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鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

お母さんは偉い!

2009-08-17 16:34:48 | 最上川

 去年か一昨年にもご紹介したことがあると思いますが、カモ(カルガモ)のことです。

 昨日の最上川釣行、この時にもカルガモ(と勝手に思っていますが)一家が出迎えてくれました。 本当は警戒したのでしょうが。

 3枚の写真を見てもらえればお分かりのとおり、親子は車を止めた草むらで生活し、ときどき(定期的に)川に降りていって、水を飲んだり、水浴びをしたりして過ごすようです。

 最初上流域から釣り下ってきたら、写真の1枚目の下の方になりますが、カモの鳴き声が聞こえました。グワァグワァと言う声が聞こえるのでなんだろうと、声のするほうを見たらカモでした。一羽の黒っぽい親鳥が水中にいて、子どもたちは護岸の方に隠れるようにしていました。

 その時はカモたちは私を警戒して鳴いているのだなと分かりましたので、なるべく警戒されないように、逃げられないようにすこし川の中を遠回りして下りましたが、その時は子どもは4羽くらいしか見えませんでした。

 しかし、実際にはその倍の8羽がいたのです。他の4羽は母親の言うことを聞いて上手く隠れていたのでしょう。

 カモたちも流れ下ってきて、川で遊んでいます。母親はきちんと注意して見守ります。偉いものです。水浴びを楽しそうにする姿を見れば、だれでもしばし浮世の憂さを忘れることでしょう。スズメが水溜りでよく水浴びをしていますが、それの大型版となります。

 ただ、絶対に岸からは離れないようにしています。これも親の言いつけでしょうか。

 そしたら水遊びを終えたカモ家族は自ら上がってきて、私の車の駐車場所近くで草を食んでいるではありませんか。 こちらが驚かせないためもあるのでしょうが、逃げません。 子どもたちは姿は親鳥と同じ位に大きくなっているのですが、それでも親の後を追いかけています。

 いつまでこのような生活が続くのでしょうか。

 ここにはネコや犬がいないからいいのかも。この上にある露天風呂からもその愛らしい姿は見えるはずです。

   

 親鳥が子どもたちを川に入れないように警戒しています。

      

 グワァグワァと鳴きながら、水に親しみ遊び下っていきます。

         

 陸に上がっては草を食みます。左に移っているのがマイカーです。

 コンクリート製のものは芋煮会ようというか、ここで煮炊きができるように設置されているものです。山形県は芋煮会の本場ですから。 かって釣りに来て芋煮をご馳走になったこともありました。


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行って来ました、最上川

2009-08-16 21:22:58 | 最上川

 行って来ました、真夏の最上川。平塩橋下流のトロ、平瀬、早瀬、急瀬、荒瀬と続く川幅のとっても広い最上川。川幅は150メートル以上はあるでしょう。平瀬、早瀬の所までは割りと安全にどこでも釣りができます、竿を出せます。もっとも水量が少ないときの話ですが。

 今朝の”最上川・長崎”の水位は、8.70台、これはいけると喜び勇んで山形へ行くことにしました。

 タックルは、竿は「ダイワ硬派”剛”95」、水中糸はナイロンの0.35号にしました。広瀬川では0.3号でOKなのですが、天下の名川、最上川、もっと大きい鮎がいるかもしれないし、荒瀬でオモリをつけて釣ってみたいとも思ったもので、0.35号にしました。

 3枚の写真は上流域から下流域につながるものです。撮影は釣り開始の朝の8時です。朝日に眩しく照り返している最上川です。

 帰宅してから見た水位計では、午前8時は8.70で、午後2時は8.66でした。午後にかけて水位が減ったのは分かっていました。

 オトリはいつものOモータースから2匹1,000円で購入。少し迷ったのですが、日釣り券(1,500円)ではなく、年券(7,000円)を買いました。5回通えるかどうか、今年は微妙なのですが。

   

 釣り開始は例によって1枚目の写真の右奥の平瀬からです。その上のトロ場に地元の先行者がいたからです。彼は一箇所から動かずにジーと竿を出していました。私にはできることではありません。

 川は見てのとおりの笹にごり状態。左岸ヘチにはあまりハミ跡はなかった。でもとってもいい感じの川相。釣れる予感さえしました。水温は22度。

 8時にオトリを送り出しました。これもいつものパターンなら5分以内で1匹目が掛かります。もちろんそこに鮎が居ればの話ですが。 オトリは広瀬川のオトリと比べるととても立派です、大きいです。5,6匹のオトリの中から自分で選ぶことができます。これが当たり前なのですが、広瀬川用のオトリは、店の女将さんが水槽からようやく掬い取ったアユを、よほどおかしいところがなければそのまま持ち帰るだけです。

        

 回りくどい言い方(毎度毎度)ですが、掛かったのです、5分以内に。でも当たりは軽い”ゴツン”というもの。もしかして掛かったかなと思った次第。でもそれからの引きは楽しめました。慎重に引き抜き、まずは一安心。22センチクラスです。

 よしこの分なら結構掛かるかもと内心喜びながら、オトリを交換して送り出します。 しかし、掛かりません、続きません。少し釣り下ります。広すぎるくらいの川幅ですので、なるべく手前から奥へとジグザクに泳がせるように心掛けて竿操作をします。 

 2匹目が掛かったのは、10分後。今度は”ボソボソ”という感じの当り。全く変な当りです。 1枚目の写真の範囲で結局4匹掛かりました。約1時間かかりましたが、型は徐々に大きくなってきました。といっても24センチくらいですが。 なかなかいい調子といっていいでしょう。

 しかし、2枚目の写真のところでは全く当たりもなし。

          

 だめもとで、3枚目の写真の荒瀬に挑戦しました。ここはオモリがなければ底に入れません。さらに9.5メートルの竿では荒瀬の中央まで届きません。流れが急激で私はとても入っていけません。野嶋玉造のようにはとてもとても。

 でも幸運の女神はいました。突然強烈な当りがあり、竿ごと下流に引っ張られます。伸されながらも何とか左岸よりに寄せ、流れの緩い浅いところで引き抜きました。飛んできたアユを見て、えっ!こんな大きさ!もっともっと大きいと思っていたのですが。上流部で掛けたアユよりも小さかったのにガッカリ。でもその分強烈な当りと引きを楽しめましたが。

 その後より左岸よりの浅い瀬でもさらに小さいアユが掛かりました。背掛りです。これで6匹。約1時間半。

 さらに上流部に戻り、トロ場から入りました。先行者は1時間くらいで居なくなったし、下流に入ったガラガケの人もいつの間にか居なくなっていました。 トロ場の底の石はハミ跡が多い。トロ場を狙うべきだったかと思いつつ、泳がせますが掛かりません。悔しいほど掛かりません。 粘りに粘ってやっと1匹掛けて、これで7匹目となりました。これで午前は終了としました。

          

 (閑話休題)写真はお昼用に用意した食事ですが、きつねうどんとゼリーでお腹一杯になりました。

 午後はまた上流部から竿を出しましたが、なかなか掛からず、やっと8匹目が掛かったのは2時過ぎ。背掛りで元気だったので、これを使ってまた荒瀬に挑戦しました。しかし、アユが掛かる前にオモリが掛かってしまい、痛恨の根がかりで折角のアユを失ってしまい、ここで戦意喪失。納竿としました。

 結局、8時から12時までで7匹、1時半から2時半で1匹、でも根がかりで喪失したので、キープは7匹という今年初めての最上川釣行でした。釣果はいまいちでしたが、これから期待できそうです。楽しみです。

 山形は暑かったです。32度もありました。空の雲も入道雲?で如何にも夏らしい空。午後の水温は25度でした。でも川に入っているとそんなに暑く感じないし、汗もほとんどかかず。深く立ち込むのが気持ちよかったです。

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最上川(寒河江地区)

