こんな嬉しいこともあるのですね。こんなありがたいこともあるのですね。こんなにも気を使っていただいて、感謝あるのみ、ただただ感謝です。
前に「川辺川を守りたい女性たちの会」から震災お見舞いの電話を頂いたことはお知らせしました。
以前カンパをしたとはいえ、大した額ではないし、遠く離れた仙台のことなんか覚えていないだろうと思っていたところ、3月11日のM9.0の巨大地震、津波の惨状を見たのでしょうか、何度も電話を掛けてくれたらしく、1週間後くらいに電話が通じたことを。熊本からの電話?と聞いて、一体誰からだろうと考えても思いつかなかったのですが、それが「川辺川を守りたい女性たちの会」からの電話だったのです。
2,3日後にお礼のハガキを差し上げました。
そしたら、今日写真のものが送られてきました。
左から、カイロ、球磨川の青のり、そして鮎ちくわ、です。びっくりしました。驚きました。ここまでしていただくとは・・・。感謝と恐縮のいたり。
「球磨川の青のり」です。みなさんは知っていましたか、球磨川で青のりが採れることを。私は全く知りませんでした。球磨川といえば、”鮎”それも”巨鮎”です、そのイメージしかなかったのですが、青のりも採れるのです。このブログをご覧のみなさんも覚えておいてください。
添書によると、上流の「荒瀬ダム」のゲートが1年前に開いたお陰で、美しい清流が戻ってきて、その結果素晴らしい青のりが採れるようになったそうです。漁師も悲鳴を上げるほど、順調に育っているとか。カヌーイストの野田知佑さんは”四万十川を上回った”といっているそうです。
レシピもついてきました。青のりの利用法としては、1)チリメンジャコの青のりふわっと和え、2)竹輪の青のり揚げ、3)チリメンジャコの青のりボール揚げ、4)青のり入りかき揚げ、5)麩とシイタケの卵とじ、6)青のりご飯、が写真入りで紹介されています。ちなみに漁師のお勧めは『青のりご飯』だそうです。
ご注文等は、【やつしろ川漁師組合 代表;毛利正二】までどうぞ。
〒866-0896 八代市日置町3838-3
電話 090-8834-1533 mouri.sy@sepia.plala.or.jp
そして、球磨川といえば何といっても”鮎”です。その鮎を使った贅沢なちくわ、その名も『鮎ちくわ』です。八代の(八代といえば、八代亜紀の出身地です)ちくわ製造業の人が、尺アユトラストの趣旨に賛同してつくったものです。原材料はスケトウダラとアユです。ほんのりと鮎の香りがして評判は上々とのことですが、夜早速食べてみました。一般に売られているちくわより歯ごたえもよく、肉厚でうまかったです。
鮎ちくわは、株式会社 おにさか 本店
八代市清水町1-8 電話;0965-32-3517 でお求めください。
お陰さまで余震もかなりおさまってきたようです。まだまだ安心はできませんが。今日は休みだったので、そろそろ書籍等が流通し始めたということもあり、仙台駅前の大型書店目指して自転車(電動です)で出かました。風もなくとっても暖かくて、さすがの私もコートは不要でした。
しかし、目当ての大型書店は、ビルの6階と7階にあるのですが、ビル自体が出入り禁止となっていました。よく見るとビルの壁面に亀裂が走っているし、壁が崩れたりもしています。古くなったビルなので、M9.0の巨大地震には耐えられなかったようです。
でも思い出すと、このビルにはかって地元の大型スーパーが入っていました。1978年、33年前宮城県沖地震のとき、夕方に発生したこともあり、たちまち食料や飲み水にこと欠くようになったのですが、このスーパーは太っ腹で、翌日からでしたか、ただで食べ物を配ったということを記憶しています。その頃は売上も利益も順調だったのですね、その後中央資本に敗れてしまいましたが。
では同じ系列の本屋が入っている斜め向いのビルはどうかと行ってみました。信号待ちのときそのビルの壁をみたら、横に大きく亀裂が走っています。2階部分のぺデストリアンデッキとの接続部分が大きく盛り上がっていました。6階の本屋へ。営業はやっていましたが、まだ完全には復旧していませんでした。棚から落ちた本は全て元のとおりに陳列されてはおらず、一部の本棚は立ち入り禁止となっていました。
そして、NHK関係の語学雑誌は4月号が並んでいましたが、釣り関係の雑誌は最新号は未入荷のようでした。
帰りビルの壁等を見ながら帰ったのですが、結構亀裂が走っていたり、部分的に立ち入り禁止となっていたり、ビルの壁にフェンスが貼られていたり、建設業者らしき人たちが打ち合わせをしていたり、明日で丸4週間が経つのですが、まだまだ被害は広がるのでしょうか。津波ばかりでなく、地震本体でも痛めつけられているのが分かります。
あの長い長い激震だけはもう二度と経験したくはありません。