鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

ありがたいことです。

2011-03-21 20:20:48 | お知らせ

 今日は春分の日。お彼岸の中日です。いつもなら街中はお墓参りの人々で賑わうのですが、今年は異常も異常です。

 午前中市内のお寺に行ったのですが、途中の道の空いていること、空いていること。驚くばかりです。道行く人も少なく、車が渋滞しているかのように見えるのは、ガソリンスタンドでの給油を待つため。GSにある一角をグルッと取り囲むようにして並んでいます。そんなにして何時間も待って、どれだけ入れてくれるのか。満タンにはしてくれないでしょう。少しずつ多くの人にという考えで給油するでしょう。

 何かゴーストタウンみたい。全く街に活気がない。意気消沈している。ガソリンが、灯油が手に入りにくくなっているから、街の商店から商品が少なくなっているから。デパートもスーパーもコンビにも時間を区切っての開店。品物がなくなれば閉店。そのために生協やスーパーには朝から長蛇の列。皆おとなしく静かに待っています、立ち続けています。

 お寺も例年なら駐車するのにも大変なのに、我々が行った時は車は3台のみ。びっくりです。それにしても少ない。花が供えられているお墓もほんのわずかです。線香の匂いも、煙もほとんどありません。こんなお墓参りは初めてです。異様です。おまけに数百年も続いている木造の本堂の屋根瓦も大分落ちていました。とっても大きい本堂で、屋根瓦は何千枚あるのでしょうか。あとで檀家同士で負担しあうことになるのでしょう。

 今日は休みの日で、午前中墓参り、その後職場に顔を出すつもりでした。昨日の午後から給水の人が大分少なくなりましたが、今日もそうなっているのかどうか心配でした。昼を挟んで行って見ましたが、三々五々水汲みに来るだけで、心配は雨だけでした。そういう状況を見届けて帰宅しました。

 ほとんど手付かずだった自分の身の回りの整理、崩れ落ちたままの本や書類、新聞の切り抜きの整理整頓というか、この際今度こそは極力捨てるという考えで整理しようとマジに思っています。そしたら、珍しいものが出てきました。珍しいなんていったら失礼に当たるかもしれませんが、それは明日以降に紹介します。

 今日の午後ですが電話が来ました。妻が出て私に代わりました。どこからの何の電話だと思いますか。何と熊本県からでした。驚きました、熊本には知っている人はいないはずなのに。そしたら「川辺川を守りたい女性たちの会」の人からの電話でした。東北関東大地震のニュースを見て、東北からも数人の支援者がいるということで、調べて電話してくれたのです。ビックリすると同時に嬉しかったですね。はるばる九州から仙台の一個人の安否を心配してくれている、そう思うと本当に嬉しいです。やはり日本全国の人が東北のことを気に掛けていてくれるのだなと改めて思い。心からありがたく、深く感謝します。

 この前は伊丹市の会社員時代の先輩から電話が掛かってきました。ようやく繋がったとホッとして、あの津波の映像を何度も何度もみて心配で心配でたまらなかったと。今、なるべく車に乗らないようにしている、ガソリンの消費を抑えているとまで言ってくれました。やはり周りの人たちみんなが心配してくれています。

 岡山県の友人からは困ったことは何でも言ってくれ、欲しいものがあれば送るからとのありがたいメールをいただきました。

 また東京の岡野釣具店からもメールがすぐにきて、いろいろと心配してくれました。お得意様?だったからとしても、商売だからとしてもありがたいことです。

 関東地方にすむ友人知人からもメールや電話をいただきました。

 本当に全国の人たちが心配してくれているということが分かり、感激すると同時に宮城県民の一人として、みちのく人の一人として復興に立ちあがらなければならないと改めて思った次第です。

 宮城県人は負けません。藩祖政宗が何度も窮地を、死地を乗り越えて、大藩をつくりました。必ずや見事に復興してみせることでしょう、みせます。

コメント (2)
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