あと1週間程で今年も終わり、新しく2016年を迎えるのですが、此の歳になっても来年の課題はと考えるのですから気力はまだ確かです。 新プランター野菜栽培に替わる新ポット栽培、マイクログリーンを中心に、先ずは近隣の方に知って頂く事から大体的に始めます。
それで先のブログでも一寸と申しましたが ポリポットを利用する新しいハイドロポニックスと言うことですから “New Pot Ponics ” 略して“NPP”と命名させて頂きます。
―マイクログリーンの魅力は健康サラダ素材ーWebimagesより
其の“NPP”、お年寄りの方でも気力が有れば、手軽に始められる趣味のミニ野菜園芸ずばりのポット栽培であり、その持つ園芸セラピー効果をはじめ、例えば幼稚園等で採用して頂ければ、子供たちの二十日大根やリーフレタス等を育てて収穫して試食するまでのトータルな実践体験ともなって、今求められている食育学習の一端ともなり、先に紹介したブログ 「幼稚園児の葉レタス水耕栽培」の話と同様に、子供たちの野菜のポット栽培を通しての観察から豊かな感性や情操力を養う意義ある試みの一助となるかと思います。
―自分たちで育てた葉レタスを抱えて歓声を上げる園児―当ブログより
拙宅では現在、イチゴ5品種32鉢、ワケギ12鉢、パセリ実生5鉢、実生ニラ4鉢と2階のベランダ―には小さな5号プラ鉢が50個程ズラリと並んでいますが、其の“NPP”、何と言っても給液の手間が殆ど掛かりませんから横着者にとっては大変な有り難い栽培方式であり、こんな楽なポット栽培は他には有りません。すっかり気に入り自画自賛したくなります。
唯、園芸愛好家にすれば、ハーブ野菜だけに絞っても、忽ち20、30鉢と増えてしまうのでしょうし、一方で簡便さが祟って置き場所探しに苦しむ事に成り兼ねません。
それで求められるのは、最適な栽培品目の播種育苗等、細かい栽培レパートリ―の選択絞り込み、“NPP”の適性栽培のノウハウの蓄積であり、早くも幾つかの課題が見つかって居ます。
其の狙いと言えば、色々な種類の野菜を少しずつ育てられる面白さであり、喩え数量的にはわずかでも、多種類の野菜作りが同時に楽しめるメリットにあり、これぞ野菜園芸の真骨頂でもあります。
―卓上に置いて見たNPP5号鉢のスイートバジル―
栽培スペースが狭くても、それに合わせたような小さな栽培容器の5号ポット、持ち運びが簡単になりますし、日照条件に合わせて上手く移動させるだけで、それなりの成果の出る収穫が期待出来る事です。
喩え僅かなスペースであっても狭い限られた栽培スペースなりにいろいろ工夫する事で、“NPP”だからと言える違った楽しみ方の発見、其処に興味が特にあります。
―ポットで育つサンゴカイワレ大根―Webpagesより
昨近は、ミニチア野菜品種が色々売り出され居り、5号プラ鉢で栽培出来ればこの上無しであり、季節毎で各栽培品目に挑戦するならどれから始めるか楽しみですし、今流行りの機能性野菜と言うなら、栄養的に優れるマイクログリーン栽培が中心となり、取り上げて見る栽培課題は尽きません。
実は昨年の話ですが、タキイ種苗が2014年8月5日から6日に実施した家庭菜園に関するインターネット調査の概要をネット上で見つけました。
其処に有った話、有効回答数は600サンプルと少ないのですが、『現在家庭菜園で野菜を作っている人、過去に経験した事がある人』は48.9%と、約半数の人が「家庭菜園」経験者でした。
そのうち、現在も家庭菜園をしている人は30.7%という結果になり、其の中で 住まい別に見てみると、「所有の一戸建て」では「野菜を作っている」割合が最も高く27.0%となり、「賃貸の一戸建て」(17.9%)でも「野菜を作っている」との回答が多く、一戸建てに住む人ほど、家庭菜園を行っている割合が高い傾向にあることが分かったと有りました。
家庭菜園をしていない理由について聞いてみると、「時間的な余裕がなくなったから」(39.4%)がトップで約4割を占めました。とくに、女性で「時間的な余裕がなくなったから」の比率が43.1%と高く、女性の社会進出や子育てなどで、家庭菜園を行う時間を確保できなくなってきたものと考えられると分析して居ます。
そして「家庭菜園」を始めた理由ですが、過去4年の調査結果と同様に 「自分で食べる野菜を自分でつくることが、おもしろそうだったから」(46.8%)がトップとなり、今回もほぼ半数を占めました。次いで、「家計の節約のためには、(少しでも)自分で野菜を作るのがよいと思ったから」(30.7%)、「安全・安心のためには、(少しでも)手づくりの野菜がよいと思ったから」(29.4%)となり、比率は増加傾向にあるといいます。
