今日は休み。 朝から肉体労働というか、肉体と精神両方を使っての作業を行いました。
数年前から、妻より本を何とかしてくれ、至る所に本を置かないでくれ、整理してすっきりしてくれ、と言われ続けて来ました。
自分としても何とかしないといけないなとはずーと思っては来たのです。
今現在何千冊の本があるか分かりませんが、アユ釣りも終わったことだし、妻がそこまで言うならこの際一気に片付けてやるか、綺麗にしてやるかと、いわばやけになって?本の処分をしようかと意を決したわけです。
本は、いわば私にとっては分身のようなものです。学生時代から社会人になってからも、一番多い支出は本代でした。 学生時代は昼食を抜いても本を買ったりしたものです。
就職してからは、現金買いをする必要がなくなったので、月に数万円も買ったりしました。 だから本が溜まるのは必然でした。 そして今は本の処分に困っている状態です。
IT時代とか、デジタル時代とかいろいろ言われていますが、どんな時代になろうとも私にとっては紙に印刷された本が、そういう本こそが命です。
手にとって、ページをめくる、本のというか紙の臭いを感じながら本をめくる、パラパラとめくる、それだけでも幸せを感じたものです。今でもそうですが。 若い頃は、信じないかもしれませんが、岩波文庫や新潮文庫、角川文庫の臭いの違いが分かったつもりでいました。出版社によって使用する紙の質が違っていたような気がするのですが、皆さんはどうでしたか。
そんな訳で、これから何日掛かるかわかりませんが、本の整理、処分をしていきます。第一日目の今日は朝から夕方まで、1階奥の専用?の書庫の整理をしましたが、まだ終わってはいません。
学生時代からの本をとっておいたので大変です。 処分するに当たって、予め何としても保存しておきたい本の個々のリストアップは無理なので、著作者や全集を基本にして予め一覧表を作成しました。時間をかけて作ったのですが、いざ実際に本に触って選別していくと、他にも残しておきたい本がでてきます。 だから時間が掛かります。
岩波文庫が圧倒的に多かったのですが、今日はどちらかというと文庫や新書の整理がメインといっていいかも、トルストイやドストエフスキー、ショーロホフの長編の作品は手に取ると読んだときの感動が蘇ります。モンテクリスト伯も深い感動を与えてくれる作品でした。
ページを繰ってみると、今の文庫とは違って、一ページに文字が一杯収められています。小さい活字がセピア色になったページに所狭しと並んでいます。
今思うとよくもこんな本を読んだものだと感心します。今は目の老化で読みにくくなっていますが。 この本を残しても、このような体裁の本は子どもにはとても読まれないだろうと思います。 残す、残さない以前から子ども達は私の本には興味を持ってはくれませんでしたが・・・。文化財的な本と思われてしまうのかも。
そういうわけで、今日は数百冊を選別しました。
その中に、写真のような雑誌があったのです。何でこれを保存していたのか分かりませんが、多分清原云々よりも広島カープの山本浩二の引退の記事が雑誌を買わせたと思います。
でも、今となっては清原の記事の方が価値があるのかも。
今年の10月1日、清原は23年間の現役選手生活を引退しました。逞しい筋肉質となった長淵 剛(20年以上になりますか、仙台での公演に行ったことがあります。痩せていました。)にはびっくりしましたが、感動的な引退記念セレモニーでした。
入団した1986年は打率三割四厘、本塁打31本、打点78点と高校生ルーキーとして輝かしい成績を修めました。
その清原は対広島との日本シリーズで大活躍をしたというのが、この雑誌「Number」159号の特集となっています。発行日は昭和61年11月20日です。
日本シリーズでは、3割5分5厘で首位打者となり、優秀選手賞を受けています。高卒ルーキー新記録だったそうです。6回戦では第1号のホームランも打っています。 今と比べるとかなりやせていて、19歳なのに落ち着きが感じられ、精悍さも漂います。 やはり最初からただ者ではなかったということです。
同級生で巨人に入った桑田はあまり変わってはいないように見受けられます。 この桑田も、巨人入団1年目にして勝ち星をあげたのは、高卒としては堀内以来20年ぶりということでした。
明日以降、どんな懐かしい本・雑誌が出てくることやら・・・・。