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都市伝説PART1.

2007年03月10日 | エッセイ・日記・意見
都市伝説(としでんせつ、英:Urban legend)または都市型伝説(としがたでんせつ)とは、口伝や伝承の一種で、特に近年に生まれたものをいう。

都市伝説という概念を提唱したのは、アメリカの民俗学者であるジャン・ハロルド・ブルンヴァン(en:Jan_Harold_Brunvand)らである。

概要
都市伝説は、近代に広がる伝説の一種である。この概念を広めたジャン・ハロルド・ブルンヴァンによると、都市伝説は「民間説話」(Folk Narrative)の下位分類である「伝説」(Legend)に属し、「伝説」とは「口承の歴史」(Folk History)、あるいは「擬似的な歴史」であるとされる。都市伝説は、若者、都市生活者、高等教育を受けた人など、民間の「普通の人々」によって語られる。テレビ、ラジオなどのマスメディアや、インターネットを通して広がることもあり、これは従来の伝説に認められない特徴である。「都市(urban)」という形容は、近現代になって生じたという意味で使用されており、伝統的文化に由来する伝説や、ある社会に永く伝承されてきた伝説ではないことを意味する。このため、物語の舞台設定が「都市」であるとは限らない。

伝説であるので、

古くからの民話と同じように、大真面目に語られ、口から口へと広がっていく。
伝説形成にあたっては「これは本当のことだ」として語られることが多い
都市伝説が一過性の噂・デマに終わらず、伝説化する要素として以下が挙げられる。

「友達の友達」などの身近な人に起こった真実として語られる。事実に即した生き生きとしたものになっている。
「もしかしたら本当に起こったのかもしれない」、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいというわたしたちの欲求を満たすものである。
ニュースと同様に、スキャンダルな話題にかかわる傾向がある。
「どうしてこれらの話はそんなに熱心に語られるんだろう?」「その意味は何なんだろう?」という問いが、都市伝説研究のポイントになっている。

名称
都市伝説は必ずしも「都市」で広まるとは限らないので、「都市伝説」(urban legend)と呼ばずに「現代伝説」 (modern legend) と呼ぶ人もいる。 「都市で信じられる話」(urban belief tales)、(まれに)urban narrativeとも。

また「都市伝説」が「伝説」と呼ばれる事に疑問がある人もいるかもしれないが、この「伝説」という言葉は日常日本語の「伝説」という言葉とは若干意味が違う。 『消えるヒッチハイカー』(のp21の注釈)によれば、ここでいう「伝説」とは「極めておおざっぱに言ってしまえば、話し手がそれを実際にあったできごととして語っている」事を指すのだという。 「都市伝説」でいう「伝説」は「世間話」という口承文芸の雑然としたオモチャ箱的ジャンル」(同書同箇所)なのである。


ニュース性
都市伝説という概念を広めたジャン・ハロルド・ブルンヴァンによると、古くからの伝説とは異なる都市伝説の特徴としてそのニュース性がある。

彼の言葉によれば、

(都市伝説は、)より多くの意味を含んでいきながら、魅力的な形で私達に提示される「ニュース」なのだ。この様々な断片からなるアピールを持たなければ、その他の娯楽ひしめく現代社会において、伝説は耳をかたむけてもらえなくなるだろう。伝説は、テレビの夜のニュースのように、いきいきとして「事実に即したもの」(factual)として生き残ってきた。また、それは毎日のニュース放送のように人々の死や怪我、誘拐や悲劇、そしてスキャンダルにかかわる傾向を持っている。
それゆえ、都市伝説にはある種スキャンダラスな次のような話題が含まれる事が多い。

猟奇殺人、毒物や病原体による汚染、幽霊等の恐ろしい話題
特定の存在(職業、社会階層、人種、病気など)に対する差別・偏見等何らかのタブー
都市伝説のこうした要素は、「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいというわたしたちの欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。

しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、

ある種のナンセンスな面白さ
を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。

真実味
都市伝説は、真実味と不安とを加える為、伝説中の登場人物や地名には話し手や聞き手に取って身近なものが選ばれる。 そして伝説は、実際に、それも「友達の友達」(Friend of Friend、略してFOF)等の身近な人に起こった真実として語られたり、「これは新聞に載っていた話」として紹介されたりする。

