白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―新ポット野菜栽培の試み―

2015年04月13日 | 容器園芸

東京の桜は4月に入って早々に散ってしまい、春の園芸シーズン開始の季節到来と思ったのですが、今年も亦、どうやら天候不順の前触れのような寒暖の差の激しい日が続き、先日は東京で雪が舞いました。

こうした季節の替わり目の天候異変、年寄りにとっては事の外応えるのであり、特に体調管理に注意が必要と言われ、外出時などにはそれなりの配慮を心掛けねばと思って居ます。

     

―何時、何処も老人イメージは同じです!-イメージラストより

扨て、今年の新プランター野菜栽培、新ポット野菜栽培を始めたいと申しましたが、今更ポットでの野菜栽培など少しも珍しい事では無く、鉢で作れる野菜となると作れる種類や量も僅かであり 「一体何が育てられるの?」と大方の人は思われるかも知れません。

 もし、そんな風に思われている方が多いのでしたら、申しますが、決して侮っていけません。今や21世紀、家庭野菜園芸も時代と共に進化しているのであり、ネット情報時代ですから、グローバルに園芸新情報が広まる国際化の時代を迎えて居るのです。

 

―スライストマトに乗せたカイワレ大根のマイクログリーンー

其のトレンデイな家庭野菜園芸のジャンルの中で、今広がり始めているが、短期間に簡単に作れて、栄養的にも大変優れて居り、少量だからこそ返って貴重であり、育ててその場で収穫して、毎日の料理に付け合せて様々に楽しめる、大変ナウな 「ミニサラダ野菜」の容器栽培、アメリカから始って今や、世界中で流行りつつあるのです。

近頃、矢鱈と目に付くようになった 「ベビーリーフ」栽培でも無く、かと申して 「カイワレ大根」や「ブロッコリースプラウト」などのような 「発芽野菜」でも無い、今世紀になってアメリカで流行り出した、其の丁度中間的な存在となる 「マイクログリーン」と呼ばれる「幼芽野菜」栽培です。

 

―マイクログリーン、サラダグリーンとも違います!-WebImagesより

此の話、既に先のブログで取り上げて、いろいろと申し上げて見ましたが、日本でのネット上での情報、お目に掛かれるような話は殆どありません。

健康ブームとは言え、日本は先進国の中では平均して野菜摂取量の足りない国とされ 「1日に野菜は350gは必要です!」と言われても、実情はそれ程の関心が示されない国柄と言う事なのでしょうか その「ミニサラダ野菜」の話、興味対象になるには未だ先のようであり、一寸情けなく思われます。

 毎日の食事で摂取する野菜の大切さ、誰もが承知しているようでありながら、肝心な栄養価の点で、そ本質的な理解が足りないと言う事がその背景にあるようです。

 

―ビタミントミネラルのイメージは野菜と果物です!-WebImagesより

言うなれば、野菜に含まれる栄養分は大変微量であって、野菜の大部分は水分であり、それに不足していても、それと思われる自覚症状が直ぐに表れるものでもなく、今では野菜が足りないと思えば替わりに 「やさい缶ジュース」を飲んで補う事もできますし、コンビニで「カットやさいパック」を購入して、350gに足りない野菜の足しも儘可能です。

中には、野菜不足は乾燥粉末の「青汁」でも解消できるぐらいに安直に考えて、常飲されている方が多く居られるのも確かです。

 

―マイクログリーンはそのカラーリングもポイントです!-WebImagesより

そんな事からでしょうか、、一般に「栄養補助食品」、「栄養強化食品」、「サプリメント」などと呼ばれる「いわゆる健康食品」には国が認めた規格基準はなく、その効果が認めれているものではありませんが、2015年度からは、その健康寄与度を示す「うたい文句」が「機能性表示食品」の形で、メーカー責任の届け制で表示できることが解禁になりました。

 其の効果の判断、信じるか信じないかであり、飽くまで購入される消費者の自己責任と言う事になるのであり、提供される情報の受け取る側の認識格差でその商品の商業的成功が左右されるる時代と言う事になるようです。

 永年、趣味とは言え実益を念頭にして、均衡培養液や有機、無機肥料での容器野菜栽培を、いろいろと試みて来ましたが、作物は施肥量の過不足で生育に違いが発生しても、肥料の成分量の違いでそれとはっきり判る、目に見えての過不足障害となる個別現象は、特に微量に必要となる栄養素となると中々見分ける事が出来ません。

