ソフトバンクの王監督、大変お疲れ様でした。
最後の試合が雨の中の試合、しかも楽天との最下位争いという、客観的に見れば今さらどうしようもない消化試合でしたが、内容は見事な投手戦で、延長12回まで闘うという充実した、有終の美を飾ったといってもいい試合ではなかったかと思っています。 皆さんはどう思いますか。
高卒で巨人に入団し、それからは選手として、監督として実に50年もの長きに渡って野球に浸ってきたことになるのですが、凄いの一言に尽きます。敬服、脱帽です。
ソフトバンク、楽天、ともに来年はAクラスで切磋琢磨しようではありませんか!!!
平日はほそぼそと蔵書(?と言えるならば)の整理をしていますが、岩波文庫の「おくのほそ道」が押入れの中から出てきました。
地元の松島のことは別にして、山形のこと、この際改めて『最上川』の項を見てみることにしました。
尾花沢から立石寺を経て最上川に入ります。
『最上川のらんと、大石田と云う所に日和を待。爰に古き俳諧の種こぼれて、忘れぬ花のむかしをしたひ、芦角一声の心をやはらげ、此道にさぐりあしゝて、新古ふた道にふみまよふといへども、みちしるべする人しなければと、わりなき一巻残しぬ。このたびの風流、爰至れり。
最上川は、みちのくより出て、山形を水上とす。ごてん・はやぶさなど云うおそろしき難所有。板敷山の北を流れて、果ては酒田の海に入。左右山覆ひ、茂みの中に船を下す。是に稲つみたるをや、いな船といふならし。白糸の滝は青葉の隙ゝに落て、仙人堂、岸に臨て立。水みなぎって舟あやうし。
五月雨をあつめて早し最上川 』
今年は2回ほど最上川の下流域近くまでアユ釣りに行きましたが、”高屋”付近には「白糸の滝」や「仙人堂」が右岸側に見えます。
この辺の最上川は左岸側からしか入れないようですが、右岸側から竿を出せば入れ掛り間違いなしなのですが・・・。
十数年前に初めて行ったとき、右岸側に一人の釣り人がいて、もう入れ掛りでした。一人で下ったり上がったりの徒競走です。 右岸からは丘釣りです。
来年はもっとこの近辺に通おうかなと今から楽しみにしています。