一方で、「趣味の一つとして、野菜づくりは適していると思ったから」(18.4%)の比率は、年々低下してきています。趣味としてではなく、野菜の安全性や家計の手助けなどが家庭菜園を始めるきっかけになってきているものと思われます。年代別では、とくに30代で、「家計の節約のためには、(少しでも)自分で野菜を作るのがよいと思ったから」(47.2%)、「野菜づくりは、子どもの教育にもよいと思ったから」(38.9%)が、他の年代に比べて高い比率を示すことから、家族のことを考えて家庭菜園を始めていることが伺えますと分析して居ます。
次に 家庭菜園で作っている(作ったことのある)野菜についてですが、4年連続で「トマト」(76.1%)が第1位となりました。年々、比率は上昇しており、今回は8割に迫る比率を獲得しています。これに続くのは、「キュウリ」(38.6%)、「ナス」(37.2%)の順とあります。
―今年の新プランター栽培で収穫した巨大ブランデーワイントマト969gでした!-
また、『今後、家庭菜園で作りたい野菜』でも、「トマト」が4年連続トップをキープし、49.8%とほぼ半数を占めました。以下は「キュウリ」(28.3%)、「ナス」(27.6%)の順となっています。『現在、家庭菜園で作っている野菜』と上位はほぼ同じであることから、継続して同じ野菜を作りたいという強い傾向が伺えます。
『現在、家庭菜園で作っている野菜』と、『今後、家庭菜園で作りたい野菜』を比較してみると、共に「トマト」が最も高いものの、今後作りたい野菜では5割を割り込みました。逆に、現在作っている野菜よりも今後作りたい野菜の方が高い比率を示した野菜では、「エダマメ」が5ポイント、「ホウレンソウ」が6.8ポイント上回っています。
『家庭菜園の満足度』では、前年と同様に「やや満足している(やや満足していた)」(65.9%)が6割を超えており、次いで「とても満足している(とても満足していた)」(16.4%)の順となっています。今回も圧倒的に満足派が不満派を上回りました。男女差であまり違いは見られませんでしたが、年代別では、60代以上は「とても満足」の比率が最も高い結果となりました。‥‥‥以下略
―順調に伸びるNPP栽培のワケギのポットー
以上の話の中には、プランターやポットでの野菜園芸には触れられていませんが、当然考えられるのが一般圃場の家庭菜園ばかりではなく、ベランダ―やテラスを利用する容器栽培が一部には含まれて居る筈であります。日本の住宅や土地事情からは、都市部での菜園スペースの確保は限られるのが極当然の事であり、ベランダ―やテラスを利用する容器栽培、考慮すべき野菜園芸ジャンルです。
調査結果に有った家庭菜園を始める動機、年代別では、とくに30代で、「家計の節約のためには、(少しでも)自分で野菜を作るのがよいと思ったから」(47.2%)、「野菜づくりは、子どもの教育にもよいと思ったから」(38.9%)が、他の年代に比べて高い比率を示すことから、家族のことを考えて家庭菜園を始めていることが伺えますと分析されている結果から見れば、プランターやポットでの野菜園芸、費用対効果、採算点では先ず対象外と思われているのでしょうか。
もし、実用面では家庭菜園のカテゴリーに入らないと思われているなら、残念至極な話です。
尤も此の主な調査内容:
・好きな野菜・嫌いな野菜
・子どもの好きな野菜・嫌いな野菜
・家庭菜園の経験
・家庭菜園を始めた理由
・栄養価が高い野菜
・機能性野菜の認知や関心度
・今年最も食べた野菜
・「野菜」からイメージする・最も似合うタレント・有名人
以上と言いますから、意識調査であって、園芸技能や栽培法の実態に言及するものでは無いのですが、家庭菜園となれば、其のジャンルに是非加えて頂きたいのが、“NPP”であり、ハーブ野菜栽培に絞って申すなら、費用対効果、採算面でも、若い年代の方からのも賛同して頂けると確信いたします。
―アメリカでは定着しているマイクログリーン栽培―Webimagesより
来年からの此のブログ、”NPPへの誘い”と看板の架け替えに致しましょうか!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます