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「ICタグ」とは?

2007年02月18日 | エッセイ・日記・意見
街が語りかける…ICタグ設置で観光・交通情報など
 ICタグ(電子荷札)を店舗や道路、駅やバス停など街中のあらゆるものに取り付け、道行く人たちが携帯端末で様々な情報を受け取れるような街づくりを国土交通省が本格化させる。

 すでに繁華街などで実証実験を行っており、4月からは、実用化に向けて利便性向上やコスト低減などを図る。2010年度には「人に語りかけてくる街」を各地で誕生させ、将来的には災害情報の発信なども行っていく方針だ。

 同省が構想しているのは、だれでも、どこにいても必要な情報を利用できる「ユビキタス社会」。ICタグから発信された文字や画像、音声などの情報を、人々が専用の携帯端末で受信する仕組みで実現を目指す。例えば、駅や空港内、タクシーなどにタグを付ければ運行情報の発信も可能になる。

 同省は一昨年から、道路や信号機などにタグを付けることで、視覚障害者や車いす利用者らが街中を1人で移動できるよう誘導したり、観光スポットで外国人観光客向けに多言語での情報発信を行うなどの実証実験を東京・銀座や神戸市などで行ってきた。

 今年4月以降は、実用化に向け、システムの技術的信頼性を上げるための検証などを行う。ICタグの値段は安いものでは1個5円程度。問題は携帯端末の普及だが、今後、携帯電話に端末機能が搭載されると、普及が進むと見ている。

 将来的には災害情報発信に応用することも検討する。災害につながる地盤の変化などを周辺住民に素早く発信できるほか、道路や建物などにセンサーとタグを取り付ければ、損傷などの発生を即時に伝えることが出来る。同省は「幅広い分野に応用できそうで、今後もアイデアを出していきたい」としている。

(2007年2月17日 読売新聞より)




ICタグ(あいしーたぐ)とは、小型の情報チップのひとつ。RFID(Radio frequency identificationの略)の一種である。

ICタグリーダーから発射される電波によって微量な電力が回路内に発生し、その電力で情報を処理し、リーダーに送信する。大抵の場合、使用できる電波出力の関係などから、ICタグとICタグリーダーを近づける必要はあるが、必ずしも接触する必要はない。

商品にICタグをつけておくことで、生産者や流通経路を記録することもでき、物流管理への貢献が期待されている。

ISOなどの標準化機関において規格の標準化の策定中である。

ICタグの問題点
欧米では、商品に付いたICタグが、店舗を出た消費者の行動を追跡する手段になりうるとして「スパイ・チップ」とも呼ばれている。 一部の消費者団体がICチップが付いた商品の不買運動をした例もある。

今後、消費者のプライバシーをどう保護するか、といった課題が残されている。


日本におけるICタグ利用のガイドライン
日本においても、プライバシー保護の観点から、総務省等が「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」を作成している。 それによれば、個人情報が「消費者が気付かないうちに、望まない形で読み取られる等のおそれがあります。」 として、

タグが装着されていることの表示
タグの読み取りに関する消費者の最終的な選択権の留保
個人情報を記録する場合における情報収集及び利用の制限
情報管理者の設置
消費者に対する説明及び情報提供
などを事業者等に求めている。

タグの読み取りができないようにする方法の例としては(総務省のガイドラインより)

アルミ箔で覆って遮断できる場合はアルミ箔で覆う。
固有番号を含む全部若しくは消費者が選択する一部の情報を電磁的に消去し、又は当該情報を読み取ることを不可能にする。
タグ自体を取り外す。
がある。



なんか、常に自分の情報を垂れ流しながら、生きている様で、本当に便利になるのかなぁ~???人の心は豊かにならないだろう・・・

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