多くの都市伝説においては、話の面白さ・不気味さが主であり、伝説中の人物・企業・地名は、話し手や聞き手に身近なものへところころと変化する。

例えば『ファストフード店のハンバーガーにはミミズ肉(あるいは巨大な鼠)が使われている』『ファストフード店のフライドチキンには3本足の鶏の肉が使われている』等という都市伝説では、あるときは「ファストフード店」として『マクドナルド』が選ばれるが、他のときには『ロッテリア』や『ウェンディーズ』などの他のファストフード店が選ばれる。ときにはより具体的に、『駅前のマクドナルド』、『交番そばのロッテリア』などのように個々のファストフード店が標的に選ばれるときすらある。上記の理由から、知名度が高い人・企業についての都市伝説が多く存在していても、当該人物・企業が起源であるとは断定できない。(→ハンバーガーの肉を参照。)

都市伝説は、常識的な感覚では突飛なものが多いので、合理的な説明が試みられて真実味が加えられる事がある。たとえば、「都市の下水道に巨大なワニが生息している」という都市伝説では、ワニの存在は、飼いきれずにトイレで流されたペットのワニが生き延びて増殖したものと説明されている。

都市伝説の起源
一見新しそうに見える都市伝説であっても、その起源が古くからの神話や民話にあったり、あるいは、より古い別の都市伝説の焼き直しだったりする事が多いことが、ブルンヴァンら研究者により指摘されている。

都市伝説には起源や根拠がまったく不明なものも多いが、何かしらの根拠を有するものもある。特定の(大抵は何でもない)事実に尾ひれがついて、伝説化することが多い。たとえば「東京ディズニーランドの下には巨大地下室があり、そこで賭博等の行為が行われている」という都市伝説は、同施設が実際に巨大な貯水用地下室を持っていることが起源の一つになっている。


都市伝説の伝播
都市伝説は、若者、都市生活者、高等教育を受けた人などの「普通の人々」によって語られる。

都市伝説の伝播に重要な要素として、それが真実として語られる、というものがある。ブルンヴァンによれば、「これは本当のことだ」として語られるのは、伝説が形成される代表的な回路であり、この事実は古くからの民話であろうと、都市伝説であろうと変わらない。都市伝説は、古くからの民話と同じように、大真面目に語られ、口から口へと広がっていく。伝説とは、ブルンヴァンの言葉を借りれば、口承の歴史(Folk History)、すなわち擬似的な歴史なのである。

都市伝説はマスメディアによっても広められることがある。これは古くからの民話にはない重要な要素である。また、根拠のない噂を新聞やテレビのニュース番組が「事実」として誤報してしまう事で、噂が都市伝説に発展することがある。存在しない話を「実話」として新聞や雑誌が紹介してしまった例としては、『スキー』誌1983年12月号が「裸でスキー」の都市伝説を「『モントリオール・ガセット』誌に載った前代未聞のへま」として紹介した(『メキシコから来たペット』より)ことなどが挙げられる。

新聞やテレビが都市伝説を都市伝説として紹介した時に、読者・視聴者が勝手に「事実」だと誤解してしまい、事実として周囲に伝達していくことで、都市伝説が爆発的に流布することがある。マスコミの報道により、虚構が事実として広まった著名な例として、オーソン・ウェルズによるラジオドラマ『火星人襲来』がある。番組中で「これはドラマだ」と明言されていたにも関わらず、皆これが実話だと信じてしまった。

都市伝説は、報道等を契機としてそれを信じる人が増えると、信奉者からの伝播によりますます流布・定着するするという傾向がある。

また、真実よりも扇情性を重んじる一部メディアでは、「これは実話でない」という記述をあえて見付けにくい場所に載せて読者を煽るという手法を取る事があり、都市伝説の起源となる場合がある。


対抗神話
ある都市伝説が嘘である事を示す為に流される情報を対抗神話と呼ぶ。都市伝説の起源と同様に対抗神話の起源もあいまいなことが多い。

対抗神話としては、猫レンジ(『電子レンジに猫をいれて猫を殺してしまったお婆さんが電子レンジの製造会社を訴えた』)について「あの話は法律学の先生がジョークで挙げた例が広まった」、「あの話はもともとはPL法を説明する際のたとえ話」とするなど、誰も証明できないが、もっともらしい起源が示されることが多い。また、企業・商品に対する悪い都市伝説の起源は「あの話はライバル会社が流した嘘」とされることが多い。


