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「PASMO」って、最近よく聞くけれど・・・

2007年03月13日 | 鉄道・車・タクシー・バス・飛行機
PASMO(パスモ)とは、株式会社パスモ(旧社名:パスネット・バスICカード株式会社)が発行する鉄道・バスの共通非接触型ICカード乗車券である。PASMOの名称は、株式会社パスモの登録商標である。

加盟する交通事業者は、現在のパスネット及びバス共通カード加盟事業者を中心とした関東地方の事業者の他、山梨県や静岡県の一部にも広がっている。

2006年12月21日に、サービス開始日を2007年3月18日と発表した。

名称の由来
「PASSNET」の「PAS」と、「もっと」の意味を表す「MORE」の頭文字「MO」から名付けられた。また、「パスモ」の「モ」は、パスネットとバス共通カードが合体した「&」を表す助詞の役割も果たし、「電車も、バスも、あれも、これも」利用できる様になるという、拡張性を表す意味の「モ」でもある。


概要
東京を中心とする鉄道のうち、Suicaが導入されていない路線とバスの路線の多くで利用できる予定である。サービスの開始と同時にSuicaとの相互利用も可能になる。またSuicaと同様に電子マネー機能も持つ。これにより特に東京周辺の鉄道・バスの大半が1枚のカードで利用できる事となり、利便性の向上が期待される(鉄道26事業者・バス73事業者/一部は順次導入予定)。

2007年2月現在、大手私鉄・地下鉄を始めとするほとんどの鉄道事業者と駅では、PASMO対応の自動券売機と自動精算機やIC読み取り機を設置した自動改札機及び入金(チャージ)機の導入が進んでいる。自動改札機はICアンテナ部に蓋がされており、まだ使用する事はできないが、一部の事業者でPASMO導入告知ステッカーや広告を貼付している。また、投入口の上に貼付しているパスネットの2枚投入ステッカーも従来より小さなものに貼り替えられている(JRとの連絡改札にある自動改札機ではICアンテナ部が既に新しくなっているものがある)。

路線バスでも、一部の事業者で既に運賃箱の上にICアンテナが取り付けられている他、PASMO導入告知ステッカーを貼付している事業者もある。

PASMOの種類
無記名PASMO - 現行のSuicaと同様の乗車券・電子マネーサービスの提供。誰でも利用可能。但し、再発行ができない。利用者の希望により記名PASMOや小児用PASMOへの変更や定期券情報の追加が可能である。
記名PASMO - 氏名などの個人情報を登録する事で記名人のみが利用可能。無記名PASMOとの違いは、紛失しても再発行ができる事、記名人以外の者が利用できない事である。再発行は、受付はPASMO・Suicaいずれかの事業者のどの駅の窓口でもできるが、受け取りはPASMO事業者の駅窓口に限られる。また、無記名PASMOへの変更は不可能だが、定期券情報を追加する事はできる。
小児用PASMO - 記名PASMOのうち、小児用の運賃を引き去る様に設定したPASMO。Suicaも含め、1人1枚しか発行できない。購入時は小児である事を証明し、係員の許可を得て購入する。有効期限は12歳時点での3月31日までとなり、それを過ぎると大人用の記名PASMOへの変更が必要となる。それ以降も有効な定期券情報がある場合は払い戻しを受けられる。
上記3種類のうち、3月18日にSuicaもMy Suica(記名式Suica)と小児用Suicaが追加で発行される。
PASMO定期券 - 記名PASMOに定期券情報を追加したPASMO。チャージ(入金)すると定期券区間外を利用した分の運賃も自動改札機で自動的に精算する。サービス開始時はSuica導入鉄道事業者との連絡定期券も発売するが、こちらは発売できない種類や区間が存在する。再発行の受付については記名PASMOと同じだが、受け取りは定期券を発行した事業者の駅窓口に限られる。
オートチャージ機能つきPASMO - Pastownカード又は鉄道事業者が発行する対応クレジットカードにひも付けされて発行される専用のPASMOで、チャージ(入金)額が設定額を下回った際にクレジット決済で駅の自動改札機にて自動的にチャージ(入金)される。PASMO定期券としての利用も可能(後述)。なお、VIEW Suicaの様にクレジットカード自体にPASMOが付加されるものではない。

購入方法
PASMOは加盟事業者の主な駅やバスの営業所などで購入できる。PASMO定期券を除く記名PASMOと無記名PASMOの発売額は1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円の6種類ある。発売額にはデポジット500円が含まれており、利用可能額は発売額-500円(発売額1,000円のPASMOの場合、利用可能額は500円)となる。デポジットは運賃や電子マネーの金額に充てる事ができないが、PASMOが不要になった時に返却される。

