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「シュタイナー教育」。

2007年02月18日 | 教育・学校
シュタイナー教育(しゅたいなーきょういく)とは、ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づく教育哲学、思想、理論、実践のことである。

家族で西ドイツに留学した際にシュタイナー教育の体験に触れた子安美知子が『ミュンヘンの小学生』という著作で日本に紹介した。1996年には、NHKの衛星第二放送の「素晴らしき地球の旅」という番組でシュタイナー教育が紹介された。その独自の教育方法が注目を集めている。

教育理論の特徴

七年期
シュタイナー教育では、人間の成長を7年おきにとらえる。

第1七年期(0〜7歳) - 意志の成長
第2七年期(7〜14歳) - 感情の成長
第3七年期(14〜21歳) - 思考の成長
従って、その成長過程に達していない子供を、次の段階に進めることを厳しく慎む。たとえば、第1七年期の子供に文字を教えることはもとより、文字に接することすらも避けさせる。

4つの気質
こどもの気質を、胆汁質、多血質、粘液質、憂鬱質の4つに分けて理解する。

魂と身体
人間の魂から身体までを自我、アストラル体、エーテル体、肉体の4層に分けて理解する。

教育実践の特徴
すべて教育は芸術的に行われるべきであるとされる。たとえば、5という数を理解するために、星形の絵を描いたり、星形に歩いたりする。3の段のかけ算を理解するための予備として、3拍子に従って数字を数える。

オイリュトミー
オイリュトミー(オイリトミーとも書かれる)は、シュタイナー教育の中心をなす。リズムに従って優雅に歩いたり、言葉を唱えながら母音の響きに従って体を動かす、絵や幻燈器・ヴィデオに振り付けをする、オイリュトミーのみでしばしば即興するなど。音楽は既成のクラシック音楽が使われるが、シュトットガルト周辺にはそうした音楽を専門に作曲する集団がある。即興演奏もそれに含まれる。

フォルメン
ものの形の理解のための学習である。波形や渦巻き型などの図形を、色を使って綺麗に描く。

水彩
ものの形を描くよりも、色と色との混ざり具合を楽しむといったようなことが求められる。

シュタイナー幼稚園
シュタイナー教育の思想に基づく教育を行う幼稚園はシュタイナー幼稚園と呼ばれる。元来、シュタイナーの教育思想に従えば、第1七年期は母親の元で育てられるのが理想であるから、幼稚園は望ましい形ではなく、幼稚園は母親の元で十分に育まれることが困難な子供のために設けられるべきものである。しかし、日本では、シュタイナー幼稚園がシュタイナー教育の中心となっている面がある。

シュタイナー教育思想に基づく教育を望む保護者が、シュタイナー幼稚園に入園させることが多い。
一方で、シュタイナー教育に十分な理解を持たなかった、またはほとんど知識の無かった保護者がシュタイナー幼稚園に子供を入園させたことによって、保護者のシュタイナー教育への興味、関心が開かれることも多い。
シュタイナー学校は日本では少ないので、シュタイナー教育機関のほとんどはシュタイナー幼稚園である。

シュタイナー学校
シュタイナー教育を実践するのが、シュタイナー学校である。最初に作られたシュタイナー学校にちなんでヴァルドルフ学校と呼ばれることもある。

現在世界中に900校近くある。日本では2006年3月現在、認可されているのはシュタイナー学園(神奈川県藤野町)のみで、あしたの国(千葉県長生郡)が2007年の認可を目指している。他にいずみの学校(北海道伊達市)、賢治の学校(東京都立川市)、京田辺シュタイナー学校(京都府京田辺市)、那須国際シュタイナー学園(栃木県那須町)、横浜シュタイナー学園(神奈川県横浜市)などがある。

教育の方針もすべての学校で統一されている訳ではなく、細かい部分はそれぞれの学校で違う部分を持っている。 いわゆる"本部"にあたるものがない状態である。 そのため、日本国内の学校の場合「シュタイナー学校」というひとくくりの見方はさけたほうがよい。


「教育」・・・今、いちばん微妙で難しい問題。いかにして、親が子供の持つ「個性的な才能」を引き出せるか、或いは歳によっては子供自ら「自分を見つける」か、そのことが僕にはとても大切な様に思う。

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