今年は遠くにいる次男も帰ってきて、家族4人でささやかな新年を迎えました。 でもその次男は午前中に墓参りをして戻っていきました。
そんなことにはお構いなく、自然は悠然と悠久の歴史を人知れず刻んでいます。 きょうは、きのう居ないと書いたからでしょうか、オシドリ?がいました。
でも残念ながら私ではなく、ランニング中の若者が下流の方から走ってきたために、オシドリは飛び去ってしまいました。 その瞬間の写真は撮れましたが。
きのうきょうと日中の気温は上がりません。 でも風がないのでささほど寒くは感じません。河原の雪も余り消えてはいませんでした。
分流の水溜りの氷は例によっていろいろな模様を醸し出しています。
インカ帝国の巨大絵画、巨大文様のようにも感じます。
霜柱も氷に負けじと雪を頂いて起立しています。
気圧の等高線に近いと言ったらいいのかな。
雪の芸術作品も変わり果てていました。
そうそう大晦日のNHK教育テレビを見ましたか? 年末恒例の第九合唱付きを演奏していました。 指揮者はフランス人というのでどういう指演奏をするのか、とっても楽しみがあったのですが、やはり予想通りでした。
フランソワ・グザヴィエ・ロトという指揮者です。 演奏はNHK交響楽団で、合唱は国立音楽大学の学生です。 ソプラノは安藤赴美子、アルトは山下牧子、テノールが福井 敬でバリトンは甲斐栄次郎。
合唱団の並び方はこれまたいつもと変わっていて、男性陣を真ん中に取り込んで、左右と中央奥を女性陣が取り囲むというもの。
演奏と合唱は2011年のズービン・メータ指揮のときと同じで、テノールの福井さんも同じでした。 でも当然と言えば当然なのですが、指揮者が代わればこう変わるかと、驚きかつ感心しながら年末の夜を過ごさせていただきました。
フランソワさんは指揮棒を持たず、楽譜を左手でめくりながらの演奏指揮。両腕、両手、両の指を駆使しての指揮にこういう指揮もあるのか、こういう指揮なら割と歌いやすいななんて思ったりもしました。
音楽自体は軽快で、余韻をあまり残さないような演奏、いわば淡々と楽譜通りに演奏していくという感じといったらいいのでしょうか。 個人的にはやはり重厚な余韻のある演奏の方が好きですね。