2009-05-08 22:23:51 | 最上川

 (いずれも5月5日のことです。)

 小国川のS名人宅で今年の年券を購入し、更科そばを食べてから、今度は寒河江市の最上川を目指しました。

 いつもなら、舟形町の「あゆっこ温泉」に入ってから帰宅するのですが、今回は寒河江市にある最上川の温泉に入ろうとしたわけです。このブログでも何度か紹介している、寒河江花咲か温泉「ゆ~チェリー」です。 妻は初めてであろうし、夫が年に何回もアユ釣りに行く最上川の現場を見てもらおうとも思いました。 大人一人300円で、3つの温泉に入れるのですからありがたいものです。全てかけ流しですし。露天風呂もあるし。

       

 露天風呂から最上川が見えます。湯に浸かりながらも見えるのです。そして、ビックリしました。河川敷の一部が放牧場、羊の放牧場になっているではないですか。驚きです。羊は全部で5匹いました。

       

 2枚目の写真は、牧場の左、下流側のものです。下のコンクリートの設備は、ここで煮炊きができるように設置されているものです。左側はコンクリートになっていて、駐車場に使っています。

 このあたりの最上川は平水と比較してかなり増水しています。雪代のせいでしょうか。 そういえば、寒河江川もかなり増水していました。月山から流れてくるため、7月の解禁を迎えても水温はかなり低く、鮎の追いはまだまだ活発とはなりません。

       

 3枚目の写真の中央の波立ちが増水を示しています。平水なら川の中ほどの岩盤は露出しているのですが、5日は水没していました。

 4枚目は3枚目の下流部の様子です。去年工事していた左岸の護岸工事も終わったようです。

 今年の最上川はどんな悲喜劇 を展開してくれるのでしょうか? 今から楽しみです。

        


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最後の釣行(その2)・・・こんな馬鹿な!

2008-09-24 22:57:32 | 最上川

 最上川舟下りは、古口港から草薙温泉港までの約10キロを1時間以上かけて、途中の景色や船頭さんの歌やおしゃべりを楽しみながら下るものですが、料金は大人が1,970円もします。 個人的には高いかなあと思いますが、皆さまはどう思いますか?

 

 

 (昨日の続きです)

 小国川で2匹のオトリアユを購入して、いざ目的地である”高屋”を目指します。

 天気はまずまず。暑くも寒くもないというところ。

 R47号線とJR陸羽西線は最上川に沿って走っています。 最上川の様子を見ながら走ることができます。 自ずと心が弾んできます。

 

 古口を過ぎて高屋へ。 しかし、釣り人は誰もいない。 14日は一杯釣り人がいたのに。 何か不吉な予感。 もう1週間以上過ぎて、アユは下ってしまったのか?!

 まさか、早すぎる、まだいるはずだ、いや、いてくれないと困る。 はるばる何のために来たのか分からなくなるではないか。 でも、不安がよぎります。

 それで、すぐには川に降りてはいかず、荷物はそのままにしてとにかく川べりに行ってみることにしました。

 特に変わった様子は見当たらない。水量もこの前とほとんど同じ。石もそこそこ黒い。 でも、アユの跳ねがないことはないが、少ない。

 上流の瀬にも、下流の瀬にもだあれもいない。こんなに広い最上川に自分ひとりだけ。 嬉しいというよりも不安や心配が、何かあったのではないかという心細さみたいなものが襲う。

 そうではあっても、折角来たのだから、オトリも持ってきたし、竿を出さない手はない、もともとダメモトなのだからと思い直し、車に戻って準備をしました。

 

 タイツを履いて、シャツを着て、バンダナを巻いて、偏向レンズを付けた帽子を被って、スリムウエダー(寒くないように)を履いて、ベストを着用して、ボトルキーパーにアクエリアスのペットボトルを入れてベルトを腰に巻き、竿を取り出し、タモも目の粗いものとし、次に引き船を、というときに、何となんとナント、”引き船”がないのです!!

 

 そうなのです、引き舟を自宅に忘れてきてしまったのです。 何としたことでしょう。こんな馬鹿な、こんなことがあっていいのか、何でよりによって最後の釣行なのに忘れてくるなんて・・・・。大チョンボ。

 この前は小国川の時”ベルト”を忘れましたが、今度は”引き船”です。ショックなんてものではありませんでした。 ここまで耄碌してしまったのか??すっかり萎れてしまいましたが、ここでも気を取り直しました。 それしかないのですから。

 引き船はなくても、オトリ缶を代用すれば何とかなる。 入れ掛りということはないだろうから、オトリ缶の近く、その周囲で竿を出せばいいだろうと思い直しました。

 

 でも、オトリ缶を担いで河原に降りていくのはかなりきついものです。引き船を忘れているし、釣り人が誰もいないしで、気は重くなっているし。

 

 ほぼ14日と同じところにオトリ缶を沈めました。

 今日のタックルは、竿はシマノの”珪石90-95”、水中糸はナイロンの0.6号(太いです)、ハナカン周りは今はあまり流行らないようですが、”スーパーウエポン”にしました。 水中糸を竿尻から1メートル弱出して、スーパーウエポンで幅広く攻めてみようと思いました。

 場所は平瀬というよりはトロ瀬みたいなところですから。心配はオトリがちゃんと泳いでくれるか、沖に出て行ってくれるかです。

 

 オトリ缶からオトリを1匹取り出し、タモのなかへ。 オトリ缶を横に沈めます。アユの挿入口を上にして。

 川の中に入っていって、オトリにハナカンを通します。いざ最後のアユ釣りがスタートです。 時に午前9時10分。 オトリは少しサビがでているようなオトリで、横には泳ぐのですが、なかなか沖には出て行ってくれません。 最初の調教が大事なのに。いつものことですが、すんなりと思った方向に泳いでくれるオトリアユはいません。腕が未熟ということもありますが。

 四苦八苦しているうちに時間は過ぎていきます。たまに沖のほうに泳いでいってくれます。その時はその時間を大事にして、何とか掛かってくれないかと祈るような気持ちで泳がせます。

 風が出てきました。いつもより早い感じです。竿が揺れれば、糸も目印も動きます。それでも目印が何か変な感じに動いたように見えました。これはもしかして掛かったかなと、竿を立てると、そうです、掛かっていました。ようやくアユが掛かりました。 やはりいたのです。 追ってくれたのです。 ありがたい。 時に9時35分頃でした。 スタートから25分でやっと1匹目が掛かってくれました。

 

 慎重にやり取りをしながら、浅瀬に寄せてきます。なるべくオトリ缶の近くに寄ってから、引き抜きました。 22センチくらいのまだサビのはいっていない立派なアユです。 いやあ、ほっとしました。 坊主ではなくなりました。おでこではありません。

 オトリ缶に養殖オトリを入れて、掛かりアユをタモに入れたまま川の中へ。 さっきと同じようなところへ泳いでいきます。 するとものの5分も経たないうちに目印が一気に水中に引き込まれていくのが見えました。 これぞ泳がせの楽しみ、喜びです。 嬉しくなります。 これはもしかして”入れ掛り”かも、とまで思ってしまいました。

 

 そうなのです、その後もいい感じで釣れて、10時半頃までに、私としてはこの時期では上出来の「6匹」も取り込んだのです。

 この頃かな、下流の瀬に一人竿を出し始めたのは。

 

 しかし、どうしたのかその後はパッとしません。いくら泳がせても掛かってくれません。場所を変えてみるのですが、追いません。 風はかなり強くなって来ました。 最上川の下流域はお昼頃から強風が吹き始めます。 並大抵の風ではないです。 何しろこの風があったから最上川では舟運が発達したのですが。 強風が吹いてくると、竿を押さえているだけでも大変です。 まあ、ひっきりなしに吹いているというものではなく、割と長い間強く吹くのですが、そのあとは少し弱くなったりもして、強弱をくり返します。

