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鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

小国川、初釣行

2015-07-04 17:14:03 | 小国川

 きのうは失礼いたしました。 きょうは小国川での鮎釣りの報告ですが、その前にいろいろと言いたいこと、書きたいことがありまして、ストレスとならないためにも”うざい”と言われようが書いて行きます。

 (その1) 東北楽天ゴールデンイーグルスはとっくにブロンズイーグルスに変わってしまったので折角投手陣はそこそこいい投球をしているのに相変わらずどうしようもない打線は打っても点が入らないように打っているのではないかと勘繰りたいくらいにチャンスで打ってくれません打てませんもう呆れかえって口あんぐりですので楽天については書きませんが、セリーグが面白いじゃありませんか!!

 一位から最下位の六位までは何となんとナント勝率五割を切っているのです。 それでも順位が付きます。 負け越ししていても一位とはこれ如何に?です。 セパ交流戦の結果セリーグのチームが惨敗したからのようですが、これからセリーグの順位はどう展開していくのか?非常に興味があるところです。

 (その2) 東京16区の大西英男、福岡1区の井上貴博、比例近畿ブロックの長尾敬については何をかいわんやですが、選挙区の有権者の皆さんはどう思っているのか?!その感想を知りたいものです。どうせまた次期総選挙では楽勝しての当選ということになるのでしょう!だから日本はよくならない!この選挙区にしてこの議員ありでしょうから。

 (その3) 「まれ」、よかったですね、ついに圭太と結婚に至るようですが、でも今までのストーリーからするとまだまだ二転三転の展開があるように思えます。 「あまちゃん」と比較しながら「まれ」を見ているとその相似点が見えてきて面白いです。 来週からどんな展開となるのか、興味は尽きません。 (その4)は長いから、最後にあります。

 

 長くなりそうなので、小国川の様子を。きのう3日に鮎釣り大会会場である山形県小国川へ視察、リサーチも兼ねて行って来ました。 ①の写真は午前8時40分頃の小国川で、場所は河原に障害者(ばかりではないですが)用のトイレがあるところの向かいの様子です。

 この写真には3人の釣り人が写っています。草茫々の中洲みたいなところの奥にも一人います。 さすが小国川、やっているな!上流にはどれだけの人がいることやらと思いつつ、一関大橋へ向かいました。

 ① 

 ところがいないのですす、人はいますが、釣り人がほとんどいないのです。②には一人しか写ってはいませんが、二人いて、一人は上がってきました。全く釣れないからと。 ②の釣り人がいる辺りは、大会のときは真っ先に釣り人が入る場所です。右岸側ですね。

           ② 

 上流側の一関大橋です③。 その下流には誰も、だあれもいません。 釣り人がゼロなのです。こんな光景初めて見ました。 解禁して三日目の小国川で、こんな状況は全く初めてではないのかな、もしかして。 信じられません。 天下の銘仙ならぬ名川である小国川がこういう状況とは。

 ③ 

 一関大橋の上流の経壇原の手前にも行ってみましたが、瀬に二人の姿が見られました。それにしてもこんな状態の小国川で、一体5日の大会はどうなるのだろう?どんな大会となるのか?信じられないような大会になるのかもしれません。

 駐車場に車を停めていたらケータイに着信音がありました。 釣り友からの電話でした。 やはり小国川へ向かっているということでしたので、ここで到着を待つことにしました。 40分弱でやってきました。 この付近には釣り人は居ないけれども、釣りに来た人は車の近くに釣り人よりは多くいました。 その中に長いこと一緒にトーナメントに通い続けた人もいて、話しを聞きました。

 解禁日は③で竿を出したが釣果は7匹のみとのこと。この名人級の釣り人にしてそんな貧果とは。 そしてきのうはここで1時間30分竿を出して、釣果はゼロと言います。以下にこの付近に鮎が居ないか、少ない鮎が居ても追わないのでしょう。

