白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

ミニトマト「アイコ」の房取り

2011年07月13日 | トマト

 

愛読するオーストラリアのWEB雑誌に、消費者のトマトの認知度を高めるための「房付きトマトキャンペーン」の話が掲載されていました。収穫直前まで木に付けて置く事で、トマト特有の風味と追熟に依らない完熟の味がセールスポイントですが、何と言っても緑色の軸がトマトの新鮮さを表す最大の効果と言うのです。 

 

ーオーストラリアの房付きトマトのキャンぺーン写真― 

 

日本でも房付きトマトの新品種が発表されて久しいのですが、更なる付加価値が付けられる評価が得られないのか、一般の青果市場では季節性もあって見かけるのも少ないようです。その上、日本のトマトの消費量は欧米程高くなく、市場価額から見ても更なるプレミアム価額は期待出来ない事にあるのかも知れません。

 

―花房を半分にするとアイコの果実は2倍になる!―

最も木で熟した輝くようなトマトの赤色は、高いリコピン量の象徴であり、含まれるビタミン類やミネラル等と共に、その優れた抗酸化作用等、野菜の中でもトップクラスなのは周知の事実であり、その辺の捉え方の違いがキャンペーン活動にもあるようです。

 

―給水量を減らし役目の終わった下葉を切除したアイコ―

実は、今年のミニトマト「アイコ」ですが、房の長大化する成り過ぎを抑える完熟房取りに挑戦してみました。新プランター栽培では、収穫して直ぐに食卓に乗せる食べ方ですが、当家では不評のミニトマト、房付きで少しは趣が変わって食べていただけると期待した訳です。

 

―果房全体が完熟したアイコー

トマトの開花は花房の伸長と共に進んで行きますが、「アイコ」は長期にわたって伸長を続けるので成った果実の大きさも成熟度も元と先では大きく違います。

 

       ―房取りした赤と黄色の「アイコ」―

そこで、花房を適当に切り詰めます。これはぶどう「巨砲」の房作りに似ていて、果実の量を減らすことで実が大きくなり熟度が均一になるのです。

 

―大きさも熟度も揃った「アイコ」 赤と黄色で味も一寸違います!―

 

一方、今年の大玉トマトは、天候不順のせいで実の停まりが悪かった為、形が不揃いであまり大きくなりません。矢張りトマトーンなどホルモン剤が必要のようでした。

 

―チャック果の目立つとまと「おどりこ」-

トマト栽培のコツは、第一花房の順調な実の付き方でその後の成長と実停まりのバランスが取れるようになると言われます。今年は5月下旬に東京を襲った台風崩れの強風で止まった実が吹き飛ばされ、その辺で調子がおかしくなったようです。

 

―変形チャック果の多い収穫した「おどりこ」-

こんなトマトを作って居ては落第です。でも順調に実の停まった2段果房や3段果房はもう一寸よさそうです。

 

―実のしっかり停まった「おどりこ」-

 

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