 

 そしたら、R47の道路に止めた軽トラのおっさんが上から話し掛けてきました。「そこにはアユはいない。石は白くなっている。もっと下流に行け。下流は石が真っ黒だ」と言います。 アユはいないことはないし、それなりに釣れているのだけどなあと思いながら、話しを聞いていましたが、今はつれなくなったわけで、どこかに移動しなければならない。じゃあ、下流に行ってみるかと思いました。

 

 でも移動は大変なのです。強風が吹く。竿を持ったまま、オトリ缶まで持って動くのは無理でした。 だから動くときは、まずオトリ缶を移動させてからまた戻って、今度は竿を担いでいくということの繰り返しです。 それだけでも疲れてきます。 下流の瀬との中間点あたりで、幅広く石が黒いところがあったところでは竿を出すのですが、追いません。

 

 ついでに下流の瀬で釣っている人のところまで行ってみるか、その瀬の周辺をこの際じっくり見てやろうと思いました。

 彼は地元の人で、瀬頭の手前浅いところから竿を出しています。お辞儀をして近寄りました。どこから来たのかと聞くので、仙台からというと感心していました。 オトリは上流の角川で投網で捕ってくるのだそうです。もっと絞られている急瀬で竿を出さないのかと聞いたら、あそこは舟下りの舟が来るから、行かないとのこと。 逆に私に急瀬で竿を出してみてはどうかと言ってきました。私が引き船を忘れてきたというと、彼も竿を忘れたことがあると言って、お互いに笑ったり。 話中に掛かりました。風のために掛かったのが分からなかったのです。そのくらい風が強い。

 その頃上流の瀬尻に一人入りました。彼が言うには丁度いいところに入られたと、その辺は石が真っ黒でいい釣り場なのだそうです。

 そうそう、彼はいつも23日をもって納竿しているとのことで、今年も今日でおしまいと言っていました。

 

 下流域の瀬もいいところです。瀬頭も瀬本体も瀬尻も全てがいい感じです。 最初に私が入ったところから下の瀬までは、かなり広い遠浅といってもいいくらいの平瀬が続きます。石はちゃんと入っています。いい釣り場です。黙って放って置く手はないです。とても広いですから、何人でも入れます。

 

 彼と別れてから、また上流に向かい、途中でいい釣り場を見つけたのでそこで竿を出そうと、オトリ缶からアユを取り出そうとしたら元気なアユが1匹飛び出して行きました。これでキープは5匹。 なぜかあまりガッカリはしませんでした。諦めかけていたからかも。

 でも手前の浅いところを引いていたら、いつの間にか17センチくらいの小さいアユが掛かっていましたので、数的には同じ6匹となりました。

 

 既にお昼も過ぎているし、疲れたし、これから掛かる気もしないので、この辺で完全に諦めることにしました。これをもって今季最後のアユ釣りの最後にしようと、竿を仕舞いました。時に午後1時過ぎです。今日竿を出したのは、9時10分から11時過ぎまで。あとは歩いたり川を見たり。午後1時前後に30分くらい竿を出しました。 その結果、釣果は6匹でした。 満足です。 17センチが1匹、他は22から23センチくらいです。

 

 車に戻った頃に雨が降り出し。瞬く間に強く、豪雨のようになりました。雷は鳴らなかったけど、この天気の急変は一体何なのでしょう。 丁度いいときに納竿して戻ってきたものです。

 

 戸澤藩船番所舟下り乗船所によってお土産を買い、帰途につきました。

 

 実釣時間は少ない、往復240キロの最上川釣行となりました。これをもって今年のアユ釣りは一切が終了しました。暑い3ヶ月間でしたが、何かとってもあっけないうちに終わってしまった感じです。

 

 

 魚族に感謝、とりわけ鮎に感謝です。いい大人をこんなにも夢中にさせてくれるなんて本当にありがたいものです。 何度でも感謝です。

 そして、家族や釣り仲間にもありがとうと言わさせていただきます。改めてありがとうございました。

 

 3ヶ月間無事に元気に釣りができたこと、こんなに嬉しいことはありませんし、八百万の神に感謝したくなります。

 私に釣られたアユ達の冥福、極楽浄土への旅立ちを願って、このブログもお仕舞いにしたいと思います。(でも、そうはなりませんのでご安心めされ。)

 

 

(P.S.)

 最後の釣果となった鮎の写真を撮ろうかと思ったのですが、帰宅の前に義父に差し上げてきましたので、残念ながら写真はありません。

 義父は本当に喜んで食べてくれますので持って行った甲斐があります。お酒が好きなので、酒の肴として、夏の風物詩として鮎はいいと思っています。

 

 

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最上川と寒河江川

2008-09-16 22:24:53 | 最上川

 (15日分の釣行記です)

 諦めきれない、往生際の悪い私は、きのうも山形詣でです。

 おとといよりもゆっくりの出発。

 一昨日は関山峠のトンネルを出ると、ものすごい濃霧でしたが、昨日は普通に快晴の山形でした。

 

 予定は寒河江付近の最上川で、釣れないときは寒河江川のチェリーランドで竿を出してみようと思っていました。

 

 下の写真は、いつものチェリークアパークの最上川です。中央に岩盤が顔を出しています。濁りはなく、やや多い感じの水量でした。

 帰宅後の水位計では8.55なので丁度いいはずと思っていたのですが、現実は水量が多すぎて、岩盤の前の瀬は荒瀬となっていて、とても竿を出せる状態ではなかったです。

 

 

 2枚目の写真は岩盤の下流域の状況です。

 

 

 ここの最上川では9時から12時まで竿を出して粘りました。先行者が二人居て、聞いたら二人とも1匹を掛けただけで、さっぱり釣れないとのこと。

 ハミ跡は一杯あるのですが、肝心のアユはどこに行ったのでしょうか。

 

 まあ、ダメもとで竿を出すことにし、上流域のトロから瀬が始まるところ、前回地元の人たち(と思われる)が3人、トロから動かなかった場所からスタートしました。

 オトリはよく泳いでくれるのですが、掛かりません。ときどきアユが跳ねています。釣れるなら釣ってみろとばかり、人間を挑発しています。

 

 よく見ると、右岸へチに立ち込んで竿を出している人がいました。右岸のトロ場の50メートルくらいの間を釣っていました。 下の瀬には釣り人が増えて3、4人が竿を出している。 この時期はアユも抱卵するため、瀬には着かないということもあって、トロばかりを狙う人が出てくるのでしょう。

 私も、川の中に立ち込んで、右岸側を狙うことにしました。右岸のトロから瀬を狙って釣り下るのですが、ウントモスントモいいません。全く掛かりません。 オトリはまあ元気なのですが、段々黒くなってきます。サビが入り始めているのです。仕方のないことですが。

 

 右岸を狙ってもだめなので、また上流に戻って川の中から瀬の左岸側に竿を出しました。 何でもない平瀬のようなところで、ようやく強い当りがあり掛かりました。一時間経っていました。慎重にためて取り込みました。22センチくらいの丁度オトリ頃です。

 そのオトリに代えて、また同じところを泳がすと、また掛かりました。いるのだ、いるところには!!18センチくらいの小型(中型というべきか)です。でも、それっきり、後が続きません。

 

 今度は左岸側から竿を出すことにして、下っていきました。もちろん、釣れません。 途中でコロガシをやっていて、上流に移動してきた人と話しをしました。コロガシでも釣れないとのこと。いつもなら釣れるのにと、何処もどの人も同じことを言います。今時のアユが食べては一番美味いとのこと。それなのに釣れないと。

 彼は一雨が欲しいと。そうすればアユが落ちてくるからです。上流から下流を目指すアユが落ちてきて、掛かるときには1回の竿操作で2,3匹も掛かるそうです。

 

