 菊池訳、1991 
晩秋(Pastime, 1991)菊池訳、1992 
ダブル・デュースの対決(Double Deuce, 1992)菊池訳、1993 
ペイパー・ドール(Paper Doll, 1993)菊池訳、1994 
歩く影(Walking Shadow, 1994)菊池訳、1994 
虚空(Thin Air, 1995)菊池訳、1995 
チャンス(Chance, 1996)菊池訳、1996 
悪党(Small Vices, 1997)菊池訳、1997 
突然の災禍(Sudden Mischief, 1998)菊池訳、1998 
沈黙(Hush Money, 1999)菊池訳、1999 
ハガーマガーを守れ(Hugger Mugger, 2000)菊池訳、2000 
ポットショットの銃弾(Potshot, 2001)菊池訳、2001 
笑う未亡人(Widow's Walk, 2002)菊池訳、2002 
真相(Back Story, 2003)菊池訳、2003 
背信(Bad Business, 2004)菊池訳、2004 
冷たい銃声(Cold Service, 2005)菊池訳、2005 
スクール・デイズ(School Days, 2005)加賀山卓朗訳 早川書房、2006 
ドリームガール(Hundred-Dollar Baby, 2006)加賀山訳、2007 
昔日(Now and Then, 2007)加賀山訳、2008 
灰色の嵐(Rough Weather, 2008)加賀山訳、2009 
プロフェッショナル(The Professional, 2009)加賀山訳、2009 

警察署長ジェッシィ・ストーン シリーズ
暗夜を渉る(Night Passage, 1997)菊池光訳、早川書房、1998 「渡る」に改題、文庫  
忍び寄る牙(Trouble in Paradise, 1998)菊池訳、1999 
湖水に消える(Death In Paradise, 2001)菊池訳、2002 
影に潜む(Stone Cold, 2003)菊池訳、2004 
訣別の海(Sea Change, 2006)山本博訳、早川書房、2007 
秘められた貌(High Profile, 2007)山本訳、2007 
容赦なき牙(Stranger In Paradise, 2008)

女性探偵サニー・ランドル シリーズ
家族の名誉(Family Honor, 1999)奥村章子訳、ハヤカワ文庫、2000 
二度目の破滅(Perish Twice, 2000)奥村訳、ハヤカワ文庫、2001 
束縛(Shrink Rap, 2002)奥村訳、ハヤカワ文庫、2003 
メランコリー・ベイビー(Melancholy Baby, 2004)奥村訳、ハヤカワ文庫、2005 
虚栄(Blue Screen, 2006)奥村訳、ハヤカワ文庫、2007 
殺意のコイン(Spare Change, 2007)奥村訳、ハヤカワ文庫、2008 

エヴェレット・ヒッチ シリーズ
アパルーサの決闘(Appaloosa, 2005)山本博訳、早川書房、2007 2008年に映画化。
レゾリューションの対決(Resolution, 2008)山本訳、2008 
ブリムストーンの激突(Brimstone, 2009)山本訳、2009 

その他の小説
銃撃の森(Wilderness, 1979)菊池光訳、早川書房、1981 
愛と名誉のために(Love and Glory, 1980)菊池訳、1984 
プードル・スプリングス物語(Poodle Springs, 1989)レイモンド・チャンドラーの遺稿を完成させたもの 菊池光訳、早川書房、1990 
夢を見るかもしれない (Perchance to Dream, 1991)フィリップ・マーロウもの『大いなる眠り』の続編 石田善彦訳、早川書房、1992 「おそらくは夢を」と改題、文庫 
過ぎ去りし日々(All Our Yesterdays, 1994)菊池光訳、早川書房、1995 
ガンマンの伝説(Gunman's Rhapsody, 2001)菊池訳、2001 
ダブルプレー (Double Play, 2004)菊池訳、2005 
われらがアウルズ(Edenville Owls, 2007)光野多惠子訳、早川書房、2008 


偉大な作家が亡くなっていく。

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