現代妖怪
「口裂け女」「人面犬」「トイレの花子さん」等は「都市伝説」ではなく「現代妖怪」という別のカテゴリーとして分類・研究すべきであるという意見を提唱する研究者も存在する。この件の詳細は外部リンクの『都市伝説と現代妖怪「怖い話をしよう」』を参照。


有名な都市伝説
独自研究:この記事や節の内容は「独自研究」にとどまっている恐れがあります。この恐れを解消するために Wikipedia:独自の調査 を確認の上で、ある情報の根拠だけではなく、解釈、評価、分析、総合の根拠となる出典を示してください。
以下は都市伝説であり、事実として確認されたものではない。また、都市伝説の性質上、部分的に事実を反映しているように見えるものでさえ、全くの虚構で一切の事実が含まれていない可能性は高い。従って、ここに紹介された内容を流布すれば中傷となるかもしれない点に注意。


世代間で伝承され広まっている伝説
ネコを電子レンジで乾燥(「猫レンジ」)
欧米では、予熱状態にしたオーブン(電子レンジではない)に濡れたペットをしばらく入れて乾かすことがあるが、あるとき、アメリカの夫婦が、濡れた飼い猫を電子レンジで乾燥させようとして焼き殺してしまい、それについて、「取扱説明書に『濡れたペットを乾かすのに使ってはいけない』と記述しなかったメーカーに責任がある」と訴え、PL法により勝訴して莫大な賠償金を得たという。
これは歴史の古い有名な逸話であり、「訴訟大国アメリカ」を皮肉る際によく使われる。犠牲になるのはプードルや人間の赤ん坊、濡れた頭を乾かそうとした人間となっていることもあるが、そもそも訴訟自体が存在していない。1991年10月26日号の朝日新聞に掲載された「PL法を考える」と題された記事によると、日本弁護士連合会・消費者問題副委員長がアメリカ弁護士協会に問い合わせを行ったところ、「そのような判例は聞いたことが無い」との返事を受け取ったという。当然のことながら、日本国内においても同様の判例は存在していない。オーストラリアのあるメーカー団体において、クレーム対策に関する書類で架空のクレーム事例としてこのエピソードが載せられていたらしく、これが広まった可能性もある。
この話の古い形では、動物ないし赤ん坊のほうが誤って自分からオーブンに入ってしまう話であった(ブルンヴァン)。ちなみにアメリカにおいては「濡れたペットを乾かすのに使ってはいけない」といった注意書きは存在すらしないが、イギリスではこのような注意書きが実際に書かれている。
下水道に棲む巨大な(白い)ワニ
ペットとして仔ワニを飼っていた人間が、持て余して(水洗トイレを介して)下水道に捨てたところ、暖かい下水の環境に適応して繁殖したというもの。『アリゲーター』というアメリカ映画になっている。また、アニメ『機動警察パトレイバー』においても話の下敷きに使用されている。ゲーム『メタルマックス』においても、ある町の下水道を占拠している突然変異を起こした白い巨大ワニを退治するイベントがある。筒井康隆の初期短編にも、下水道で生活する盲目の猫の群れとワニが戦うという作品[1]がある。
黄色い救急車
「頭のおかしい人の所には黄色い救急車が来て、鉄格子付きの病院に連れて行かれる」という話。地方によって、救急車の色は緑であったり、青であったり、紫であったりする。詳細は黄色い救急車の項を参照。