 念のため荒瀬に入れてみようとしましたが、近寄れません。釣り人が流れの中に入っていけません。流芯までは手が届きません。諦めました。

 結局、ここでは9時から12時までで釣果は2匹のみ。もうここは無理でしょう。

 

 タックルは、そのつもりではなかったのですが、シマノの「尺鮎90-95」を手にしていました。一応「尺鮎と珪石」の2本を持って行き、最初は「珪石90-95」を使い、もしかして大きいのが釣れたらと考えて「尺鮎」も持って行ったわけですが、準備が終わり、川に入ろうと竿を手にしたのが、「珪石」のつもりの「尺鮎」だったわけです。

 竿に申し訳ないです。「尺鮎」には本当にすまない感じで一杯です。こんな状況で使ってしまって。今年初の使用となりました。

 

 

 チェリーランドについてから昼食にしようと、寒河江川に向いました。 上の写真は下流域の長い瀬です。実際は写真以上に厳しい流れとなっています。

 釣り人は上流下流ともに10人近くもいて、食べながら釣れるかどうか見ていました。グランドから見ている釣り人も多かったです。

 

 

 4枚目の写真は寒河江川チェリーランドの上流側です。 アユがときどき跳ねています。大きくはないです。

 その内下流域の瀬に入っている人が一人だけになったので、大きい元気なオトリと5号のオモリを使って、急瀬の流芯を釣り下ってみよう、もちろん釣れなくても構わない、もしかして大きいのが残っているかもしれないからとの甘い考えです。

 

 やはり掛かりません。瀬尻近くになってようやくそれと分かる当りがあり、右岸側に寄せて抜きましたが、気合が入っていなかったためか、掛かりアユはタモの外で、揚げ句にはポッチャンと川の中に。これがつり始めて20分後くらいのこと。一応はいると分かったので、少しは気を取り直して再挑戦。少しして18センチを取り込みました。その後は当りなし。

 結局1時から2時の一時間で2回掛け、取り込みは1匹のみでした。

 

 納竿です、納竿しました。

 

 

 今寒河江川のチェリーランドは芋煮会やバーべキューで賑わっています。たくさんの親子連れが河原に来ています。車も一杯駐車しています。

 先の最上川でも家族連れがバーベキューをしていました。たくさんの人たちが川に親しんでいるのは、見ているだけでも嬉しくなります。

 

 下の写真は、私が勝手に名付けている、東根市の”コスモス街道”です。ここのコスモスを見ると、心が和むと同時に、もうアユ釣りもおしまいだなあと、否が応でも思ってしまいます。

 丈の低いカラフルなコスモスが道路の両脇にズラー?と咲き誇っています。見事なものです。1キロ以上、2キロくらいにもなるかも。ここの農家の人たちは本業の他に、清掃もしているし、本当によくやっているものと感心しながら走っています。

 

 

 これが今年の見納めか、はたまた・・・・。

 

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最上川高屋と鮭川釣行

2008-09-15 22:29:05 | 最上川

  よ~いさのまか~しょ  え~んやこらま~かせ

    え~えんや~ え~えんや~ え~え

    え~えんや~え~と

    よ~いさのまか~しょ

    え~んやこらま~かせ~

 

 皆様ご存知の「最上川舟歌」の出だしです。 最上川といえば、最上川舟歌と松尾芭蕉でしょうか。

 

 十余年振りに行って来ました、下流域の最上川は”高屋”地区。丁度最上川舟下りの上流部にあたります。

 舟下りは、古口かた草薙の間約12キロを、昨日の写真のような船ではなく舟で下ります。

 船頭さんはいろんな人がいて、女性もいますし、左右の景色を説明しながら、喉自慢というわけではないのでしょうが、最上川舟歌を歌っていくわけです。同じ歌でも、英語バージョンや山形弁バージョンもあるとか、釣りをしていると船頭さんのアナウンスが聞こえてくるわけです。

 

 今の時期はアユ釣りの時期でもありますので、我々釣り人が竿を出していると、「アユ釣りをしています。友釣りといいます。」と紹介し、「釣れてるか~」とか聞いてきます。釣れていると頷くと、「そうか、よかった~」と言ったり。

 また、乗客もこちらを向いて手を振ってきますので、ついついこちらも手を振ったりして、最上川を挟んでいい関係になったりもするわけです。

 

 その間集中力が切れてしまいますが、そこはお互い様です。というか、最上川にはアユ釣りが似合うわけで、我々アユ釣り師は夏の最上川にはなくてはならない存在なのです。いわば観光にも役立っているわけです。

 

 

 そんな最上川”高屋”地区。 十余年前青葉カワセミ会でやってきて、二人が28.5センチの巨鮎を釣ったところです。一人はまだ冷凍保存しているはずです。やはり9月中旬に行ったのですが、その時釣り人は我々の他は対岸に一人いるだけでした。

 

 それが、高屋に着いてビックリ。たくさんの釣り人が竿を出しているではありませんか。荒瀬を挟んで10人はいたでしょうか。やはり、流れは少し変わっています。何よりも釣り人の多さに驚きです。

 水量は丁度いい感じなのでしょう、釣り人が一杯いるのですから。濁りも、いつもの最上川の濁りです。

 

 道路わきに駐車して、近くにあった小さな鉄製の階段を使って河原へ。陸ナメももちろん、水中にもハミ跡は結構あります。また、アユも跳ねています。これは釣れる予感。 

 

 我々3人が入ったのは、上流の荒瀬と下流の平瀬の間で、誰も入っていない一面幅広いところです。昨日の写真を見てください。どこがポイントか絞り込むのが困難なところです。遠浅みたいで、かなり立ち込むことができそうです。

 

 小国川で購入してきたオトリ(とくに大きいものばかり、一人3匹分を買ってきました。@400円)にハナカンをセットし、リリースします。午前9時10分スタート。

 竿は例によってダイワの「硬派”剛”95」です。仕掛けは毎度おなじみのホクエツの複合メタル「尺鮎0.3号」です。もう何度使ったか分かりません。

 

 しかし、肝心のオトリは沖に泳いでくれません。やむを得ず、吊るして飛ばしますが、そうすると手前に寄ってくるのです。そんなわけで、悪戦苦闘するうちに少しだけ沖に出てくれました。開始後10分経過。当りが伝わり、アユがヒラを打つのが目に入りました。今日最初なので、慎重にためてやりとりし、無事引き抜いてタモの中におさまりました。ほっと一安心。

 大きさは22、3センチくらいでしょうか。友釣りは回転の釣り、これからが勝負です。このアユはよく泳いでくれて、川の中央に目一杯泳いで行ったときに当りがあったのですが、ハリ掛りはしませんでした。

 少しずつ立つ位置を変えて泳がし、ここでは3匹掛かりました。3匹目は小さい(といても20センチくらい)ので、下流に移動。ここでも4匹掛かりましたが、1匹はタモにあと1メートルのところでポッチャン、バラシです。

 ここもやはり大きいのから釣れていく感じで、小さくなっていく。

 

 こんなはずではない、ここに来たのは大アユを釣るためである。23センチ前後ではとても大アユとは言えない。そう思って、上流の荒瀬に向うことにしました。荒瀬の瀬頭と瀬尻、そしてできれば荒瀬そのもので竿を出してやろうと。

 もともとダメでもともと。200メートルくらい歩いたでしょうか、上流の荒瀬へ。先行者が数人竿を出していたし、釣り友も先に上流に向っていました。

 

 荒瀬ですから絞られています。流れが絞られているから荒瀬や急瀬になるというべきなのか。当然その前後は開けています。

 ここを舟下りの舟が通るとき、お互いの距離が一番近くなるわけです。会話が可能となるわけです。

 