 ずーと上の方がいいということです。最上町の方とのこと。白川との合流点付近とか、とにかく上流の放流アユがとっても大きくなっているそうです。優に20センチは超えているようで、解禁したばかりの小国川でそんな大きい鮎が釣れるのか?半信半疑でした。

 まあ、とにかく小国川へ来たのだから、こういう状況ではリサーチは諦めて楽しもうということになり、オトリ等を買ってとりあえず瀬見温泉に行ってみようと動き出しました。実際にオトリを買う時に見せてもらった、上流で掛かったという鮎の大きさにびっくりです。21センチ、22センチクラスの鮎です。 本当にいたのです。

 でも後で分かったのですが、そういう大きな鮎は二日間で釣り切られてしまったようでした。

 ④から⑥は瀬見温泉の義経橋を渡って行ったところです。去年か一昨年にも来たことがありますが、流れがすっかり変わっていました。 右岸側は護岸工事できれいになっていましたが、流れは右岸側が主流だったのに、今は完全に左岸側の流れとなっていました。 でも誰も入っていなかったのです。見た目はとってもいい流れなのです。

 トロから瀬頭の鏡、深さもある急瀬、早瀬、平瀬となり開いて行きます。 二人で勇んで竿を出したのですが、結果は大物は不在というかもういないのでしょうか? 掛かったのはせいぜい15センチくらいかもっと小さい鮎のみ。 それも平瀬から瀬の開き付近で掛かったくらい。

④ 

    ⑤ 

 ⑥付近で一番掛かりました。 7回も掛けました。しかしキープはたったの3匹でした。後の4匹はどうしたのか??みんな途中で川に戻っていったのです。 川上からちょっと強い風が吹いていまして、風のせいにはしたくはないのですが、オトリ鮎と掛かり鮎を引き抜くのですが、2匹が他もめがけて飛んでくることは飛んでくるのですが、あと1メートル付近でみな川に帰って行くのです。 

 

 上が小国川での第一号の鮎(横になっている方)で、下は2番目の鮎(左側)ということになります。

                     

 言い訳としては、風のせいと掛かり鮎が小さいためと思っています。小さくて軽いから向かい風に負けて失速し川にポチャンということになるのです。 それを性懲りもなく4回も繰り返すのですから何をかいわんやです。まったく勉強していない、何も学んでいないということになります。

             ⑥ 

 いやはや参りました。 ここでは10時25分から11時10分くらい竿を出しました。 7匹掛けて取り込み3匹という結果でした。

 気を取り直してさらに上流を目指します。こういう時の釣り友は頼もしい限りです。 何しろ20代30代からこの川に通っていましたので、小国川のことならほぼ何でも知っています。ありがたいことです。newoneとしては長澤の堰堤くらいまでしかなかなかひとりでは行けません。

 

 思えば、思わなくても彼と知り合いになってから、一気に私の鮎釣りの世界が変わりました。その変化はまさに劇的と言っていいものです。 彼の車で、それまでは広瀬川しか知らなかったのが、山形県は寒河江川、小国川、鮭川、真室川、秋田県は米代川や阿仁川、岩手県も猿ヶ石川、雫石川、南は久慈川や那珂川、箒川、鬼怒川、新潟県の荒川も行ったか、そういうところに連れて行ってもらいました。 お蔭で私の鮎釣りの世界が大きく変わりました。

 そしていつしか競技の世界にも入っていくようになり、今となっては参加することに意義があるだけとなってしまいましたが、現在に至っています。 こう振り返ってみますと、本当にお世話になっています。感謝あるのみです。 

 

 そのごまたいろいろ上流の様子を見て回りましたが、午後に竿を出したのは宮城県境にも遠くない最上町の大堀地区?鵜杉橋の近くの小国川でした。 R47からすぐのところです。いろんな川相があり、釣り人が多くなければ思う存分釣りを楽しめる所なのですが、ここも人が多いところです。

