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「Avid」

2006年04月18日 | テレビ番組
「Avid」という編集システムを御存知だろうか?最近は、映画のエンドロールにも「Avid」という文字がしばしば見受けられる。

テレビドラマの世界では、今や常識。簡単に説明すると、「スタジオやロケで収録してきたテープ」をハードディスクにすべてダビングする。そして、その「ハードディスク内の映像・音声」を使って、コンピューターで編集するのである。つまり、アナログの編集では無い。市販のHDDレコーダーで、「プレイリスト」を作る感覚と思って貰えば分かりやすいかも。

「Avid」ができるまでは、テープからテープにダビングしながら、編集していた。まず「荒編」というラフな編集をやり、「本編」という「放送時間」にぴったり合わせる編集をする。どちらも、ちゃんとした編集室を使うので、費用がかかる。しかも、ダビングをするので、「画質」は落ちる。

「Avid」は、コンピューターを使って、小さな編集室で、安い費用でやれる。しかも、テープの時と違って、ディスクなので、プレビューして、要らないシーンはすぐカットできるし、付け足す事も簡単。映像をスローにする事もテロップを入れてみる事もできる。
そのすべてが「データ」として残り、それを「本編集」では「そのデータを編集機に読み込ませ、自動で編集」、テロップを入れるだけの作業になる。

「昼の帯ドラマ」等では、この「Avid編集」のみ、ディレクターが立会い、「本編」は技術に任せる事が多い。

映画の場合でも、フィルムで撮影し、一旦、VTRにして、「Avid」で編集し、それを「本編」してから、またフィルムに焼き付けるという工程でやっているものも多い。基本的には、費用の問題と編集のし易さである。

今度、映画館に行ったら、「Avid」という文字がエンドロールに出てくるかどうか、見ていて欲しい。



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1 コメント

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なるほど。 (メグ)
2006-04-24 16:57:27
以前、局内の研修会に参加したんですが、あまりにも専門的過ぎてわからなかったことが、やっと解決しました(^^;)

映画の見方もまた変わってきますね(^^)b!!
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