鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

第九 結団式ほか

2010-08-02 21:12:34 | お知らせ

 昨日夜6時30分から仙フィルと第九を歌う合唱団の結団式がありました。初心者コースと経験者コースの人たちが集まり、これから12月23日の本番、及びその前の仙クラの10月3日のセミ本番?に向けて、いよいよ本格的に動き出すということです。

 男女4つのパートで総勢130人。そのうちテノールは20人、バスは17人となっていました。一気に人数が増えて、心細さが少なくなりました。気が楽になりました。しかも、経験者が多いということで、頼もしい人たちが勢ぞろいしたということになり、今後の練習も楽しみとなりましたが、また、逆に置いていかれないように十分心して練習に臨まなければついていけないなとも思いました。12月の本番では、我々の他に東北大学と常磐木学園高校の合唱部の有志も加わるそうです。

 結団式の後、例によってボイストレーナーによる発声練習です。体全体の軽い体操?や顔の筋肉を柔らかくする口や顎や舌、目の動きの練習があります。それからハミングによる発声練習、「ま」や「あ」での半音ずつ高くなったり低くなったりする練習、「うおあえい」での練習等いろんなことが30分にわたり行われます。

 私にとっては、この30分の発声練習がある意味一番楽しいといえます。いままで経験したことのないことですので、しかもお陰で高音域が広がった感じがするし、喉もかすれたり、痛くなったり、いがらっぽくなったりすることもなくなりました。発声の方も少しはよくなっているということで、個人的にはとっても嬉しく思っています。1週間に5回以上の30分の練習で団費は3,500円、これだけでもありがたいと思うようになっています。

 その後男女別に分かれて(場所も)の練習がありました。10月3日の「仙クラ」の最終公演に出ることになっているのですが、そのときに歌うのは「第4楽章」のほかに、エルガー作曲の”威風堂々”の最初の練習もありました。去年も歌っているようで、ほとんどの人は知っているし、歌った経験を持っていて、全く初めて歌うのは私くらいでした。

 でも曲を聴いて、これはどこかで聞いたことがある曲だ、歌だと思いました。このメロディ、聞く人々に自信を与えるような曲なのですね。”大きな夢を持って真直ぐに生きていこう”というメッセージを発している歌です。「第4楽章」の歌と比べると高低差がなくて、とっても歌いやすい歌です。

 ほかに、これからはドイツ語を本格的に発音できるように、ドイツ人がしゃべるドイツ語に近づけるように、シラーの詩の発音練習です。初心者コースの今までも、きちんとそれなりに発音もうるさく言われていたと思うのですが、さらに厳しく発音をマスターしていこうということらしいです。でもなあ、詩をドイツ語で読むのと、歌をドイツ語で歌うというのはそのまま正比例はしないと思います(思ってはいけないのかもしれないけど)。メロディ、緩急のスピード、激しい高低、これらが複雑に組み合わされている第4楽章は、発音のとおりに歌っていると遅れてしまいます。きちんと発音しながらも音楽についていく、ここが難しいところです。

 男女別の練習が終わってから再度全員が集まり、第4楽章の復習です。238小節から762小節まで全員で歌いましたが、いやあ凄かった、迫力があります。こんなにも圧倒的な声量で歌うのです。一人一人の声は大したことなくても、130人が集まればすごい音量となります。テノールも20人と一気に増えましたし、しかも経験者が多いので声は出る、音はしっかりしているということで、不思議なことに私自身も負けまいとしてか?自ずと声も出るし、嬉しくなり元気になって歌ってしまうのです。上手い人に引っ張られるということなのでしょうか。やはり下手な人間は一番前にいるべきですね。脇や後ろから聞こえてくる声(音)に合わせて声を出す。これが合唱のいいところなのかも。

 ただ、みなさん上手い人たちばかり、ド素人は取り残されないように必死に喰らいついて行かなければなりません。かなり厳しさ、真剣さを感じました。いいところの養分を、栄養素を吸収して身につけ、少しでもいい演奏が出来ればいいなと思っています。

コメント (2)
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