 ⑦ 

 川の中だけでも10人近くはいました。もっといたかも。 河原にも数人いました。 newoneは⑧のようなところに(無理やり?)入りました。 いい型の鮎が結構掛かりました。 でも20センチはないです。 ⑧付近では8回掛けて取り込み6回というもの。またしてもバラシです。

 ⑧ 

 今回のバラシは、川の中央付近か左岸寄りで掛かりますので、掛かったあと竿をためて右岸側に引き寄せてきて引き抜きます。 でもその引き抜くときに飛んでくるのはオトリ鮎ばかりで、肝心の掛かり鮎はそのばでオサラバというものでした。

 ⑨ 

 悔しいですね。 掛かりが浅いのでしょうか。 

 今度はやや上流の⑩の前後から竿を出しました。 掛かるのです、結構。 しかし、ここでもバラシが多発!!!一体どうしたというのでしょうか??? ここでは5匹掛けて取り込みはたったの2匹という無様な結果でした。 合せると、13匹掛けて取り込みは8匹のみということになります。 ここのバラシはいずれも引き抜き態勢にはいってから、水面に出てくるところでのバラシとなりました。

  ⑩ 

 いやあ情けないやら恥ずかしいやら・・・・・

  ⑪ 

 上流にこういう堰堤があります。

 ⑫ 

 写真の最後は3日の釣果です。でもここにはオトリ鮎も混じっています。

              

 一番大きい鮎は上流で掛かった鮎ですが、オトリとして購入したものです。釣ったものではありません。残念ながら。

 

  (その4) みなさんは、土曜日の朝6時からのNHK第2放送の「文化講演会」を聴いていますか? 聞いていない人が居れば、是非とも聴いてください。布団の中から聞くのでもいいと思います。とってもためになったような気持ちになります。それだけでも得した気分になるじゃないですか。

 そういいながらも、きょうは途中からの釣行ならぬ聴講?となったのですが、4月26日の講演で、講師は姜尚中(カンサンジュン)です。 夏目漱石と姜尚中はこの頃は切っても切れないような関係となっているようです。

 夏目漱石の「それから」や「こころ」を題材にしての『君たちはどう生きるか』が題材のようで、どこかで聞いたことのある演題です。 吉野源三郎でしたっけ、同名の著作がありますね。 メモしながら聴いていたのですが、箇条書きに書いて行けばもしかして全体像がよく見えてくるかもしれないと思いたいので書いてみます。

 

 ≪以下要約です。≫   人間の世界は死ぬまでどんちゃん騒ぎだ。  だから、自己本位で生きることになる。  だから、人との出会いが大切になってくる。  ここでいう「自己本位」とは、「まじめ」ということで、真剣勝負であり真面目にしっかりと見るべきものを見るということである。  見たくない現実でも見ざるを得ない、現実をもっとしっかりと見つめること、それが「まじめ」ということで、それは語り継いで受け継いでいくべきものである。 語り継いで受け継ぐということは、心の相続ということである。  人間は生きた証しが欲しいもの、だから遺言を残そうとする。 そのことで物語が第三者に受け継がれていく。  人間は無条件に自分の存在を「承認」してくれる人がいると「やすらぐ」。  存在それ自体を丸ごと認める、それによって自由は自由としての意味を持ってくる。   しかし、現在は「他者の相互承認」がなくなっている。   我々は若い人に何を残すべきか、何をどう伝えていけばいいのか。   何とはなしに生きているが、人は人として生きていける。 人はたくさんの「通過儀礼」(誕生・入学・卒業式・結婚・・・・)の中で生きている、通過儀礼とともに生きている。   しかし、この社会から通過儀礼が消えてなくなった。   人間は通過儀礼を通じて一つひとつ何かを学んで新しいステージを迎えることができる。   通過儀礼を見直すべき、それはとても大切なことで、試練が伴うが恐れない。   人間が生きるということは通過儀礼である。

                       