国家・政治・軍事に関する伝説
国家機密上及び防衛機密上の理由から真偽が確認できないため様々な憶測を呼び都市伝説化することが多い。

首都高速戦車走行説
首都高速道路は有事の際、戦車を走行させるため高架が頑丈にできている。
結論から言えば、首都高速道路に限らず戦車が高速道路などの高規格道路を走行する事は可能である。もっともそれは、積載込み総重量が25tにもなる大型トラックが複数台同時に走れるのだから、総重量50t程度である戦車が走れない訳が無いというだけである。また、実際の高速道路は阪神・淡路大震災後に耐震補強工事を行う必要があった位の強度であり、地震が頻繁に起こる国土性を考えれば特別強度が高いわけではない。
滑走路にもなるドイツのアウトバーンなど、海外では有事の際の軍事利用を前提に設計された道路がある。
国道16号首都圏防衛ライン説
国道16号は有事の際、首都圏の防衛ラインとなり、戦車を走行させるため道幅を広げている。
実際は片側2車線道路。
地下鉄丸の内線核シェルター説
丸ノ内線は有事の際、国会議員や都庁関係者が退避するための核シェルターになっている。
実際にシェルターとして使うには密閉した上で常に安全な空気を送る施設が必要である。
地下鉄有楽町線軍用路線説
有楽町線は有事の際、防衛省のある(以前は東部方面総監部が置かれていた)市ヶ谷駐屯地に近い市ヶ谷駅と、平和台駅(第1師団司令部が置かれている練馬駐屯地)・陸上自衛隊朝霞駐屯地(現在、東部方面総監部が置かれている)に近い和光車庫・さらには、西武鉄道池袋線稲荷山公園駅(航空自衛隊入間基地)との間で、軍事物資や人員を運搬するために作られている。
国会議事堂前駅は核シェルター・東京メトロ有楽町線は軍事路線・東京地下鉄の謎の連絡線
営団地下鉄(現在の東京地下鉄株式会社)の国会議事堂前駅や有楽町線建設には有事対策が盛りこまれているとする説。
いずれも設備・場所等、複数の要因が重なって発生したと思われる。このネタは漫画『ゴルゴ13』でも用いられた(1980年頃)。また東京地下鉄・都営地下鉄には、蜘蛛の巣よりも複雑な、政治家の避難その他に使用される「脇線」と呼ばれる線路が存在するとの説もある。2002年に出版された秋庭俊の著書『帝都東京・隠された地下網の秘密』(洋泉社、ISBN 4896916808)は、多くのページをこの説の紹介に割いている。また、映画『交渉人 真下正義』では、劇中に登場する架空の地下鉄道事業者「東京トランスポーテーションレールウエイ」の各路線(東京メトロの各路線をモデルとしている)を結ぶ連絡線を、試験車両クモE4-600が走る設定になっている。
現実に複数路線における車両整備の一元化や新車搬入の為に、いくつかの路線の間を結ぶ連絡線が存在することは、鉄道ファンなどには古くから周知の事実であり、イベント列車の運行で使用されることもある。
都営地下鉄大江戸線では災害などを想定し、自衛隊を輸送する訓練が行われた。
東京地下秘密路線説も参照。
乳児を放り投げて刺殺した軍隊
敵国、あるいは潜在的敵国の軍隊が、乳児を空中に放り投げて銃剣で刺し殺害したというもの。19世紀前後の地上戦では、銃剣は最も主要な歩兵の武器の一つであった。また第一次世界大戦前後からは、非戦闘員も戦争に参加する総力戦という概念が生まれたこともあって、敵国国民を邪悪視する様々なプロパガンダが行われ、この都市伝説をモチーフとした戦意高揚ポスターが製作されているなど各国が同様の宣伝を行っているとされる。しかし、これらは戦争責任問題の一環として、現在も事実関係をめぐる議論が続いている。乳児を放り投げて銃剣で殺害する虐殺行為の起源は、英蘭戦争におけるオランダ兵の所業など諸説があり、明らかな起源は不明。日中戦争の際に日本軍兵士の残虐行為として証言されたり、現代においても、湾岸戦争におけるイラク兵の所業(クウェートの病院で保育器から乳児を取り出し殺した、というもので駐米クウェート外交官の親族が亡命者と称してこの話をアメリカ連邦議会で証言した)として語られるなど生き続けている。類似する話として、酔った旧日本軍人が、通りかかった中国人妊婦のお腹の子供が男か女かを賭けをして、軍刀で妊婦の腹を切り裂いて確かめ、面白半分に母子共に惨殺したと言うパターンもある(『はだしのゲン』でも取り上げられている、また終戦直後に発生した連続婦女殺人事件の死刑囚が従軍した済南事変で実際に行ったという話もあるが真偽は不明)。