 しかし、乗船客と話しはできても、肝心のアユが釣れないのです。先行者が釣り切ったとは考えられないです。かれらも竿が曲がっていませんでしたから。特徴?はあまり立ち込まないで竿を出すことか。その方が釣れるからなのか、流芯ではアユが入らない(入れられない)からか。

 

 予想外だったのは、風が強くなかったこと。最上川といえば舟運が発達した川ですが、それはこの風の強さ、下流からの強い風のお陰ではないでしょうか。11時頃から吹き始める感じです。十余年前は、風の強さで腰のタモが横向き(縦向きというべきか)、完全に90度向きが変わってしまいました。

 風が強いと竿を持っていられないくらいになります。竿が煽られて持っていられないし、掛かったときも取り込みがこれまた大変です。体力の消耗が激しくなります。風はアユ釣りの天敵です。

 

 お昼にもなったし、3人で話し合ってここを諦めることにしました。一番の理由はアユのサイズが大きくないということです。数は出なくても、大きなアユが1匹でも掛かってくれれば、ここで粘ったのですが。

 目的はたった一つ、大アユ。巨アユ。

 でも、それが無理となった今どうするか、この前のブログで、25、26センチのアユが釣れたと言う鮭川に行くことにしました。

 

 

 しかし、鮭川よ、お前もか?! 天を仰ぎ、溜息をつくばかり!?

 

 水がないのです。一時は増水で釣りができない状態が長く続いたのに、昨日は水量が少ない。アユもいないことはないが、小国川の比ではない。

 そもそもこんな感じの鮭川で25センチのアユが釣れるのか?!といいたくなる。

 観音寺橋はポイントの瀬に3人入っていたので諦め、その上流の豊田橋へ。ここの下流域は最高の釣りポイントで、トロ、平瀬、深瀬ありで、水量が豊富で、どこでも竿を出せた川だったのに、行ってみたら、写真(昨日14日のブログ参照)のようなまるで死に体の状態。一面チャラ瀬と浅瀬になっています。

 この下流には何ものが住んでいるか分からないような深いトロがあったのですが、そこもかなり埋まってしまい、普通の深いトロ場になっていました。そのトロの下流も、一面の平坦な代わり映えのしない平瀬になっていました。

 その下に個人のヤナ(小石と草木でつくったアユ留め)があります。釣り人の姿が見えたのは、一杯いたのはこのヤナの下流域です。 絞り込まれた急瀬と瀬の開き、平瀬、トロと続きます。ここに5人前後の釣り人が竿を出していました。ときどき竿が曲がっています。

 

 私はこの上流の平瀬から竿を出してきましたが、ようやく掛かったのはこの急瀬でした。オモリをかませて何とか3匹掛けました。小さいです。18センチ前後です。2時20分から4時までやって、たったの3匹です。泣きたくなります。こんなことなら移動しなければよかったと思っても後の祭り。

 

 14日はお月見です。 ほぼまん丸のお月様。帰りの車から綺麗にお月様が見えました。 暗くなってからの帰宅は今年始めてかも。

 

 

 写真は、高屋から上流の古口に戻っている舟下りの舟です。全て同じ仕様の舟ではありません。最初に竿を出したところの右岸を走る舟です。


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最上川下流域と鮭川

2008-09-14 22:43:17 | 最上川

 疲れて眠くて、とりあえず写真だけでもUPしておきますので、ご容赦を!

    

 

 

(減水しているとはいえ、さすが大河「最上川」です)

 

 

(最上川川下りの船です。上流(出航地点)に向っています。)

 

 

(すっかり変わってしまった鮭川です。かなり減水しているようです)

 

 

(今日の貧果の一部です)

 

           


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第2回 最上川釣行

2008-08-17 22:08:24 | 最上川

 (昨日の予告の写真とダブっています。)

 

 昨日、長年の釣り友 I さんと最上川に行って来ました。

 仙台は朝から小雨、霧雨模様。全く冴えない天気でした。天気予報からいえば山形も天気はよくないだろうと思いながら、一路寒河江方面に向いました。

 寒河江地域は雨こそ降っていませんでしたが、空は全面厚い雲に覆われ、いつ降り出してもおかしくない天気でした。

 寒河江橋から寒河江川を見ると、橋の上流側にはそこそこの釣り人が竿を出していました。 先週1週間かけてアユの成魚放流をしたので、そろそろ釣れ出すころでしょうか。

 

 でも、我々二人は寒河江川の小さいアユにはおさらばし、いつものところで少しでも大きいオトリアユを購入し、大アユ狙いで平塩橋下流の最上川へ向かいました。”チェリークアパーク”です。

 8時30分くらいでしょうか、久し振りに見た最上川は、やはり渇水でした。少なすぎると感じました。7月27日(のブログを是非とも見てください。)と比べると雲泥の差。 その時は下流にコロガシの人が一人のみ。

 

 いつも参考にしている1時間後との水位(時刻水位月表)を比較してみると下記の通り;

 

          午前9時     午後3時

7月27日    8.85       8.79

8月16日    8.39       8.40  

 

 40センチ以上も少なくなっています。 過去の例からすると、8.60前後が丁度いいのですが。

 

 釣りの準備をして、いざ出陣というときにパラパラと大粒の雨が降り出し、慌ててレインウエアを着用しました。

 オトリは2匹ずつ、計4匹購入しましたが、2匹はオトリ缶に残し、1匹ずつ引き船へ。 私は例によって第一と第二組合の境界線の上流左岸から竿を出すことにしました。

 竿は、今年初登場となるダイワの「硬派”剛”引抜早瀬95」です。いよいよ、満を持しての登場です。 仕掛けは、いつものとおりホクエツ複合メタル”尺鮎0.2号”です。 ハリは8号、4本イカリです。

 

 水量は少なく、濁りもない、川底が見える、これなら幅広く探ることができる、右岸まで川を横断できる。なかなか釣れなくても、足で稼ぐことはできないか、いろいろ考えながらオトリをセットし、送り出します。

 しかし、掛かりません。追いがありません。川底の石にはあまりハミ跡はありません。 でも、川の中央の浅いところでは、少ないけれどアユの跳ねが見られます。

 

 しばらく釣り下りますが、掛かりません。 今度は川の中程に立って、左右を泳がせますが、追いはなし。 しょうがないので、右岸へ向い、右岸へチにオトリを入れます。 小国川なら仕方ないとしても、こんなに広い最上川にまで来て右岸ヘチを狙うとは何とも皮肉です。

 ここでも掛からないため(動くのが早すぎるかもしれませんが、何しろ短気なもので一箇所にジッとしていることは性に合いません。)釣り下ります。

 そしたら、竿を出してから30分以上経ったでしょう、掛けようとしてではなく、送り出そうとしているときに勝手に掛かってくれました。 慎重に抜きましたが、20センチ未満の、最上川としては物足りない大きさです。

 でも、野アユは野アユ、これでオデコは免れたわけで、ほっと胸をなでおろしながら、よしこれからだという勢いで、掛けたばかりのオトリを送り出したのですが掛かりません。 アユがいる感じがしないのです。 居なければ掛かりません。

 

 それからは、下の写真の中央の岩盤に乗って、荒瀬にオモリを使ってオトリを沈めたのですが、それでも掛かりません。

 

(見てください、こんなにも水位が下がっているのです)

 

 

 ここの瀬を渡ることは不可能なので、上流に歩いてから左岸に渡り、下ってきて(この時は、友釣りの人は我々を入れて5人ですか、見学している人もいて、彼がいうには下流の瀬が掛かり始めたと。)、この瀬で竿を出していた釣り友と合流。 聞いたらここで3匹掛けた、最初の1匹は23センチくらいの大きいアユとのこと。

 それを聞いて俄然ヤル気が出て来ました。 ここを諦めて、寒河江川で数釣りをしようかなと弱気になっていたものですから。

 