 何とか理解していただけるでしょうか? このことを改めて考えながら漱石の本を読むと新しい発見があるのかもしれません。 朝日新聞で、「三四郎」 「こころ」を詠み、今は「それから」を読んでいます。

   

 今までで最高に長いブログとなってしまいました。ここまで読んでくれた皆さんには本当に心より御礼申し上げます。


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感激の、小国川

2015-07-03 20:48:18 | 小国川

 山形県の小国川へ行って来ましたが、もう眠くて長く書き続けることは無理なので、きょう小国川で見かけたものを見ていただきます。多分みなさまにとっても珍しいのじゃないかと思います。

 (その1)

 ヤゴです。 ヤゴからトンボが産まれます。 1週間くらい前ですか、広瀬川の分流でも生まれたばかりのオニヤンマを見ていただきましたが、きょうは瀬見温泉の小国川でヤゴから生まれて羽や体に十分に血液が流れるのを待って飛び立っていくオニヤンマを見ました。

 しかし、残念なことにカメラは間に合いませんでした。 あれよあれよという間にオニヤンマは飛び立って行きました。

 ①   ② 

 ①と②は同じもので、背中とお腹の違いです。 成虫となったオニヤンマは①の抜け殻に、羽を広げて十文字の姿でじっと止まっていました。 貴重な体験です。

 

 (その2)

 (絶滅危惧種ではない)メダカです。

 場所は小国川のずーと上流、最上町の大堀地区?でしたでしょうか。そこで午後から鮎を釣るために竿を出したのですが、本流脇の水溜りみたいな分流に群れていました。 広瀬川にもメダカはいますが、こんなに巨大な群れとなっているのは見たことがありません。

 しかも人懐っこいというか、いったんは散ってもすずにまた戻り集まってくるのです。

 

              

 

 どうです!すごい群れではないですか!まるで水族館のイワシの群れみたいな感じです。大袈裟かな。

              

 

 

 (その3)

 カジカガエルです。 広瀬川にもカジカガエルはいます。 分流の散歩のとき水中からはカジカガエル、木の上からはウグイスの鳴き声がnewoneを歓迎してくれます。 でもその姿を見たのは年に1,2回あるかないかです。

 それなのに、(その2)のメダカと同じところなのですが、カジカガエルの鳴き声が広瀬川の比ではないのです。 カジカガエルの合唱隊です。 そして嬉しいことにカジカガエルのすがたをじっくりと何匹も見ることができました。

 当然いろんな姿形を見せてくれます。個性があるのですね。 くどいかもしれませんが、めったにあることではないので、じっくり見てください。

   

 捕まえることは無理ですが、こういうカエルがあの軽快かつ軽やかな、癒しの音色を聞かせてくれているのです。

             

 こうやって見ただけでも小国川は凄い川です。 全国に誇っていい川ではないのでしょうか!

   

 それなのに、今小国川は護岸工事等によりますます生物たちの住みにくい川になりつつあるとあるオトリやさんは嘆いていました。

         

 その最たるものは、何といっても穴あきダムの建設でしょう。 

                        

  

 カジカガエルの日向ぼっこ、というのでしょうか?

                         

  

                  

 小国川での鮎釣りの報告はあしたにしてください。申し訳ありません。 寝ます。

 


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最後の小国川、そして納竿

2014-09-17 16:55:38 | 小国川

 天気はいまいち、曇り空、気温は上がらない、でも多分水温は冷たくはないだろう、釣れても釣れなくてももう構わない、きょうは区切りの日、決断の日、けじめの日としよう、来週から忙しくなってくるし、・・・・

 ということで山形県は小国川へ行って来ました。 山形も気温は低く、竿を出す時までに20度にはならなかった。 水温は18度、でもその割には冷たくはなかったのが幸い。 何よりも小国川は渇水が進んでいる。 濁りもない。 川の中をいろいろ歩けそうである。

 

               

 (一関大橋下流にも 止め が設置されるのですね。)