怪談系・未確認生物系
幽霊、お化けなどの超常現象、妖怪などの未確認生物は、それを否定することが難しいこともあり、伝説として語り継がれることが多い。

日本では、「赤い紙、青い紙」・「トイレの花子さん」など学校を舞台とした怪談が数多く存在し、世代を超えて語り継がれていることが多い。学校の怪談も参照のこと。

口裂け女
古来から妖怪の一種として語られていたが、1979年ごろ実在するものとして日本各地で流布。2004年に韓国で流布し再び話題となった。
カシマさん
「口裂け女」ほどの話題性はないが、全国での知名度は非常に高く、「怪談系都市伝説」の代表的な話。「カシマレイコ(仮死魔霊子)」「キジマさん」「テケテケ」、足のない女性や軍人、幼児のようなバケモノなど、名前や姿は地方によって諸説ある。話を聞いた人の下に数日以内に現れるといわれ、襲撃を回避するには現れたときに呪文を言う必要がある。軍神を奉る鹿島神宮と旧日本軍との関連をいう説もある。
隙間女
隙間から女が覗いている話(男の場合もある)。
ひきこさん
いじめに合った女性が精神錯乱を起こし、自らの顔を傷つけ、その顔を小学生に見せて襲い掛かる。上記の「口裂け女」と類似点が多い。被害者を引きずりまわすところから「ひきこ」なのだ、と説明されるが、引きこもりの症例を更に貶める方向に形成された、という分析もあり、その際ひきこさんの本名として「森妃姫子(もり・ひきこ=姓名を逆に書けば「ひきこもり」)」を設定した例があるとの報告も。
一寸ババア
部屋のわずかな隙間から、凶器を持った数十センチほどしかない老婆が中にいる人物を惨殺する話。
件(くだん)
正確に言うと件(くだん)ではなく、牛女の都市伝説である。
件(くだん)は顔が人間、体が牛という怪物。性別は男である。江戸時代から流布しており、都市伝説と言うよりは本来の伝説の範疇である。件(くだん)はあくまでも牛から生まれる存在で、その図像は縁起物として利用されてきた。神戸市には件(くだん)の設定をひっくり返した牛女の都市伝説がひろまっており、こちらは小松左京によって、『くだんのはは』の題で小説化された。
西岸良平の漫画『鎌倉ものがたり』、真倉翔・岡野剛の漫画『地獄先生ぬ~べ~』にも登場(『地獄先生ぬ~べ~』では後述の「赤マント」を始め、都市伝説を題材にした話が多い)。
人面犬
人間の顔を持ち、言葉を話す犬。
メリーさんの電話
「メリーさん」という人物から掛かって来る電話。メリーさんではなくリカちゃん電話に絡めた怪談話の場合もある。
赤い部屋
絶対に消してはいけないポップアップリンクについての話。詳しくは赤い部屋を参照。
怪人アンサー
携帯電話を用いた儀式で呼び出せる怪人。
この話は、ネットにおける都市伝説の伝播と流布についてを調べるために創作された作り話だということが、流布した本人によって明らかにされている。[2]
橘あゆみ
チェーンメールによって広まった強姦被害者女性の名前。同名のキャラクターが、ゲーム『ファミコン探偵倶楽部』に登場するが、関連性は不明である。
呪われた○○
持ち主が必ず不幸になると言われる宝石や車の話。「ホープダイヤモンド」「オルロフのダイヤ」やサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子フランツ・フェルディナント大公が乗っていた赤塗りオープンカーなどの話が有名。宝石については、ウランなど放射性物質が含まれていたために放射線によって身体を侵されていたなどの説明がされることがある。
白岩寺(はくがんじ)の幽霊画
無名当時の円山応挙が日本美術史上初めて描いた、“足のない”幽霊の絵の掛け軸。泊まった宿の、病身の娘をモデルにしたものだったが、贈ったその宿屋で娘が死んだのを皮切りに不幸が相次ぎ、手にして見た人は皆数日中に死ぬと噂された。事実、歴代所有者に不幸が起こり、気味悪がって誰も所有しようとせず、現在は白岩寺(静岡県島田市)所蔵。この幽霊画が日本特有の「足のない幽霊」の元祖とされているが、これには異説もある。
紫の鏡
20歳になるまでに「ムラサキカガミ」という言葉を覚えていると死んでしまう、又は不幸になるという内容で、1990年代に女子高生を中心に広まった。ちなみに「白い水晶」という言葉を覚えておく事で、紫の鏡の呪いは消えると言われている。
胴体の異様に長い猫
車の下に隠れて見つめる猫が余りにも可愛く、思わず抱き上げると、顔は抱き上げた人物と目が合う位の高さなのに、後ろ足は地面に着いていおり、その間は非常識な長さの胴体で繋がっていた。驚き、慌てて手放すと、その猫はあたかも尺取虫の様だが、猫特有の俊敏な動きで逃げて行った。そして、その場所と言うのが何かの研究機関の敷地外であり、猫はその研究機関から逃げ出した実験動物だったと言われている。続きはPART2.へ


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