白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

放って置けトマト品種-スプライト

2013年08月12日 | トマト

「今日も猛暑、熱中症に注意‥‥」とネットニュース上にもある程に、連日の炎暑が東京でも続いています。新プランター栽培のトマトでは、播種が遅れて開花結実が2カ月もずれ込んだミニトマトの「スプライト」と「ちびっこトマト」ですが、日中のベランダーでの温度が40度を超す極暑の毎日に、1日2回の給水にも耐えられず、次々と枯れ上がる始末です。

 

―猛暑の続く今年の日本列島―

ところが、早々と収穫の終わったブラデーワイン、其の極暑の中で、残った上段の青いトマトが、次々と肥大するのに驚きました。末成りとなった、ポンデローサの上段の実はどうかと言えば、全く大きく成らず、連日の暑さで葉はちじれ上がって瀕死の状態です。

 

―イエローブランデーワイン丈夫が取り得―

それがブランデーワインのポテトリーフ、厚みを増した大きな葉はかさかさでも、蒸散量を抑えてか、しっかり極暑に耐えているのにはびっくり、丈夫なポテトリーフの遺伝子の違いと思います。

 

―キャットフェースの391gのピンクブランデーワインー

今年、はじめて作ったエアルームトマトのブランデーワインのレッドとイエロー、放任栽培で大小多くの実がついたのですが、小さくても200グラムの大果種であり、数を減らして上手に成らせば、400-500gの大型トマトの収穫は容易であり、食味も充分満足できる事が分かりました。

 

―キャットフェースの434gのイエローブランデーワインー

来年も自家採取の種でしっかり作る事に決めています。何と言っても露地放任栽培に強いトマトは家庭菜園向きであり、入梅の多湿と30度を有に超える炎暑の夏にも耐えるトマトとなれば貴重です。それに種を毎年買わなくても済むのが何よりです。又、ポンデローサの様な生理障害の「尻腐れ」が同じような養液管理でも発生しない事も分かりました。

 

―今年収穫したピンクブランデーワイントマトー

一方、5月の連休明けに播種したトマトの「ニュービックドワーフ」と「ブラッククリム」ですが、トマトは品種の違いでこんなにも違うのか言う事を改めて経験させられました。

「ニュービックドワーフ」は、播種が遅れた分だけ取り返そうと、しっかり給液したのが失敗で、大変な木ボケを起こして、全くと言って良い程発蕾せず、成った実が6本育てた中で、たったの1つで終わりました。

 

649gの超特大果となったブラック クリムー

それが「ブラッククリム」の方は、しっかり結実して、既に2段果房まで収穫したのですが、連日の暑さと乾燥で、すっかり肥大が停まって仕舞い、青い内からリング状に実割れが起り、着色も遅れて中々色付しないのです。

 

―炎暑でひび割れるブラッククリムー

しかし、此のトマト、食味は良いとは聞いていましたが、成程甘味と酸味がほどほどの評判通りの美味しいトマトであり、生食向きとして合格です。早速、来年向けにと種子の採取を致しました。

 

―収穫した超特大果も混じるブラッククリムー

今年は、全部で7種類のトマトを育てたのですが、初めて挑戦したデターミネイト(ブッシュタイプ)の品種が「スプライト」です。この種類のトマトは有限花序(Definite inflorescence)と呼ばれ、花茎の主軸の先端にまず花房が作られて、次の花はその下方の側面の芽が伸びて花房が作られ次々と花が咲き、一定の高さのブッシュ状となって先端部に付いた複数の果実が肥大する形のトマトです。

 

―典型的なプラムトマトのスプライトーWebPhotoesより

そして、もう一種は、昨年育てたドワーフブッシュトマト、「レジナ」の代りにと、同じドワーフブッシュトマトの「ちびっこトマト」を育てて見ました。

 

―旺盛に茂って花を咲かせるトマトのスプライトー

どちらも種子を入手したのが5月の20日過ぎであり、今年の連日の猛暑で実が付いても成績は芳しくは無かったのですが、唯今年は、2-3L容量の園芸プラ鉢で、テラストマトの鑑賞とサラダの付け合わせに利用する、尤も簡単な養液栽培を廉価で利用できるようにと試験栽培したのであり、其の目的は充分達したと申せます。

 

―収穫したプラムトマトのスプライトー

そのブッシュトマトの「スプライト」ですが、アメリカ生まれのエアルームプラムトマトであり、今人気の高いF1ミニトマトの「アイコに」にそっくりな形をして居て、既に日本でも多くの園芸愛好家が育てているようです。

しかしながら、其の品種特徴や果実の評価等、栽培情報が大変少なく、こんな丈夫で作り易いトマトがある事を知らないのか、一部の愛好家の間で、「知る人ぞ知るトマト」と、なって居るかのどちらかでしょう。

 

―スプライトは実付きの良い多産系トマトー

それで、先ず申し上げるのですが、このきれいなプラムタイプのトマトの味ですが、真っ赤に熟しても果肉が堅く、種もゼリー部分も大変少ないミニトマトであり、酸味は殆ど無いのですが、甘味は充分あり、何と言ってもそのパリパリとした食感であり、堅い皮の部分が口の中に殆ど残りません。スライスにしてサラダ野菜と混ぜたり、付け合わせにしたりするのに最適なミニトマトです。

 

ブッシュトマトは放って置け栽培に向いているーWebPhotoesより

作って見れば分かりますが、人に依っては、これは「アイコ」より上と言うかも知れません。何分多産系であり、それに何よりなのは、植えっ放しで適当に水と肥やしを少々与えて置けば、勝手に成ってくれる、まさに「放って置けトマト」である事です。

 

―鉢植えのちびっこトマトー

しかし、此のブッシュトマト、丁度アスパラガスの大株のように大きく広がり、標準プランターでの3本仕立ては無理であり、7-8号のプラ鉢では、一寸風が吹いても鉢毎転げ廻る始末には困りました。

 

―収穫したちびっこトマト、味は悪く無い!―

しかし、果実の何よりの特徴は、真っ赤に色付いても中はパリパリとした堅い果肉であり、冷蔵庫の野菜室に貯蔵すれば、1-2カ月は殆ど軟化さずに食べられるサラダ食材に成る事です。

来春は、自家採取した種子で育てたスプライトトマトの苗を、近隣の方にもお分けしたいと思って居ます。

 

―百円ショップのプラ鉢で育つ養液栽培ちびっこトマトー

一方ちびっこトマトの方は、予定通りに来春は廉価なミニ養液栽培セットを作り、要望があれば近隣の方に実費頒布致します。

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