 

 かっと晴れ渡って、残暑厳しいくらいの天気だったら申し分はなかったのですが、それは言いますまい。川に入れただけでもよかったと感謝しなければ。

 S名人宅のオトリもそろそろ品切れとなりそうです。 投網で捕ってはいるのですが、川に入っていくと鮎は深場に敏感に逃げ去っていき、オトリ鮎の確保に苦慮しています。 釣れた鮎を持ってきてくれる釣り人も少なくなってきたとか。そもそも竿釣りはかなり厳しいということで、釣れないようなのです。

 名人は下流がいいのではないかと言っていましたが、私はもう入るところは決めていまして、そうです、「経壇原」 です。 それなりに水量があって、大石があるし、川底の石もまだハミ跡もある、例に寄って右岸へチを狙えば釣果ゼロ、おでこということはなかろうと思っていた次第です。

 しかし、川を見てがっくり。軽自動車が止まっていましたが、その人は竿釣りではなく、投網の人でした。ついてない。 これから竿を出そうという時に、すでに投網の人が先に入っていたというのですから、がっくりです。 でもへこたれません。 そのまま初志貫徹です。 チャラ瀬ではないから、鮎は一網打尽ということはない、一時的に逃げてもしばらくすれば鮎は戻ってくるだろうと楽観視していました。

              

            (上が経壇原上流、下は下流域です。)

 

 竿を出したのは9時30分から12時までの2時間30分。 1時間経ったとき、寒さを感じたのでゴアテックスの合羽を着用しました。

              

 

 狙いは、もう何をかいわんやで、4枚の写真のように右岸へチです。 瀬には着いていません。右岸側の瀬の対岸側から流れがない小石が入っている浅い右岸ヘチ、こういうところにしか追う鮎はついていませんでした。

            

 

 幸か不幸か、不幸ということはないか、すぐに1匹掛かってしまったのです。口掛かり。当たりは弱く、引きもそこそこでしたが、貴重な1匹です。 何といってもこれでボーズを免れたわけですから、ホッともします。

 オトリを交換してもその後が続きません。 釣り人は上流の方に3人、下流に2人入ってきましたが、中央部分は私一人の貸切状態で助かったです。 水量が少なくなっているので、私でもどこでも入って行ける感じで、気分的にこれも幸いしました。

 2匹目はずーと釣り下ってから、20分後くらいでしょうか掛かったのは。 大きな石で囲まれているようなところで、縦棹にしていたら掛かりました。2匹も。 これで3匹ゲット。 でも当たりは物足りない!!

 4匹目がすごかった。ガツーンと掛かると一気に下流に走り、危うく竿が伸されそうになってしまいましたが、何とかこらえて左岸側に寄せてきます。無理があり途中ジャンプしてしまいましたが、大きな石の脇が緩やかな流れとなっていたので、そこに導いて抜きました。 しかし、またしてもキャッチミス。掛かり鮎はタモの外、オトリ鮎がタモの中、必ず1回はこういう悲しいことをしてしまいます。

 その後再度上流側に歩いて釣り下ったところ、1回目は掛からなかったところで3匹を取り込みました。 それで止めました。 12時です。 結局7回掛けて6匹取り込みという結果でした。 満足です。 ゼロ釣果を予想していたくらいですから、大満足。小国川に、小国川の鮎に感謝です。

 一つ悔しかったのは、午後になってから陽が差してきたことです。暖かくなってきました。最初から陽が差していれば・・・なんて思っても始まらないのに、バカですねえ~。

 

                    

 型は18センチから21センチくらいでしょうか。 大きくはないです。でもまだ”肌はきれい”です。  きょう9月17日水曜日をもって2014年の鮎釣りは終了です。 また、来夏の東北の河川を期待しましょう。

 