 彼の下流に入らせてもらい、背バリをつけて流芯に導きました。 水量があるのですが、何とか入ってくれました。 ここでは少し粘りました。そのためでしょうか、強い当りが手元に伝わってきました。 来た!、ようやく掛かった、喜んで左岸の流れの緩いところへ導いて、引き抜いたのはいいのですが、小さい、大きくないのです。オトリより小さいかも。

 大きな最上川らしいアユは、一体どこに行ったのでしょう? 掛かっただけ良しと思うことにして、少し釣り下ったところ、今度はさっきよりもいい感じの当たり。 これも無理をしないで、左岸よりに導いて引き抜きました。 21センチくらいでしょうか、でも尾鰭が半分くらいに千切れていました。

 でも、よく泳いでくれて、オトリを送り出す途中でここでの3匹目が掛かってしまいました。掛かった瞬間にジャンプしました。 これは今日の中で一番大きいアユでした。 しかし、その後が続かず、お昼となったので午前の部は終了としました。

 8:50から12:00までで、たったの4匹の釣果、貧果です。

 

 午前中の天気はめまぐるしく変化し、曇ったり降り出したり、ほんのすこしですが日が照ったり、天気に合わせてセミが鳴くようです。日が差したり、明るくなると元気に鳴き、曇ってくると鳴き止む。

 そうそう7月27日に紹介したカモの親子が元気に成長していました。 今度は川の中に親子が集っていました。もう子どもも大人も変わらないくらいの大きさです。元気にしていたのが嬉しかったです。 親カモは偉いです!

 

 

 

 午後もここで粘ってみることにしました。小雨が止まなくなりました。

 

 午前中の瀬から、長い瀬を釣り下ってみることにしました。しかし、すぐに根がかりです。とてもはずしに入っていけるところではありません。 やむを得ず糸を引っ張ったところ、下の付け糸から切れました。 開始早々根がかりで、嫌な予感。

 それでも、当然掛かってもおかしくない(と思うのは人間の勝手なのでしょうが)のに、この瀬に居なければ一体どこにアユは居るというのだと叫びたくなりながら、急瀬に流されないようにしつつ竿を出します。

 100メートル以上も釣り下って、とうとう下限まで来てしまいました。 ここの瀬は誰もが竿を出します。友釣りの人はもちろんのこと、コロガシの人も必ずビュンビュン竿を振り回すところです。 今日の分は既にもう釣り切られてしまったのでしょうか。 そうとしか考えられません。

 

 その内上流の瀬で粘っていた釣り友が下ってきて、更に下流へ入りました。左岸側に岩盤底と思われる流れがあり、そこに入りました。 掛かると木があったりして、取り込むのに苦労するところです。

 だからでしょうか、ここは竿抜けになっていたようです。 私は彼が掛けて、苦労しながら何とか取り込もうとしながらもバラしたのを目撃しました。

 その後先に車のところに戻りました。これが疲れるのです。押しの強い流れに抗しながら歩くので、体力を消耗します。 これが一杯釣れた後の戻りなら、心も体も心地よい疲れということになるのですが・・・。

 

 オトリ缶のところに戻ったら、雨のためでしょう、水嵩が増えていました。 大きな川なので一気に増水ということはないでしょうが、今全国的に増水による事故が増えているので注意しなければなりません。

 一人上がり、二人上がりで、彼も最下流から上がってきました。 やはり入れ掛りとまでは行かなくても、そこそこ掛かったから止めるまで時間がかかったようです。

 その時の釣果が、昨日のブログの写真、タモの中のアユの写真です。7匹釣り上げました。なかでも一番でかいアユは、完璧な背掛りで、これはどうしても引き抜けなかったそうです。

 

 そんなわけで、2回目の最上川でのアユ釣りは、取り込みが4匹なれど、根がかりが1匹で、キープは3匹ということになりました。

 釣り友は10匹ですか。でも彼にも失敗がありました。午後からの開始早々、引き船のふたが開いていて、中のアユが全部逃げ出したのです。でも、竿を出していた1匹を元に7匹を掛けて来たのですから、大したものです。脱帽です。 水量が少ない時は、誰も竿を出したがらない、出せないところを狙うより他はないようです。

 

 以上は昨日の鮎釣りの状況です。

 

 水位計によると、16日の午後8時で「8.74」、今日17日の朝8時では「10.42」でした。ものすごい増水です。

 帰りの雨は凄かった。雷こそ鳴りませんでしたが、強い雨が降り続きました。県境の山を越えるまで続きました。

 宮城県側はそんなに降りは強くはなかったですが、一日中小雨模様だったようです。

 

 またまた長くなってしまいました。付き合ってくれた皆様、ありがとう。謝謝


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2回目の最上川

2008-08-16 22:09:51 | 最上川

 天気は悪かったけど、また地獄の釜も開く日ではありますが、行って来ました、最上川。

 古くからの釣り友Iさんと二人で。

 最上川は超渇水でした。

 でも居ないことはないようです。

 

 すみません、疲れて眠くて、詳細は明日のブログにさせて頂きます。

 

 とりあえず、写真だけはアップしておきます。

 

 想像、または予想していてください!!

 

 

 

 

 


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初の最上川(その2)

2008-07-29 23:14:04 | 最上川

 27日の最上川釣行の続きです。

 

 2時過ぎに釣りをやめ、車に戻り着替えや帰り支度をしていたときのことです。

 なぜか、川のほうでガア、ガアという声が聞こえます。アヒルかカモかと思いながら着替えをしていましたが、どうにも気になるので川を覗いてみたら、ナントなんと何と、ガア、ガアと鳴いていたのはカモの親子だったのです。子どもたちは結構大きくなっていました。

 親子で水を飲んでいたのです。 これはシャッターチャンスと思い、デジカメを取り出して、そお~と近寄り撮影したのが下の写真です。

 

 私が川から上がるまでは、この場所にオトリ缶を沈めていました。

 いい写真が撮れたと喜んで車に戻りました。

 そしたら、今度はカモの親子が川から上がってくるではありませんか。丁度車のそばに上がってきて、私のそばに一家が集まり、ガア、ガア言いながら、今度は草むらを目指して歩いていきます。

 

 

 それが2枚目の写真です。こんなに近くで写真を撮りましたが、カモの親子はゆったりと車のそばを通り過ぎて行きます。

 母親のカモは常に堂々たるもので、少しも慌てるところはありませんでした。偉いものです。感服です。

 

 

 母親と子どものカモは12羽でした。

 察するに、この親子のカモは草むらに潜んでいて、時折水飲みに川に降りていく、丁度その時間帯に出くわしたということでしょうか。

 

 子カモは結構大きく、ここまで育てるのはかなり大変だったのではないかと、母カモに感心するばかりです。

 

 そうそうここで竿を出そうと車でやってきたとき、草刈されたところでキジを見ました。少しも慌てず餌を食んでいました。

 まさか、その後カモの親子を見ることになろうとは思いもよりませんでした。

 

 カモの親子の無事なる成長を祈るばかりです。

 

 


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初の最上川(その1)

2008-07-27 22:55:47 | 最上川

 今日も仙台は一日霧雨・小雨もようだったようですが、山形は曇ったりはしましたが、日中は暑く眩しい一日でした。

 腰まで水に入っていても気持ちいいくらいで、これぞ夏の鮎釣りというところですか。

 

 寒河江市の大沼モータースにて最上川第2漁協の年券を購入しました。去年より1000円値上がりして、7000円でした。(小国川は9000円)

 オトリアユは最上川に入ることを想定して、大きいオトリを2匹購入。1匹500円。チェリーランドの寒河江川には釣り人はかなりいましたが、そこは型が小さいというので、一路上流へ向かう。走ること約9キロで、西川町へ。写真は中学校の裏の寒河江川です。左側が上流です。

