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「ロングテールの法則」を御存知か?

2006年04月27日 | エッセイ・日記・意見
80対20の法則を覆す ロングテールの法則

東洋経済新報社

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出版社 / 著者からの内容紹介
ネット業界で話題の「ロングテール現象」を解説した本邦初の本。「顧客を切り捨てる」マーケティングから「全ての顧客を対象にする」マーケティングへの変貌を克明な取材で紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)
ロングテールの法則とは、従来のマーケティング常識の「80対20の法則」(売上の8割は2割の優良顧客が生み出す)を覆す現象のことだ。ブロードバンド時代には、「売れない8割」すなわち「ロングテール(長い尾)」が、「売れる2割」を超える売上をもたらす。本書では、この法則を応用した、目からウロコのマーケティング戦略を解説する。

内容(「MARC」データベースより)
ブロードバンド時代には「売れない8割」すなわち「ロングテール」が、「売れる2割」を超える売り上げをもたらす! 「売上の8割は2割の優良顧客が生み出す」という従来の常識を覆すマーケティング手法をわかりやすく解説。

カバーの折り返し
「ロングテールの法則」とは、従来のマーケティング常識の「80対20の法則」(売上の8割は2割の優良顧客が生み出す)を覆す現象のことだ。
ブロードバンド時代には、「売れない8割」すなわち「ロングテール(長い尾)」が、「売れる2割」を超える売上をもたらす。
本書では、この法則を応用した、目からウロコのマーケティング戦略を解説する。
(Amazon.の解説より)


ロングテールの起源
ロングテールは最初、オンラインDVDレンタル店の米Netflixやアマゾン.comなどの特定のビジネスモデルを説明するために米Wired誌の記事で同紙編集長であるクリス・アンダーソン (Chris Anderson) によって提唱された。尚、欧米では一般的にキャピタル表記でThe Long Tailと記述されていることが多い。また日本では、ロングテール効果、ロングテール現象、ロングテール論として紹介されることもある。

ロングテールの一般的な意味
ロングテールはオンライン小売店の一つであるアマゾン.comを例に用いるとわかりやすい。一般的に、ある特定の分野における売り上げは、上位の20%が全体の80%を占めるというべき乗の法則(あるいは パレートの法則)に従っているとされている。今までのオフライン小売店では、在庫の制限などで、この上位20%に当たる商品を多く揃えなければならず、その他(80%)は軽視されることが多かった。しかし、アマゾン.comなどのオンライン小売店は在庫や物流にかかるコストが従来の小売店と比べて遥かに少ないので、今まで見過ごされてきたこの80%をビジネス上に組み込むことが可能になり、そこからの売り上げを集積することにより、新たなビジネスモデルを生み出した。そのことを説明する時に使われるのがロングテールである。

ロングテールを語る際にはヘッドとテールという言葉が使われる。厳密に言うと、ロングテールにおけるヘッドとは現存する最も大きな小売店に置いてある商品の集合体(あるいは数)を指し、テールとはそれ以外の商品を集合体として呼ぶ際に使われる。本の分野だと、最も巨大な店舗に置いてある商品の売り上げ上位から下位全てがヘッド部分に属し、それ以外はテールに属しているということになる。これはロングテールがオンライン小売店の特徴的なビジネスモデルを説明するために使われ始めた点と符合する。

しかし、ヘッドはしばしばヒット作や多くの人達が知っている作品、ブログ等を呼ぶ際に使われ、テールはそれ以外を指す際にも使われることがある。またパレートの法則から上位20%をヘッド、下位80%をテールと呼ぶこともあるが、これはそもそもの言葉の定義上必ずしも正確な使用法ではない。しかしロングテールという言葉が普及するにつれ、元々の意味を拡張した解釈がなされており、必ずしもこれらの使い方が不正解とは言えないところである。

ロングテール・ビジネスの分類
それぞれ独立しているわけではなく、組み合わせとして存在している場合も多々ある。

フィルター
テール部分をフィルターして需要と供給のマッチングを助けてくれるサービス。代表的なものがGoogleやYahoo!などの検索エンジン。またdel.icio.us、はてなブックマーク、Flickrなどエンドユーザーがタグ付けを行うことでコンテンツを特徴づけ、最適なコンテンツへ辿り着けやすくするサービスもフィルターの一部に含まれる。

アグリゲーター
テール部分を集積するサービス。代表的なものにアップルコンピューターのiTunes Music Store、アマゾン.com、eBayなどがある。ヘッド部分とテール部分両方を抱えるのが特徴である。

制作ツール
テール部分をヘッド部分と比べて大きくするツールやサービス。各種ブログサービス、音楽制作を簡単にしたアップルコンピューターのGarageBand、ポッドキャスト作成を容易にしたOdeoなどがある。

制作者
上記のツールやサービスの恩恵を受ける形で、今までは需要がなかったコンテンツ制作者のビジネスの可能性の拡大。例えば、広告媒体として今までは考えられていなかった個人運営ブログがGoogleアドセンスにより広告媒体として機能することを可能にした。


インターネットで「物流」が変化し、「企業の利益のあげ方」も変わってきている。

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