 一関大橋下流の駐車場で昼食としたのですが、どこかのクラブでしょうか、若い?釣り人が集まり、集会後川に入っていきました。 クラブの納会の鮎釣り大会かな。 オトリ鮎を確保するだけでも大変だったのではないかと余計な心配をしたりして。

 

 かなり減水していることがお分かりでしょう。

 

 初めて知りました、舟形町の特産物です。 「舟形マッシュカレー」  マッシュルームが特産物のようです。 どこかで見つけましたら、買ってください。 味はお楽しみです。

       

 


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謝謝 再見 小国川

2014-09-10 17:17:34 | 小国川

 行って来ました、山形県は最上小国川。 水量は少なめですが、少し濁りが入っていました。笹濁りよりもちょっときつい濁りかな。

 オトリを買う時にS名人に言われました。 きのう知らない間に雨が降ったようだと。 雨が降って濁りが入っている。 濁りが入るとあゆの活性が悪くなるのだと。 

 でもきょうのnewoneにとっては濁っていようがいまいが関係ないのです。 天気であって川に入れて、竿を出せれば、そして鮎と戯れることができればそれで本望です。文句はないです。

 幸い舟形町は雲は多いようでしたが、寒くはなく、時折陽射しも射して、しかも眩しく暑く感じられたし、何よりも水温が結構暖かく感じたことが嬉しかったです。 今年は一回もスリムウエダーは使いませんでした。 泳げない身としては最悪の場合を考えて、鮎釣りでは極力スリムウエダーは履かないようにしています。

 水温計は持っていったのに計測はしませんでした。22度か23度近くはあったと思います。もう小国川は産卵のために下ってくる鮎を捕るための”止め”が作られていました。こうなると本当に鮎釣りも終盤も終盤ということになります。 石と柳?の小枝で実に上手に作るものです。

 

 購入したオトリは”天然鮎”です。 またしてもまけてもらった。すみません、ありがとうございます。助かっています。

 入ったのは遠くには行かずに私の好きな”経壇原”です。 きょうは一関大橋の前後には釣り人はゼロ、誰もいませんでした。こんなことも珍しいのではないですか? 何という花かは存じ上げませんが、きれいにたくさん人知れずに咲いていました。

           

 

 

 きょう午前の経壇原です。 上が上流域、下は下流域です。 水量が少ないのがお分かりでしょう。 私にとってはとっても嬉しいことです。 泳げない私としてもいろいろなところに行けるから、それなりに歩き回れるから。

            

 

 大きな石は休憩場所にもなりますし、重宝です。 大会の開始の合図を待つ間、近くに大石があるととっても助かります。

 9時前に入ったのですが(竿を出したのは9時から)、その時は全く誰も釣り人は居ませんでした。ここにですよ! その後すぐに二人入ってきて、さらに二人入り、私を入れて5人で竿を出しました。

 

 きょうの最上川の経壇原の状況ですが、やはり掛かるのは右岸へチ寄りです。どうしてもそうなってしまうのですね。 手前にもいい流れ、瀬があるのですが、だれも竿を出しません。みんな川の中央付近に立ち込んで「右岸寄り」を狙います。

 同じ右岸寄りでも、右岸の瀬や流芯よりは瀬脇右岸寄りが狙い目ということになります。実際そうなのです、掛かるのはそういうところですから。 私の下流に陣取っていた山形の人も、狙っているのは右岸ヘチ寄りで、そこで結構掛けていました。

 ① 

 ② 

 ①でも②でも流れの穏やかな右岸へチ寄りが掛かるのです。私は10分前後で1匹が掛かるという感じでした。 最初は20分で3匹掛かり、型はオトリよりは少し大きいか同じくらいの型ですが、掛かった後の引きはそれなりに楽しめます。

 ③ 

 ④ 

 ③ ④でも掛かるのは急瀬や早瀬の右岸側が多いです。瀬では全く掛からないということはありませんが。 意外と掛からないだろうと思っていると掛かったりするものです。 

 また、カメラを構えているときに掛かったこともありました。 その時は幸いにも下流に走られることはなく、逆に上流に泳いで行ってくれたので助かりました。

 

