2階のベランダ―で作る新プランター栽培の大玉トマトが収穫期となって次々と取れるのですが、食べ切れずに冷蔵庫の野菜室が満杯となって有り余る状態に閉口して居ます。
「何とまあーっ‥」と思われるでしょうが、毎年の事であり、収穫したトマトで冷蔵庫の野菜室のスペース忽ち無くなり、あちこちに配って居るのですが、二度、三度と持って行くのも憚れて、有り余るトマトの収穫が悩みの種?でして 好きで何種類も作るとその消費がこれ亦、問題と言う事であり、当家ではトマトの作り過ぎが厄介な事に成って居ます。
その上、過熟やヒビ割れで摂り残したトマトには「カナブン」、コガネムシが何匹も、何匹も取り付いて摂食中であり、これ亦取って退治するのも大事です
―収穫した、ブラッククリム、ブラデーワイン、ニュービックドワーフー
何故そんな事に成るかと思われるでしょうが、雨除けもしない、二階のベランダ―の露天トマト栽培、この時期の多い降雨と晴れれば強い日照は大変トマトに厳しく、収穫期のトマトの実割れや日焼け、加えて多湿による割れ目からの腐敗等、其処に小ハエも発生し、形が崩れて傷んだトマトや器量の悪いトマトが多くなり、取って捨てるのが遅れて取り残されて仕舞うからです。
―ニュービックドワーフの完熟果―
生産農家でも、多分そのようなトマトの収穫期の不良果の処分には苦労されていると思いますが、何しろ「待った!」の効かない傷みやすい収穫期のトマト、その完熟を待って良品を求めるから猶更であり、家人には 「趣味とは言え、トマトの作り過ぎッ」と批判される始末です。
趣味で始めた新プランタートマト栽培、10年を当に超えましたが、そろそろ辞める潮時かと思って仕舞います。
―典型的な黒トマト、ブラッククリムー
先ず課題は、栽培する品種を絞ってプランターの数を減らす事であり、始めたばかりのアメリカから入って来たエアルームトマト、其の結論を出すのは未だ早いですが、先ず、黒トマトの「ブラッククリム」と果尻の醜い黄色トマトの「ブランデーワインイエロー」は、香味、食味に優れる訳でなく、今後は作らない事に決めました。
―462gもある大玉のブランデーワインイエロー
次に日本のエアルームトマトの「ポンデローサ」、菜園での土壌栽培では殆ど問題ないのですが、乾湿の激しくなる新プランター栽培では、尻腐れ果が出易く、特に昨近の異常気象となると温度条件も加わって益々その傾向が強くなり、残念ではありますがドロップ候補に揚げました。
それで残る大玉トマトでは 「ブランデーワインピンク」と「ニュービックドワーフ」の2種となるのですが、作り易さ、丈夫さ、実付きの良さ、形の良さ、比べての食味の良さ、酸味、甘味、香味のバランスで確かに優れているのが 「ブランデーワインピンク」であり、これは新プランター栽培の本命トマト品種として是非残したいと思って居ます。
ー1房に大玉6個も付いたブランデーワインピンクー
片や「ニュービックドワーフ」ですが、成程、矮性種である背丈が伸びない縮葉のコンパクトな姿は素晴らしいのですが、施肥管理に一寸難があり、特にトマトの適性温度範囲に大変敏感で、温度が高いと多肥では栄養成長が著しくなって実付きが悪く、低温での花芽分化が思わしく無く、其の癖がどうやら観察出来ました。
このトマト、東京のトマト栽培に最適な平均的な温度と日照の時期となる、5月15日から6月15日の間の約1カ月間で、上手く三、四段花房まで、開花結実させないと不作になると判断致します。
―大玉が低い位置に成るニュービックドワーフー
何しろトマトの開花結実で最も大切な要件は、日照と適性な温度範囲で有り、トマト栽培の基本のおさらいとなりますが、13度以下の低温、32℃以上の高温に逢うと花が咲いても実は停まりません。
最適な生育の温度範囲は21℃から28℃と言われ、昼夜の温度差が5℃以上有る事が好ましいとされて居ます。
普通のトマトの花房は順調に花芽分化すれば、本葉3枚毎に花房が開花するのですが、其の時間差、タイミングが約1週間毎であり、東京の気候条件では、5月中旬から6月の中旬までの4週間が日照もあって、温度でも丁度良い時期であり、東京での新プランター栽培、それで4段花房まで順調に実が付けば、その後の良し悪し全てが決まります。
-395gあった黒トマト、ブラッククリムー
今年の其の時期の異常な天候、思い返せば5月末から3日も続いた30℃以上となった高温に、早くも梅雨入りして、1週間も続いた雨天の日照不足、季節の野菜が季節通りに育たない、野菜の市場価額が高騰する異常気象であり、それが毎年常態化するようになって来ました。
今が今年の露地栽培のトマトの収穫期ですが、家庭菜園等でトマト作りをされて居る方々の成績は如何でしょうか。そんな影響の結果が余り出ないのが露地土壌栽培のトマト作りの良さかも知れませんが、良くも悪くもないでは評価の対象外と言う事にも成り兼ねません。
-3段まで収穫期となったブランデーワインピンクー
尚、今年のミニトマトのポット栽培で気付いたのですが、アメリカからのブッシュタイプのエアルームプラムトマトで 「アイコ」にそっくりな「スプライト」、脇芽を剪定して主軸仕立てにすると、素晴らしいトマトに仕上がる事が分かりました。
―エアルームトマト スプライトー、
此の抜群に甘味に優れる美味しいトマトの「スプライト」、来期は苗を多く作って主軸仕立てのミニトマトとして新プランター栽培で推奨しようと思って居ます。
スプライトトマトについて調べていたらたどり着きました
このニュービッグドワーフトマトという品種は最大でどのくらいの高さになるのでしょうか?私はローマVFとマウンテンゴールドとスプライトを地植え栽培しているのですが、この3種のように花房が葉が2つ出るたびに展開するのでしょうか?
花房の分化ですが、そこが問題で、栽培条件、気象条件に敏感で、中々うまく花芽分化してくれません。
特に大切なのが、適切な施肥と日照量と温度のようです。
回答有難う御座いました
あの後ニュービッグドワーフの事が気になったため再び書き込みいたします。
私の持っているエアルームトマトの種子とニュービッグドワーフの種子を交換していただけないでしょうか?
現在、採種して発酵中で、発送は2ー3週間後に成ります。
送付先再度ご連絡下い。それで代わりに交換して頂ける種子の事ですが、どんな品種名でございますか?