去年の12月の新聞(だったと思いますが、)で、「西国三十三所 宮城で『出開帳』」という記事が朝日新聞に掲載されていまして、それを切り抜いてテーブルの上に置いておいたのですが、きょうの新聞で「本尊や秘仏など 復興祈る出開帳」という記事が出て、その記事を読んだ結果、行ってみることにしました。
場所は宮城県の施設「グランディ 21」です。ここは去年3月11日の大震災で犠牲となった県民の遺体を安置していた場所でもあります。 その意味では丁度いい場所だったと言えるのでしょうか。
『観音様は生者の願いを聞き、死者を極楽に導く。御軸とともに現地に行こうと全寺一致で決めた』(実行委員長:中山寺派管長)今回の目的。
「出開帳」とは、本尊や秘仏を安置する寺院以外で公開することです。
つまり、西国三十三所の寺院の御軸が、グランディ21に集合し、一箇所で三十三所の寺院を巡ることができるということです。
私は午後1時過ぎに会場に入りました。
中山寺の管長が中心となって勤行が行われていました。
私としてはやはり仏教、お釈迦様の教えの方が馴染みます。 下の写真は三十三所の本尊の仏画一覧です。
勤行のときに僧侶により撒かれたものです。3人分いただきました。
これは「納め札」です。 40枚つづりとなっていました。これを1枚、1枚仏様にお供えしながら、三十三番まで巡るわけです。
「御軸」はあした以降順次ご紹介いたします。 写真撮影はだめかなと思っていたらOKとのことでした。
下の写真は長谷寺の御軸、大仏画です。 縦14メートル、横6.5メートルもある巨大なものです。