 根掛かりが1回あり、オトリを失いましたが、切れたのは下の付け糸で助かりました。複合メタル自体は何の問題もありませんでした。 逆にハナカンがついている鮎が掛かったりもしました。ハナカンばかりでなく、ハナカン回りのほか水中糸に目印までついているあゆです。なんらかの事故で水中糸の途中から切れてしまったのでしょう。

 水中でのバレは4回くらい、空中でのバレも1回ありました。 どうしても完璧に掛かった鮎を取り込むということは無理なようです。  9時から12時までの、休憩やトラブルの時間を除くと実質2時間半の実釣となります。 結果はキープが13匹でした。 大きいのは22センチくらい、小さいのは17センチくらいでしょうか。

   

              

 引き抜いたものの鮎が大きな石にぶつかって瀕死の重傷を負い、すぐに亡くなったことや腹掛かりで内臓が出てしまったこともありました。 腹掛かりというのは意外と今年はなかったように感じます。どういう訳かは知りませんが。

 

 小国川、いい川です。 まだまだ鮎はいます。 錆は入っていません。 行くのなら小国川です、皆さん。 小さいのも混じりますが、22センチくらいの鮎も引きを楽しませてくれます。

 今年初めて?好きな川となりました。 勝手なものです。

                    

       

 

 帰りは家族にデラウエアを1キロ分買ってきました。 それと「黄桃の甘露煮」も。 イチジクの甘露煮は家でも作っていますが、桃、それも黄桃の甘露煮です。

  


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山形はまだ夏

2014-08-29 21:03:20 | 小国川

 今週は広瀬川では全く竿を出せなかったので、体が鈍りそう、気分転換も兼ねて山形は小国川へ行って来ました。

 関山トンネルを過ぎると空は青く、白い雲が夏を演出していました。嬉しくなってきます。

 S名人宅でオトリを購入。天然鮎は1匹600円となっていましたが、1000円で3匹というサービスでした。 営業しているのだから申し訳ないのですが、そういう時は甘んじて好意を受け取ることにしています。

 びっくりです、小国川は渇水です。異常渇水と言ってもいいかも。それくらい水量が少ない。雨が少ないのでしょうか。当然水は澄んでいます。 広瀬川とは雲泥の差。 東西でこうも違うものか。 そして小国川にはまだ夏が残っていました。

 

 その渇水の小国川、一関大橋下流のドチャラで泳がせ釣りをしている人がいました。少し見ていましたが、その間で2匹も掛けていました。 泳がせが上手なのか、鮎が追い気があるのか、何にしても広瀬川ではおよそ考えられません。

             

 一関大橋下流の鮎釣りはほとんどがこういう釣りスタイルです。右岸へチ狙いです。この人も1匹掛けていました。

 

 鮎はいます。渇水でもそれ相応に追うようです。少しやる気が出てきました。大丈夫、これなら少しは釣れるだろうと。

 最初に入ったところは私の大好きな場所「経壇原」です。 今年のダイワとシマノの鮎釣り大会ではここでいい思いをさせていただきました。

① 

 ② 

  ③ 

 ①と②で竿を出したのは、9時30分から11時10分の1時間40分。 写真には写っていませんが、上流と下流には2,3人の鮎釣り師が入っていました。 車のナンバーを見たら栃木県の方から来ている人もいました。ご苦労様です。那珂川はパッとしないのでしょうか?久慈川や鬼怒川もあるだろうに・・・。

 ここ経壇原は、小国川の水量が少なくなったとはいえ、全体に深さがあり、水量はある方だと思います。 大会を思い出しますが、大会の時は本当に右岸へチぎりぎりを狙って釣りをしましたが、きょうはそこまで徹底はせず、ヘチの手前の瀬を中心に狙いました。

