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人見知り

2023年04月17日 | エッセイ・日記・意見
昨日、巨大スーパーチェーン店「Costco」川崎店に妻と行って来た。

「Costco」は初めてだっが、駐車場は満車、ショッピングフロアはたくさんの人々で超大混雑。山積みされた商品の間をアメリカ仕様の巨大なカートを押しながら、人混みに流される様に進んだ。

そんな中、僕は吐き気を催し、気分が悪くなってきていた。

「人当たり」した様だ。

僕だけ「Costco」の外に避難。外気に当たって深呼吸。

元々、僕は凄い「人見知り」をする。人が沢山いる場所は苦手。

40年前、U君、S君と共に僕は大阪の「制作部」に配属された。

新人1年目の夏、彦根での「鳥人間コンテスト」の収録に僕たち3人は駆り出された。

灼熱地獄の中、早朝から陽が沈む夕方暗くなるまで収録現場を走り回った。

撤収後、彦根市の居酒屋で「打ち上げ」が行われる。100名以上の参加者。もちろん、「制作部」の上司もいる。

U君、S君、乾杯が終わると早速上司にビールを注ぎに行く。

僕はいちばん末席の座った場所から動けないでいた。

「人見知り」プラス「上司にビールを注ぎに行く自分を想像して、気恥ずかしなる事」、そして「また、それほど親しくなっていない上司とどんな話をしたらいいか分からない事」。

「心配事」だけが次々とアタマの中に浮かぶ。

結果、「鳥人間コンテスト」の「打ち上げ」ではその場を動く事が出来なかった。

僕は「酒乱」だった。2015年に病気をして、酒を断つまでは。

もちろん、良い事では無いのだろうが、「酒の力」を借りないと他人に腹を割って話せない。

だが、一度お酒の場で仲良くなると、「懐く(なつく)」のである。「酒乱」で失敗したケースは数えきれない程。

舞台演出家のG2がうちの会社の1つ後輩だった頃、東梅田の「彦ちゃん」というオカマバーのカウンターに2人で座っている時、言われた事がある。

「(僕は)誰にも嫌われないと思いますよ」

その言葉が褒め言葉なのか、それとも僕の欠点なのか?

「11PM」の先輩ディレクターに言われた言葉。

「お前は一から番組を作り出すのは苦手やけど、人の意見はよく聞き、それを上手く自分の番組に取り込むなぁー。そこがお前のええとこや」

同期のU君はバラエティー番組をやっていて、大物MCと多数の番組スタッフを強い力で仕切っていた。

S君は日本を代表するアニメプロデューサーになった。毎日毎日、いろんな分野の人と飲み歩き、大変広い人脈を持っている。ラジオ番組にもレギュラー出演中。

僕の妻は「人見知り」しない。スーパーの見知らぬお客さんにも突然話しかけ、会話を成立させる。僕から見ると、類稀な才能だ。

ある時、彼女に訊いた。

「突然知らない人に話しかけて、無視されたらショックで立ち直れなくない?」

彼女は全くショックは無いと言う。彼女の「自然体」が話しやすいオーラを出しているのかも知れない。

まあ、性格が反対だから、夫婦として30年以上も上手くいってるのかもしれないけど。

僕の「自分を意識し過ぎる人見知り」は多分直らないだろう。だけど、それも僕の大事な個性。これからも大切に付き合って行こうと思っている。

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