 

―配色で映えるマイクログリーンサラダ-WebImagesより

ところが、作物の病虫害の発生の要因の多くが作物の健康状態に深く拘わって居る事がはっきり分かりました。

作物が天候等、様々な栽培環境からのストレス要因や病虫害から身を守る抵抗力、それが如何に作物が健全に生育して、良好な健康状態を保っているかに大いに関係しているのです。

作物のそれを知る手立てと言えば、作物との対話となる施肥応答であり、其の生育状況から最良状態を判断する、毎日の観察が最も大切ですが、作物は肥料の要素欠乏、摂取不全が比較的はっきり出易いのです。

しかし、一般にそれが出てからでは、既に対処は遅く、其の兆候を病虫害と合わせて、如何に早く発見するかが作物栽培では肝腎なポイントとなるのです。

 

―マイクログリーン 多彩な種子ミックスが特徴です!

植物である野菜と動物である人間とでは、其の栄養代謝に基本的な違いがあります。しかし、共に同じ生物であり、保たなければならない健全な生命維持活動、生体の健全度次第で身を守る諸々の抵抗力の差異が生ずる事は同様であり、人でもそれが健康維持の原動力となるのであり、究極的にはその人の寿命の違いとなって現れるのです。

 私達が1日に必要な350gの野菜の栄養価、主たる成分は、含まれるビタミンにミネラルや食物繊維であり、その他にはポリフェノール、カロチノイド、ビタミン様物質、フィトケミカルズ等の多くの有益な機能物質が含まれていると言いますが、何がどれだけ、どの様に共働して作用しているのか、その栄養代謝のメカ二ズム、容易に理解できる程単純な事ではありません。

 それ故に、人にとっての栄養素の大切さは捉え難いのであり、足りないと言うなら 「サプルメント」で補えると思う程度の事で済むとはとても考えられません。

 喩えとしては悪い言い方かも知れませんが、「サプルメント」では作物への施肥と同じような考え方であり、特定の肥料成分を補う化学肥料の使い方そのものであり、独立栄養生物と従属栄養生物との違いでの食の意味、その生体活動を如何ように捉えて然るべきかと常々思っています。

 

―育苗トレーに色分け播種したマイクログリーンー

そんな考え方があっての自らの野菜作りですが、新ポット野菜栽培での 「マイクログリーン」、ミニサラダ野菜作りを始める動機付けともなったのですが、その場で切り取って、生で食するには最適な、非土壌でのクリーンな「幼芽野菜」の新ポット野菜栽培、此の栽培法の新しいメリットになるのでは無いかと期待して居るところです。

 

―ポット栽培のミックスレタスのマイクログリーンです!ー

今欧米で流行っている 「マイクログリーン」、サラダ食材としては提供するには極めて少量であって心もと無いのですが、其処には先ず、料理の付け合せにとして見せる、目で楽しむ色彩の豊かなコンビネーションに、加えての繊細な「デリカシー」があり、元はレストランなどで、潜在危険で利用が敬遠され出した発芽野菜 「スプラウト」に替わって登場したのであり、料理の飾り付けを兼ねて提供される、栄養的にも大変優れている、新しいミニサラダ食材の一種となったのです。

その利用上の最大の難点は、切り取って食卓に載せられるまでの鮮度維持が時間的に限られる事であり、根付きパックで流通させられる「スプラウト」とは、似ているようで似て居ない違いが其処にはあり、それだけにアメリカでは、様々な工夫を凝らした消費地に近い都市近郊の園芸栽培で収益の高い商業的成功を収めていると言われています。

 

―種子はスプラウト用とベビーリーフ用で代用します!-

そんな事ですから、家庭園芸でも簡単に作れる 「マイクログリーン」、育ったポットから 幼芽野菜をキッチンで、はさみで其の儘切り取って利用する楽しいさ、安全で健康的な幼芽野菜のメリットは思えばは測り知れません。

課題は、ベストミックスの配合種子の入手であり、先日、某種子採種場会社から何種類か購入し、早速その種子配合から始めて居ます。

 ブログランキング ブログコミュニティ にほんブログ村

 家庭菜園(プランター菜園) - 花ブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