昨日からやっと仙台にも夏がやってきました。そうです、夏です。立秋になってから夏がやってきました。昨日今日と休みなので、昨日川に入りたかったけど、お盆だし、墓参りに行ってきたし、殺生はやめておこうと我慢しました。
もともと子どもの頃は、親からお盆期間中は釣り禁止を申し渡されていました。そして、忠実に守っていました。大人になってからその禁を破りました。
そして今日は昨日以上に夏らしい夏だったので、午後から川に入ることにしました。
一枚目の写真の左に見える小島の手前から左岸に入り、釣り下りました。 どうです、いい川相でしょう!!笹にごり、水位は平水よりちょっと多いくらいですが、何の影響もありません。 コケも飛んでいません。あんなに増水、濁流となったのに川底は健在でした。 恐るべし!!広瀬川!!
水温は24度。当然ウエットタイツ着用。川に入っているからか、汗は全くかきませんでした。もちろん全く寒くはなかったです。いろいろ動き回ったし、照り返しもあるし。そうか、風が強かったからか。竿を持っているのが大変でした。川上からの風。
そうそう川上からは二人乗りのカヌーも滑ってきました。
タックルは、竿はオリンピックの「インテグラ鮎引抜急瀬90」、水中糸は例によってナイロンの0.3号。おもりも背バリも使っていません。楽です、ノーマル仕掛けは。
上の写真の1枚目から3枚目にかけて釣り下り、10匹掛けました。意外でした。最初は無理だろうと思っていたのですが、川に入ってみて石のコケが腐っていない、新しいハミ跡があるということで、これはいけるかもと考えが変わりました。 でも。心配はオトリアユです。小さすぎます、掛かり鮎に対して。これまでは何とか掛かってくれたけど、いつまでもそうはいかないような気がしました。
そのためでしょうか、12時にオトリを泳がせましたが、掛かりません。いつもは5分前後で1匹が掛かっていたのですが。でも10分ごに待望の当り。風に抵抗を受けながら、慎重に左岸よりに寄せて引き抜きました。 よし、これで入れ掛りや! と思ったけど後が続きません。2匹目はその15分後。
そんな感じで掛かり、2時間半で10匹のキープ。本当は14匹になるはず。1匹はハリス切れ、3匹は掛かって溜めたのですが、溜めているときにばれてしまいました。
この時、下流側に友釣り師が二人、上流にはガラガケが一人、さらにその上に友釣り師がいたようです。
釣り下りました。美術館下までいくまでに5匹掛かりました。 上流域でもそうでしたが、流れの本流よりは、その右岸側の少し浅いようなところのほうが掛かるようです。
岩盤の複雑な溝にいるかどうか、気になっていたのですが、いました。掛かるところは見えませんでしたが、突然一気に下流に引っ張られます。
ここは本当は川の中央部から左岸に竿を出すべきなのですが、釣り下ってきたそのままで左岸から竿を出しました。掛かる度に木に気をつけて、天井糸が木に絡まないように十分注意します。
5匹目の鮎を取り込み、オトリを交換して送り出そうとしたときです。”バキッ”という大きな音。 何だ、何があった、何が起きた?!なんと何とナント竿の先、トップと2番目が流れていくではありませんか??!!折れたのです、竿が、オリムピックの気に入っていた鮎竿が折れたのです。
確かに木には注意して竿を寝かせました。しかし、まさか草、これが結構大きな頑丈そうな草でした、これに天上糸が絡んでいて、それを知らずに寝かせていた竿を後ろから川のほうに持っていった、煽ったのです。そのために竿は耐え切れずに折れてしまったということです。
ここまでは全く快調だったのに、ここに来て天国からいや極楽から地獄に突き落とされました。やはり、お盆に殺生は禁止だったのか、親の言い伝えを守らなかったからか。ショックです。 軽くあと5匹は釣れたと思います。下流にいたガラガケの人もいなくなり、自分ひとりだけになったのですから。時に3時40分。やめました。傷心を抱くながら帰途につきました。
最後にとんだことになりましたが、今日は風が強かったけど、空はどこまでも青く澄み渡り、ミンミンとアブラゼミのほかにツクツクボウシも負けじと鳴き交わすなかでのアユ釣りはとっても気分がいいものでした。
こういう天気がしばらく続いてくれればありがたいのですが・・・。
最後は鮎のフライの写真です。今日の鮎は塩焼きとフライにしました。贅沢極まりなく、3枚におろして、上下の2枚をフライにしたわけです。フライなんてと、邪道扱いする方もおられるでしょうが、こうすると綺麗に食べられます。淡泊でおいしいいです。
3枚におろせるのも、今年の鮎が大きいからです。広瀬川の鮎に感謝です。