昨日はそれなりに去りゆく夏のアユ釣りを楽しませて貰いました。はやり、諦めずに粘って、絶対掛かるという信念を持って竿を出すことが必要なのでしょうか。
昨日の続きで、いろいろな人等に会いましたので、それをお知らせしようかと思います。 嫌な顔をしないでお付き合い願います。
平日のためか午前中は釣り人は私以外はゼロ。昼前後から釣り人が増えてきて、友釣りやコロガシの釣り人7、8人となりました。それに散歩中の人もp加わります。
① 午前中のことです。瀬を釣り下るにつれて歌が聞こえます。もちろん伴奏はありません。独唱です。民謡のようです、とっても張りのあるいい声をしています。もしかしてヒマなときには最上川に来てストレスを解消するとともに、喉を訓練していたのかもしれません。 最上川舟歌ではないようです。でも、最上川の下流域での舟下りの船頭さんの歌を聴きながらのアユ釣りを思い出しながら、釣り下っていきました。
② 釣り人その1: お昼近くになって山形ナンバーのデリカがやって来ました。友釣り師です。背の高いほっそりとした人です。お昼を食べながらポツポツと話をしましたが、彼は瀬には入らず、私がいつもスタートにしている瀬の上流域に入りました。 私は下流域の瀬のみを狙います。時々上流を見るのですが、ほとんど動きません。何と我慢強いのだろうと感心しながら時々見上げていました。左岸ヘチから流芯の手前付近にオトリを止めているようです。 あとで聞いたら、それでも2匹掛かったそうです。
③ 散歩する人: 日に焼けた地元の人が川を見に来ました。話をすると、昨日はもっと水量があり、瀬の下流域では結構釣れたというのです。とくに引船として船の形をした長い引き船を持っている人がよく掛けていたということです。 今日は、ここよりも下流の高瀬大橋のところもあまりかかってはいないということです。
④ 釣り人その2: 午後になって③の人らしき人が川にやって来ました。三角錐の編み笠を被り、ベストの裏には大きなアユの絵が描かれており、その竿は正に那珂川の諏合正一ばりの強竿、元竿に籐で補強している。半纏を着ていればまさに諏合正一です。 彼は私の下流におもむろに入りました。流れの筋としては私の竿と同じようなところです。 こちらは全く当りがないのに、何となんとナント15分くらいの間に2匹も掛けたのです。しかも、タモにキャッチするのではなく、那珂川抜きというのでしょうか、九頭竜返しというべきか、ツバメ返し?その場から一歩も動かずに溜めて、引き抜き、釣り人の上流側に落とします。それからおもむろに掛かりアユを回収するわけです。 何で彼にばかり掛かってこちらには掛からないのだ!!羨ましさ、悔しさ、情けなさ、腹立たしさといろいろな感情が湧き起こりながら、見ていました。 とくに2匹目のときは、本当になかなか掛かりアユが浮かんでこなくて、かなりの時間を費やして後方に飛ばしていました。
⑤地元の組合員: 午後2時過ぎか、釣りの準備をした地元の人から「どうだ?」ときかれました。1時間、いや45分くらいで1匹かなと答えました。そしたら、瀬の右岸の減水すると分流みたいになるところにはアユが一杯いるという。とくに夕方がいいというので、何時頃かと聞いたら。午後5時から6時ころが一番釣れるとのこと。 その後姿が見えなくなったので、どうしたのかと思っていたら、何と川の右岸の水上に出ている岩のところに行っていました。そしてその背にはナントなんと何と投網が・・・・・・。下の写真です。平べったい岩盤底と恐竜の背の突起物みたいな岩が出ているところの間に投網を投げていました。ここは投網はOKだったか??コロガシをしていた地元の人に聞いたら、彼は組合員であること、かれが投網をしているのだから投網しようはOKなのだろうとのこと。そこで友釣り用のオトリ分を捕るらしい。 手前の急瀬・荒瀬では投網は打たないとのこと。 せめて投網はやめてもらいたいものです。
⑥オニヤンマ: やりました、久し振り。竿にオニヤンマが停まりました。竿から後ずさりして、とうとう私の右手にまでやって来ました。親指にとまってジッとしているのです。小さいオニヤンマでしたが、指にまで停まったのは初めてか? 左手で捕まえてやろうかと思いましたが、見事に逃げられました。 オニヤンマは毎年1匹以上は見るのですが、同じヤンマでもギンヤンマはここ何年も見たことがありません。シオカラトンボもそうです。