なお、駅やバス営業所で購入できるPASMOにはオートチャージ機能は付いていない。

使用方法
基本的に、自動改札機の読み取り部やバス料金箱のIC読み取り装置などにタッチするだけで通過する事ができる。

鉄道での利用
鉄道の場合は、入場時はICOCAやPiTaPaなどと同様に初乗り運賃は前引きされずに、出場時に乗車された区間の運賃を一括して差し引く。ただし、ICOCAやPiTaPaなどでは残額が1円でもあれば入場できるが、PASMOでは従来通り初乗り運賃以上の残額がないと入場できない。また、現行のパスネットで適用される連絡割引やJR線と他の鉄道会社線との連絡割引についてもPASMOでも自動的に適用される(但し、重複する場合は値引き額が大きい方のみ適用)。なお、一度に精算出来るのは4社分までである(途中一度も改札を通らない場合は圏内で最大6社までの連続乗車が可能だが、運賃計算上5社以上になる場合は窓口での精算)。また、SuicaについてもPASMOサービス開始時から前述の方法が適用される。

なお、連絡定期券の発売範囲は従来の磁気定期券の発売範囲に加え、多摩都市モノレール・ゆりかもめ・横浜新都市交通(シーサイドライン)との連絡定期券も発売する。途中改札を通らない経路で2枚以上になる場合は従来通り磁気定期券を使用する事になる(磁気券であれば2枚投入が可能な場合もある)。IC定期券の2枚所持又は同時使用は不可能である。定期券のうち、PASMOで発行可能になるのはPASMO加盟事業者間のみのものとPASMO加盟社局とSuica加盟社に跨るものに限られる。また、Suica加盟社のみの定期券をPASMO定期券として発行する事はできない(逆も同様)。

Suicaとの相互利用に関する取扱詳細は首都圏ICカード相互利用サービス参照のこと。

バスでの利用
基本的には、現行のバス共通カードを使う際と変わらない。PASMOではカードを挿入する代わりに読み取り器にタッチする。利用可能なバスには、出入り口に「バス共通カード取扱車」「共通カード取扱車」に代わって「PASMO Suica バス共通カード ご利用いただけます」というステッカーが貼られる予定である(PASMOのみ導入するバス事業者はステッカーが「PASMO Suica ご利用いただけます」となる)。

定期券は一部の事業者で実施される。また、鉄道の様に券面への印字はされない。反面、1枚で鉄道の定期と共有できる、事業者に関係なくSuica・PASMOのいずれにも定期券情報を入れる事ができるなどの特徴がある。

バス利用特典サービス
従来、バス共通カードなどのバスカードでは、回数券として購入額に特典額(プレミアム)が付加された金額分の利用ができたが、PASMOでは新たにポイント還元式の「バス利用特典サービス」の形で特典が付加されることとなった(参照:PASMO概要―パスモプレスリリース)。

従来のバスカードが、購入時点で特典額の付与を受けられたのに対し、PASMOではSFによって支払われた金額に対してバスポイントが付与され、 1,000バスポイント毎に「特典バスチケット」が付与される仕組みとなった。累計ポイント数によって付加される特典額には段階があり、またポイント制を導入する全社共通でポイントの累積・利用ができる。但し、バスポイントは都営バス・都電、東急バス、京王バスをはじめ概ね10円利用につき10ポイント付与であるが、各バス事業者が異なるポイント付与率を定める場合があるほか、バスポイントの累積は1ヶ月間(毎月 1日~末日)のみであり、翌月には未還元ポイントが消去される。このため、1ヶ月あたりの利用額(乗車回数)が少ない場合は、現行のバス共通カードを購入した方が有利となる場合がある。

ただし、都営バスのように一定時間内にバスを乗り継ぐ場合に2台目の利用が割引になる場合があり、その場合にはPASMOを利用したほうが有利である。(但し、現段階でも、都営バス専用の乗り継ぎ割引バスカードは発売されている。)

チャージ(入金)
チャージ(入金)は、鉄道の場合、駅の自動券売機・自動精算機・入金機で1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円の6種類の金額を選んでチャージすることができる。但し、上限金額は20,000円である。また、バスの場合は、乗務員に申し出れば、1,000円単位でチャージすることができるが、残額が10,001円以上ある場合はチャージできない。

電子マネー
当初からSuicaショッピングサービスとの共用がなされ、基本的にはSuicaで使える店舗では利用可能となる。利用開始日はPASMOサービス開始予定日の2007年3月18日となっている(→Suicaショッピングサービスも参照)。