 ご覧のように水量は少なめです。

 タックルは;竿は「シマノ輝石 H2.75 90NE」、水中糸はホクエツ「尺鮎0.2号」、ハリは7.5号の4本イカリ、です。 これは最上川も同じです。

 ここでは、8:00-9:10amまで竿を出し、17センチクラスのアユが2匹のみ。ハミ跡は少なく、アカぐされの状態。釣れそうな感じがしませんでしたが、それでも竿を出しました。草や木が川底にかなり埋没していて、これが根がかりの原因となりました。

 丁度竿を伸ばしているところに地元のおじさんがやってきたので話しをしました。ここは釣れてはいない様子。彼は釣るつもりで上流から川を見てきて、私が釣れば(釣れれば)竿を出すのだといいます。20分くらいで2匹が掛かり、かれはそれを見ていましたが、ここで竿を出すことなく何処へと消えてしまいました。

 

 

 こうなればダメもとで最上川へ。 「寒河江 ひろ野の杜」へ向かう。平塩橋の下流、最上第1と第2漁協の境界線があるところ。

 行ってビックリ!!!こんなはずではなかったのに!!濁りと増水、かなりの増水。誰もいない。さすがの私も下の写真のような最上川を見て、ああこれはダメだ、とても竿を出せない、出しても釣れないだろうと悲観的になってしまいます。 

 

 

 仕方がないので、寒河江川でチビアユと戯れるかと帰ろうかと思ったとき、ガラガケ(コロガシ)の人が1名竿を出していたのです。車があったけど、川には誰もいなかった、休み休み竿を出しているようでした。

 地元の人がコロガシをやっている、ということはアユは居ないことはない!!居るのだ!居て、掛かるのではないか!?そう思うと、来たからには、ダメもとで竿を出してみようという気になりました。

 大きなオトリ(養殖)を2匹引き船に入れ、掛けた2匹はオトリ缶に入れて、川に沈めて置きました。

 コロガシの人の脇を通って上流側へ行きました。 そのときどうですか?掛かりますか?と聞いたところ、両手で大きさを示して3匹掛けたようなことをいいました。

 増水した部分だけは川の底の石や草が見えますが、少し深くなると全く川底は見えません。広瀬川ならいざ知らず、最上川はどうだろうか、と疑心暗鬼になりますが、居ないはずはない!と思うことにして上流に向かいました。

 

 

 タックルは上述のとおり寒河江川と同じです。ただ、水量があるので、最初はおもり、次にダブルの背バリ、ごくらく背バリを使い、元気なアユのときはノーマル仕掛けにしたり、臨機応変に対応しました。

 コロガシの人から上流へ150メートルくらい行って、流れの速い?トロから瀬になるところから釣り下る方法をとりました。

 

 竿は、午前中が10:10-11:50am、午後は12:40-14:10の間出しました。

 最初は2.5号の黄色のオモリをつけて、瀬からスタートしました。しかし、掛かりません。釣り下るのみ。やはりダメか・・・、無駄であったか・・・と諦め掛けて、寒河江川に行こうかなと思い始めたとき、遂に待望の強い当りが出ました。いやあ~嬉しかった。よっしゃあ~、なぜかこういう時は関西弁になりませんか? 慎重にためて、左岸の浅瀬に誘導します。なかなか浮いてきません。背掛りでした。とっても大きく感じました。23センチはあるのではないかと思いましたが、感じと実測はかなり違うことが多いので、何ともいえません。

 最上川待望の第1匹目は、7月27日午前10時40分でした。竿を出して30分後です。 それから2回悔しい思いをします。 1回目は当りが伝わってきたものの、それっきりとなったもの。逆バリが外れていました。 2回目はもっとはっきりと当りが伝わり、竿先がしなり、ハリ掛りしたと思ったのですが、残念ながらハリには乗りませんでした。オトリアユを引き寄せて点検したら、ハリスが切られ、逆バリも大きく開いていました。 これはほぼ同じところでの出来事です。

 その後また当りが遠のき、30分に1匹に割合で3匹掛かり、4匹目は5分後に掛かりました。 これで午前の部は終了としました。

 

 

 午後は12:40分からスタート。上記の写真のようなところから釣り開始です。立ち込みは腰下あたりです。 一見するとトロみたいですが、川全体が静かにしかし強く押し出すように流れてくるのです。滔々たる流れというのでしょうか。

 そして写真のようなところでよく掛かりました。といっても、午後も4匹だけでしたが、まあ、この悪条件下ではよくやったのではないかと、自分で自分を褒めてやりたいと思います。

 13:30以降は全く掛からず、当たりも遠のいた感じだし、風も出てきたし、足腰の疲れも出てきたので14:10には納竿することにしました。トラブルも結構あって、複合メタルの下のつけ糸とハナカンハリスが絡まったり、オモリで糸が切れやすくなったり、根がかりは2回ありましたが、必死の思いで何とか回収できました。底が見えないので、糸が切れないように注意して、足で石をあちこち動かしたりして。

 

 特徴的なことといっていいのか、背掛りと口掛りが半々でした。ハリは尾びれから1センチくらいしか出ていないのです。長くしようにも仕掛けがそうはなっていないから。でも、口掛りが多かった。その分抵抗が少ないので抜きやすくはなりますが、いまいち面白くはありません。 やっぱり大きいアユの背掛りが何といってもスリルがあり、楽しく面白いものです。

 

 結果的に、最上川では8匹の釣果で、つ抜けにはなりませんでしたが、広い広い川で、誰にも邪魔されずに竿を出せたということはよかったです。

 白い雲、照り返し、セミの鳴き声(寒河江川ではミンミンゼミとアブラゼミが半々くらいでした)は専らアブラゼミ、大自然の中でアユ釣りを楽しませてもらいました。 自然に感謝、アユに感謝です。

 

 

 写真は今日の釣果分です。右下の小さいのが寒河江川上流部で釣ったアユです。 最上川のアユの平均は21センチですか。大きくいので22.5センチくらいでした。

 

 

 

 

 


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最上川産卵親魚追跡調査

2007-10-11 23:27:33 | 最上川

 写真は最上川の大江町ヤナ場です。9日に撮影したものです。

 

 最上川では、天然遡上アユを増やすため禁漁期間を設けて4年目になるそうです。今年は10月の4日から10日までが禁漁期間でした。

 これはホームページで「最上川第一漁協ニュース」を見てもらえれば分かりますが、産卵親魚追跡調査は白鷹町ヤナ場と大江町ヤナ場で行われました。白鷹町が上流部となります。

 

 白鷹町ヤナ場では、6日から8日までの間、午前6時から10時までの4時間、毎朝6時に簾をはり簾に掛ったアユをカウントしながらアブラビレを切除して放流するというもの。午前10時には簾を撤去する。

 

 大江町ヤナ場では、7日から10日までの間、午前0時から24時までの24時間、簾を設置し、掛ったアユをカウントしながらアブラビレの有無を確認するというもので、確認済みのアユは再放流する。

 

 各ヤナ場では調査用サンプルとして60尾ずつ採集し、それ以外は全て再放流するとのこと。

 さらに、11日以降投網等で標識魚が捕れた場合には、漁協に知らせるように協力を依頼しています。

 

 たったこれだけでどれだけのことが分かるというのか、そこからどのような推察ができるのか、いまいちはっきりとは分かりませんが、少しでもいい方向に行ってくれればありがたいものです。

 

 写真の右側、ヤナ場の上には道の駅や温泉があります。入浴できるところは2箇所あり、うち1箇所は”ゆ~チェリー”のように一度に二つの種類の温泉に入ることが出来ます。古いけど古いなりの風情があります。入浴しながら、川やヤナ場が見られますので。


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10/09(その1)最上川

2007-10-09 22:47:03 | 最上川

 突然ですが、私はB型です。しつこいのでしょうか?また最上川です。

 

