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昭和青春グラフィティー

2023年05月18日 | エッセイ・日記・意見
大阪梅田、曽根崎商店街にあった喫茶店「田園」。「うめだ花月」からも歩いてすぐ。

この「田園」、確か4階建て。2階から4階が「巨大な喫茶店」になっていた。

その2〜4階を突き抜けて大きな穴の様な空間があり、そこを巨大なエレベーターに乗った生バンドが上下して、生演奏を聴かせてくれるシステムだった。

大学や合コンの二次会でよく利用した。その「田園」も今は無い。

大阪ミナミ、「なんば花月」の2階に「ケニア」という喫茶店があった。ここで吉本の芸人さんとよく打ち合わせをした。

西川のりお・上方よしおが様々な人の所に行って、どんな雑事でもお手伝いする番組「のりおよしおの何でも出前ショー」(関西ローカル・1983)のADをやっていた時、この「ケニア」で打ち合わせがあった。

のりお・よしおさんと共にプロデューサーの松井守さんを待っていると、松井さんが「ケニア」の入口の自動ドアの前に現れた。

しかし、松井さんはなかなかドアを開けて、中に入って来ない。

よくよく見ると、松井さんは自動ドアの扉が開いた時に収まる収納部分の前にずっと立っていたのである。

これでは自動ドアが開く訳が無い。

中から手振り身振りでその事を教える。

やっとその事に気付いて、店内に入って来た松井さんを見て、のりお・よしおさん、ディレクター、ADの僕は大爆笑!

松井さんは「びっくり日本新記録」「2時のワイドショー」「ザ・ワイド」のプロデューサーも務められ、その人脈の広さは凄かった。

僕の記憶では「2時のワイドショー」の「パーティーファッション」という名物コーナーを生み出したのも松井さん。

「パーティーファッション」は普段はなかなか取材に応じてくれない有名な女優さんを女性視聴者が強い関心を持つ『ファッション』という観点から撮影するという真にテレビ的な企画。

(発案したのが松井さんじゃなかったら、僕の記憶違いです)

その頃、大阪梅田の富国生命ビル屋上に「ゴーゴービアガーデン」があった。

ビールを飲むテーブルが並ぶセンターに、そこだけ高くなった台があって、水着姿の若い女性が何故だか二人くらい踊っていた。

僕たちはその踊る姿を見ながら、ビールを飲んだ。まだ、「セクハラ」の「セ」の字も無い「昭和」の時代。

別のビアガーデンでは、女性二人が泥の中でプロレスをする「泥レス」が名物だった。

多分、ビアガーデンには女性客も来ていたと思う。彼女たちは何を思っていたのか?

新宿歌舞伎町の「トー横」で「ウリ」をする「令和」の未成年の女性。

「昭和」のあの頃、ビアガーデンで「泥レス」をしていた若い女性たちとどこがどう違うのだろう。比べてはいけない事かも知れないが。

大阪青春グラフィティー。徒然なるままに走馬灯の様に頭の中に浮かんで来る出来事を記してみた。

今でも「ビアガーデン」ってあるのだろうか?纏いつく「昭和の暑さ」がそれはそれで良い塩梅だった。今の人たちは冷房の効いた空間でビールを飲む方がいいのかも知れないが。

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