また、パスモ陣営としては小田急電鉄・京浜急行電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東京都交通局・東武鉄道の7社局が電子マネー加盟店の募集及び管理業務を行うとしている。サービス自体は現行のSuicaショッピングサービスとほぼ同様のものが展開されるものと見られる。サービス開始は2007年3月18日からで、PASMOが使える電子マネー加盟店の店舗や自動販売機で順次利用できる様になっている。

PASMOオートチャージサービス
チャージ残高が一定額未満となった場合に、登録したクレジットカードを経由して自動的に一定金額をチャージするサービスである。サービス開始時点では残額が2,000円以下の場合、自動的に3,000円分チャージされる。

利用できるクレジットカードは、JCB、三井住友カード、UFJニコスが発行する「Pastown(パスタウン)カード」と、PASMOに参加する交通事業者系のクレジットカード(後述)のみで、これら以外のクレジットカードは利用できない。PASMO加盟事業者の中には、PASMOのサービス開始に併せてクレジットカード事業に新規参入するケースもある。オートチャージできる場所はPASMO・Suica対応駅の自動改札機となっている。また、本サービスを受けるためにはさらにオートチャージ機能付きのPASMOが必要となる(カード会社に申し込み後に送付される。駅で発売するPASMOではサービスは受けられない)。これは新規申し込み扱いのため、既に所持しているPASMOにオートチャージ機能を追加で設定する事ができない。

オートチャージ機能付きPASMOを入手する場合は、対応クレジットカード会社(後述)に対して、PASMOとクレジットカードの両方を申し込み、郵送にて受け取る(但し、既に対応クレジットカードを持っている場合はPASMOのみを申し込めば良い)。2007年2月3日から申し込み受付を行っており、駅窓口などで申込用紙を入手し、各クレジットカード会社へ請求する。

また、受け取ったオートチャージ機能付きPASMOを駅窓口などに持っていく事で、定期券として使用する事も可能である。

加盟事業者のうち、対応クレジットカードを発行するのは以下の通り(新規予定含む)。

小田急電鉄:「小田急OPクレジットカード」
京王電鉄:「京王パスポートカード」他
京成電鉄:「京成カード」(導入時に新規参入)
京浜急行電鉄:「京急カード」他
相模鉄道:「相鉄カード」(導入時に新規参入)
西武鉄道:「プリンスカード」他(導入に先駆けて参入)
東京急行電鉄:「TOP & カード」他
東京地下鉄:「Tokyo Metro To Me CARD」(導入時に新規参入)
東京都交通局:「新銀行東京カード」(JCB・ニコスVISAのみ。但し、「ビュー・スイカ新銀行東京カード」は不可。)
東武鉄道:「東武カード」
なお、2006年10月1日から先行的に展開しているVIEW Suicaカードでは、サービス対象はVIEW Suicaのみ(クレジットカード自体がSuicaの機能を有するカード)だが、それ単体でサービスを受けられる。一方のPASMO陣営からは「PASMO機能付きクレジットカード」の発行予定は発表されていない。なお、2007年3月8日の日刊工業新聞によると東急が1年後をめどにPASMO機能付のクレジットカードを発行する予定である

一部のクレジットカード発行事業者では、現金専用のポイントカードも発行しているが、このポイントカードでオートチャージ機能付きPASMOを入手する事はできない。

オートチャージ機能付きPASMOは通常の記名PASMO同様に払い戻しが出来るが、支払いカードがPastown(パスタウン)カードの場合は、払い戻しをもって、自動的に解約となる。

導入事業者一覧(予定)
パスネット加盟社局でも導入未定の事業者がある。


鉄道
2007年3月18日予定
伊豆箱根鉄道(大雄山線のみ)
江ノ島電鉄(江ノ電)
小田急電鉄
箱根登山鉄道
京王電鉄
京成電鉄
新京成電鉄
北総鉄道
京浜急行電鉄
埼玉高速鉄道
相模鉄道
首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)
西武鉄道
多摩都市モノレール(多摩モノレール)
東京急行電鉄
東京地下鉄(東京メトロ)
東京都交通局(都営地下鉄・日暮里・舎人ライナー)
東武鉄道
東葉高速鉄道
ゆりかもめ
横浜高速鉄道
横浜市交通局
横浜新都市交通(シーサイドライン)
http://www.pasmo.co.jp/


カードの種類が多すぎて・・・なんとかすべてのカードを一枚にするか、携帯電話で全ての決済をできる様にするかして欲しい。

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