「しょうろんぽう」の悲劇

「しょうろんぽう」という、小さな肉まんを御存知ですか？会社の仲間と仕事終わりで中華料理店に入った。メインの料理以外に「しょうろんぽう」が美味しそうだったので、三人で一つ注文した。そして、熱々の「しょうろんぽう」が出てきて、店の人が「熱いので、食べる時は気をつけて下さいね」と言って行ってしまった。しばらく置いておいて、僕がまず試しに食べるという事になり、「しょうろんぽう」を「まだ、熱いのでは・・・という気持ち」で少し齧ったら、中から、汁が飛び出し、前の日、誕生日のプレゼントに妻から貰ったネクタイとワイシャツの広範囲に、その汁が飛び散った。一緒に行った、うちの部下の女性は大笑い。
人の不幸を笑うとは・・・と思って憤慨していると、彼女もやはり、「しょうろんぽう」を丸ごと食べるのではなく、ちょびっと齧ったら、僕と同じ事が起こり、店の人も来て、「よくあるんですよねえ」という様な事を言われた。だったら、早くこうなることを言ってよ！とちょっと僕は怒りモード。結局、クリーニングに出しても、僕のネクタイとワイシャツも部下の服もシミは消えず、散々な思いをした。でも、美味しい「しょうろんぽう」でした。