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本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

エキストラ会社あれこれ

2005年04月01日 | 映画・DVD・ビデオ
エキストラ専門の会社が東京にも京都にも大阪にもある。これが儲かるのだ。エキストラのギャラは決められており、あらかじめ決められた時間を過ぎると超過料金を取られる。「卒業式のシーン」や「朝の通勤風景」などはたくさんのエキストラがいる。エキストラ派遣会社は、テレビ局や映画会社、制作会社が支払うギャラの一定金額を手数料として取る。損は絶対しない。京都のロケで、地元のエキストラ会社のおばちゃんと喋ったことがあるが、彼女の会社は溝口健二が「雨月物語」を撮った半世紀前くらいから、代々、この仕事をしているとの事。京都のエキストラは、ちゃんと自分達で、カツラは付けられるし、着物も着られる。そして、ロケ場所が移動した場合は、みんな自前の「原チャリ」でロケバスの後ろを付いてくるのだ。とっても仕事がしやすい。
京都は20世紀初頭から映画を撮っていたという事があり、地元を仕切っている「テキヤ」ともちゃんとルールができていて、嵐山の「どこどこ」は「××テキヤ」に「日本酒を二本」を持っていけば、撮影OK。(もちろん、警察には撮影許可書の提出は必要だが)便利な仕組みになっている。「歴史が文化を創っている」のである。
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2 コメント

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仕出屋さん (けろけろ)
2005-04-02 12:57:00
面白いお話ですね。少年画報社「挑戦者たち」みなもと太郎著に京都撮影所(太秦?)で高校生のときに仕出のアルバイトをしていた話が出てきます。今回のお話を読むとさらにその辺のことがわかってきて興味深かったです。
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へぇ~ ()
2005-05-19 12:52:01
はじめまして

「通勤風景」で検索してたどり着きました。

エキストラで思い出しましたが、我が家の75になる父親がなにを血迷ったのか、シルバーモデルに応募して、1、2、3次とオーディションを通って最後の面接で登録料35万と聞いて逃げてきたと言っていました。登録だけさせておいて、仕事がないという悪徳業者ではないのでしょうか?

ま・・業界が違えばいろいろ面白い事件はあるものですね。
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