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永遠の人(1961)

2022年05月09日 | 映画・DVD・ビデオ


巨匠・木下惠介脚本・監督の三十年にわたる男と女の愛憎劇。主演は高峰秀子。彼女を犯してしまう地主の息子に仲代達矢。彼女の許嫁に佐田啓二。この映画がデビュー作の田村正和。

初めてこの映画を観た時、人の怨念はここまで凄まじいものかと痛感した。木下惠介は旅館の部屋に寝そべって、アタマから脚本を唱え、それを助監督が口述筆記する。物語の構成や終わりを考えてから脚本を作らないかというと、「予定調和」に終わってしまうからだと木下惠介は説明する。山田太一もこれを体験し、脚本術を学んだという。

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