 今日も休みなので、夫婦で山形県寒河江に行って来ました。よく言えば、今年の夏、鮎釣りをさせてくれた妻へのお礼とでも言いましょうか。新しく出来た温泉”ゆ~チェリー”に連れて行くことにしました。温泉に入ってそばを食べに行かないかと言ったら、反対は?しなかったので行くことにしました。

 でも、内心では今頃の最上川はどうなっているのだろうか、もしかして石は真っ黒に磨かれていたりはしないかなどという妄想もありました。だからといって、竿を出そうとは、そこまでは考えてはいませんでした。

 

 前にも書きましたが、大きな浴場のなかに、「新寒河江温泉」と「寒河江花咲か温泉」があって、しかも川の見える露天風呂もあります。

 「新寒河江温泉」は低張性中性高温泉、「寒河江花咲か温泉」は高張性中性高温泉で、後者は高濃度でとてもしょっぱい温泉です。湯に浸かるのは3分以内にしてくださいと書いてあります。前者はしょっぱくはありません。この二つの温泉がわずか10センチくらいのコンクリートで仕切られているわけです。

 「花咲か温泉」は湯上り後は肌がすべすべになります。妻も喜んでくれました。

 

 写真は、いつもの最上川の長瀬地区の様子です。水量は少ないです。川の中央の岩盤が黒々と見えます。

 来年こそはここでいい思いが出来ますようにと思わずにはいられません。よろしくお願いします、川の精さまです。


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9/25(その1)最上川

2007-09-25 22:47:16 | 最上川

 性懲りもなく、またまた最上川、長瀬地区に行って来ました。

 諦めが悪いというか、好きだなあというか、今季の最後を何とか有終の美をもって飾れればこんな喜びはない、望外の喜びであるという期待感も持って行った訳です。

 

 昨日寒河江川に入った釣り友から、最上川の水は少なくなって、川中央の岩盤も見えるということを聞いていましたが、現地に着いてみて驚きました。何だこんなにも少なくなっていたのか!?1週間前からは考えられないくらい少ない水量でした。

 でも、水は澄んでいて綺麗です。だけど肝心のハミ跡は見当たりません。古くなった陸ナメが少しあるくらい。そこらじゅうの石は真っ黒になっていないかななんて甘い期待も抱いていたのですが、全くもって甘ちょろい考えでした。

 

 誰もいません。不吉でした。せめて地元の人、ガラガケの人にいて欲しかったのに、誰もいない。もう皆に見捨てられてしまったのかと思いました。

 天気は曇り、厚い雲が低く垂れ込めています。水温は21度。風は少し涼しさを感じさせたので、今日はドライタイツにしました。

 竿は昨日書いたとおり、シマノのスペシャル豪腕・尺鮎90-95です。仕掛けは、現有の最強仕掛けホクエツの「荒瀬0.4号」です。今月上旬にも使いましたが、仕掛け自体は数年前のものです。

 オトリは大き目のメスを選んだつもりです。2匹で1000円。

 

 例によって漁協の境界辺りに入りました。左岸からの竿出しです。

 やはりというべきかウントモスントモいいません。当たりはありません。釣れる気がしませんでした。50メートルくらい釣り下ってから、今度は川の中央に位置取り、少し左岸を狙い、やはり掛らなかったので、さらに大きく動いて、右岸へちを狙うことにしました。釣り下りましたが、何も掛りません。

 正直なところ、ハヤでもいいから掛ってくれ、できたらニゴイが掛ってくれ、引きを楽しませてくれと願う始末です。でも、今日はそれさえも叶いません。

 

 この頃下流の瀬にガラガケの人が二人入ってきました。まだアユはいるのか、瀬に居るのかと思い、どうせダメなら岩盤に立って、ガンガン瀬を狙ってやれと、岩盤のところにいきました。

 1時間も経ったので、オトリは弱ってきたため、4号のオモリを付けました。岩盤の近くの瀬の中に入れます。多分ダメだろうと思っていましたが、これが結果として拙かったようです。集中力も切れ、積極性もなくなり、マイナス指向となってしまっていた。

 

 「掛った」ではなく、「掛ける」という気持ちが大切だとは、楽しんで荒瀬を泳いで釣る、大アユ釣りに命をかけている野嶋玉造のことばですが、まさにその通りだと思います。

 時は10:06am。釣れないから下流にオトリを送ろうと竿を立て気味にしたところ、当りあり。ええっ!いたのか?掛ったのか?と半信半疑、大事に慎重にとろうとしなかった。すぐに抜きにかかった。そしたらオトリも当然掛り鮎も見ることなく、荒瀬の中で”親子丼”でした。

 仕掛けをチェックしたら、下のつけ糸のチチワが切れていました。ハナカンハリスを取り付けているところです。0.6号のナイロン糸でした。0.6号です。いとも簡単に切れてしまいました。

 

 アユは少ないが瀬にいると分かったので、それからはヤル気を出して動きましたがだめでした。ガラガケの二人が瀬でアユを掛けるのも見ました。その後1時間以上も動き回りましたが、掛りませんでした。

 9:00から11:30まで粘って、釣果0でした。ハヤすら掛りませんでした。撤退です。寒河江川に向かいました。

 写真の中央の岩盤の右側で掛ったのですが・・・。


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9/17(その1)妻の怨念?

2007-09-17 17:47:32 | 最上川

 昨日も言われましたが、釣ったアユを持ち帰ると、妻に嫌な顔をされます。”もう持ってこないで”といわれます。だからよく義父のところに持っていくのですが。

 持ち帰っても、さばくのはのは私です。妻はご飯の前に塩を振りかけて焼くだけ。

 家ではアユははらわたをきれいにとり、血のりも綺麗に洗い流し、大きい鮎は頭も切り取ります。この前はさらにぶつ切りにしました。そして頭やはらわた等はきちんとビニールに包んで、臭いが外に出ないようにきちんとゴミ入れに入れます。ここまでが私の担当です。もっとありました。魚用のまないたと出刃包丁の後始末も私の仕事です。

 

 前置きが長くなってきました。天気が心配でしたが、行って来ました。最上川長瀬地区。

 写真のように増水はしていますが、濁りは笹にごり程度です。実はオトリを買う前に、川を見てこれなら大丈夫と確信してからオトリを買いに戻りました。

 でも、結果は、今シーズン初めてのおでこ、”零”、全く掛りませんでした。完封されました。トロ場の方には食み跡がところどころにあるのです。でも掛りません。

 8時40分から11時15分まで粘りましたが、・・・・、残念です。40分後か、掛ったのです、取り込みました。笑ってください。10センチくらいのちびハヤでした。

 4日のことを思えば、水質ははるかにいい感じなのですが、肝心のアユがいないのではどうしようもありません。ガラガケで2匹とったというから、全くいないわけではないのですが。

 台風による大水で流されたのでしょうか。でも、ハミあとは新しいものです。

 竿はダイワの「硬派”剛”引き抜き早瀬95」です。仕掛けは昨日の広瀬川と同じです。ホクエツの尺鮎0.3号。

 第一と第二漁協の境界線からもっと上流のトロ場にも入り、ずーと下ってもみたのですが、当りらしい当りは1回のみ。ハリにのるかと思いきやのりませんでした。揚げ句は根がかりでオトリをなくし、納「棺」しました。もう1匹のオトリは元気なので逃がしました。

 

 ガラガケが二人、友釣りが一人、ずーと下流の右岸側トロ場にはガラガケが二人いました。水温は23度。股上まで入りましたが、全く寒くはなかったです。一時強い陽射しが出てきたりして、気持ちがよかったくらいでした。

 水量が減って、右岸側まで動けるようになれば、状況は変わってくるのかもしれませんが。

 何にしても予報を裏切って、天気がよくてよかったです。

 

 ガラガケの人の話では、渇水のときここで29センチをとったとか。数が少ないから大きくなって、瀬の深みにいたとか。

コメント (1)
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