白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

ー新プランター野菜栽培の勧めー

2011年11月30日 | 容器園芸

今年も残すところ1ケ月となりましたが、プランター栽培で野菜類を作られている方々は、どんな野菜を来春に向けて植え付けをなされましたか。

プランター栽培となると、制約もあってどんな野菜でも作れると言う訳にはいきませんが、冬を越して来春には収穫期を迎える野菜には、ニンニク、さやえんどう、そら豆、春どりキャベツ、赤玉ねぎ等、いろいろあり、関東以南の温暖な地域では、冬の間はあまり手が掛からず、開けて春からの成長が楽しみです。  

 

―2階のベランダ―で作った新プランター栽培の収穫物1式―

とは申しても、プランター用土栽培では、満足できる立派な収穫を上げようと高望みするのは無理とばかりに、限られた葉菜類などを自分なりの育て方で育て、自分流に甘んじて、それなりの結果に満足されている方が多いのでは無いでしょうか。

 

―秋の2階ベランダ―の新プランター栽培野菜―

又、中には、趣味の園芸栽培とは言え、大型の栽培容器や培養土に肥料など、大奮発して多くを散財し、本格的にプランター栽培に取り組み、結果を是非とも出したいと頑張って居られる方も居られるでしょう。

当然、結果を出して少しは採算が取れたらとの思いが在り、大概はその結果に満足できずに、莫迦らしいとばかりに腹を立て、再挑戦を諦めて、折角始めたプランター栽培をやめて仕舞う方も居られるようです。

 

―新プランター栽培で育つニンニクー

実は、野菜類のプランター用土栽培は、結果にこだわらず、意に沿わない結果でも自己満足できる余裕と根気が無いと長くは続けられませんし、一般に、露地圃場栽培には品質も収量でも、とても敵わないのです。

 

―新プランター栽培で収穫したニンニクー

何故でしょうか。多くの方がプランター栽培だから、とても無理と漠然と理解していますが、中々はっきりした答えが出ません。やり方では、立派な結果が出せる‥‥と思っているからでしょうか。

 

実は、前にもブログでも申上げましたが、プランター用土栽培は、利用する培養土の質と量、施肥量や用土の保水力等により、結果(収量)が極端に左右され、管理が大変難しく、露地土壌栽培には敵わないと一概には決められませんが、これと言った適切な栽培管理の決め手を欠く、何処かでの妥協が必要な栽培法と申せます。

 

―収穫期を迎えた新プランター栽培の赤玉ねぎー

先のブログで紹介した、ニュジーランドのMike Nichols博士が言われているように、土壌は理想的な水分、通気、栄養分の組合せを用意するのは容易ではなく、理想的な水分量であれば、通気性が不適当になり勝ちであり、又、理想的な通気性であれば、水分量が制限要因になるの等、その土壌の通気性と保水性の相反する性質を、栽培に適するように管理するのは容易ではないのです。

 

この土壌の持つ性質は、プランター栽培用に配合した培養土であっても同様であり、容器栽培ではその上に、度重なる給水の為に栽培期間が長くなる程、用土は強く固まって通気も水分透過も悪くなり、通気性も保水性も低下して仕舞います。又、用土量が限られるので、養水分の肥料濃度を低く保つ必要があり、適切な肥料の質と量の決め方が難しく、充分な量の肥料が中々与えられません。

 

―新プランター栽培で育つ春キャベツー

その為に、解放空間の圃場栽培と違って、根域の限られる作土の栽培環境下で行われる温室作物栽培では、土壌に替わって、その物理特性がより理想的なロックウールや椰子ガラ、ピートのような特殊な媒体を利用しての高度な通気、通水性を確保し、人為的な灌水方式と組み合わせる養液栽培方式による肥培管理が、高生産性のキーポイントとなり、今や先進国では非土壌栽培が多く採用されるに至ったとMike Nichols博士は言うのです。 

 

実は、本ブログで紹介している「新プランター野菜栽培への誘い」の栽培法も、土壌とは異なる保水性と通気性を常に保持する性質を持つ「新媒体」を利用し、底面給液方式と組み合わせた養液栽培方式で肥培管理する、土壌を離れた標準プランターによる野菜類の栽培法であります。

 

―どんどん大きくなる春の新プランター栽培のスナックえんどうー

この「新媒体」は、二酸化珪素を主成分とする硬質セラミック材です。珪藻土の珪殻由来の細孔が、造粒焼成する事で3次に亘る微小孔隙を形成し、その特に優れた透水性から、法定の土壌通導性改良資材となっているのですが、その性質を利用して狭いプランター内の媒体に、安定した有効態養水分を恒常的に維持できるように構成させたのが、「新プランター野菜栽培」の原理です。

 

狭いプランター内でも安定した有効態養水分を恒常的に維持するように構成させているので、露地土壌栽培以上の肥培管理が可能であり、家庭園芸での容器野菜栽培の新しい栽培分野が開けます。

 

現在のところ、都市住宅のベランダ―やバルコニー等の置き場所、移動持ち運びの容易さを考え、容積12-13Lの標準の園芸プランター(650x260x200)を利用していますが、根域の大きい根菜類を除けば、それで殆どの野菜の栽培が可能です。

 

―7号プラポットで育った春キャベツ、「新媒体」の威力です!-

その特徴は、プランター用土栽培では大変難しい、作物にとって理想的な水分、通気、栄養分の組合せを、土壌に替わって「新媒体」で用意できるようにしている事です。

 

そして、その特色は、非土壌栽培 “Soil Less Cuture”を、ハイドロポニックス(水耕栽培)と命名し、本来土壌の持つ機能を考慮外とした養液栽培法に替わって、「新媒体」の持つ理想的な土壌機能を利用するように構成した養液栽培法にあります。

 

昨日も、近隣のプランター栽培の愛好家の方に、「スナックえんどう」の苗を「新媒体」に植えて、プランター1式をお譲り致しました。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