 というのも数釣りよりも、いい型の鮎を釣りたいから。 ①②のところが空いていたのはラッキーでした。ここしか入るところがなかったのですが、5分も経たないうちに掛かりました。ただ大きさはちょっと不満ありというところ。17センチくらいか。 でも2回目以降は20から22センチくらいの小国川としてはかなり大きめな鮎が掛かりました。

 ただ不満だったのは当たりが何か弱いのです。 はっきりと手応えがあったのもありますが、半分近くは何か掛かったかなというくらいの当たりなのです。 それでもその後の引きは強いです。強引に引き抜くつもりでしたが、半分は少し下りながら慎重に抜きました。

 それといささか傲慢かもしれませんが、周りを見てみるとよく掛かっているのはnewone一人と言ってもいいくらいだったのはとっても嬉しかったですね。有頂天になってしまいます。人間ができていません、半人前ですね。

 そういうわけで9時30分から11時10分までに経壇原では8匹を取り込みました。オトリとあわせれば11匹、これなら鮎釣り大会の予選は楽々通過ですね。 ここを往復するなどして粘ればもっと掛かったのでしょうが、他の釣り人のようにnewoneは気が長くはないので、移動することにしました。  いい型でしょう。

 

             

                    

 

 移動したのは上流側の長沢堰堤下流の急瀬です。写真で見ると減水のため急瀬には見えないかもしれません。もっと水量があれば荒瀬になっているかもしれません。

 ④ 

        ⑤ 

 ⑥ 

 ⑥で最初の1匹が掛かったのですが、キャッチしてがっかり。 小さいのです。 経壇原での小さい鮎以上に小さい。その後は⑤を中心に攻めてみました。 その結果⑤で5匹も掛けてしまいました。 時間は11時40分から13時10分の1時間30分でキープは7匹でした。

                   

 ただすべて小さいのだなあ~。これが少々不満。しかも当たりは経壇原と同じく、はっきりと分からないのも多いのです。 でもその後の引きは型の割には強いのです。これは嬉しいことです。 根掛かりもなくて過ごせました。 根掛かりがないというのはとっても嬉しいものですし、ありがたいことです。

  

 下の写真はnewoneの下流域の様子です。右岸側にも写ってはいませんが、二人いました。当然上流域にも釣り人はいます。

       ⑦ 

 疲れを残さないように早目に納竿としました。 8+7=15匹に購入したオトリ3匹を加えると18匹となります。 珍しくすべてのオトリは元気印そのものでした。それで急遽この鮎全部をS名人に寄付しよう、いつもお世話になっているので、鮎で恩返ししようと思ったわけです。 我ながら殊勝なな心掛けです。

 少しでもオトリを多く確保しておいてもらえれば、それだけ長く鮎釣りもできるということになりますから。お互い様、ギブエンドテイクです。

 半日で15匹の釣果、newoneにとっては大いに満足な釣果であり、鮎と川に戯れてきました。


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三冠 ならず!

2014-07-20 21:19:39 | 小国川

 毎年鮎釣り大会にエントリーしているのは、ダイワ・シマノ・がまかつ の3つです。 きょうはその最後の”がまかつ”の大会があり、参加してきました。

 (上流側) 

 小国川のよく手入れされている歌壇です。ここまで長くきれいにしておくということはかなり大変だろうと思います。 それだけにありがたいです。

  (下流側)

 (仙台は小雨、関山トンネルまでずーと小雨、止みません。 気分も落込みます。でも奥羽山脈を越えれば天気は一変するはずという過去の経験が辛うじて希望を抱かせます。 山形側の関山も小雨でしたが、すぐに曇りとなり、走るほどに道路は乾いています。 やっぱり山形は晴れていた。)

 どういう風の吹き回しか、ダイワとシマノは予選を通過してしまいました。 ダイワの時にも書きましたが、ダイワの予選を通過したのはお恥ずかしながら今年が初めてです。 何回かはもしかしてというところまで行ったのですが、同匹数の場合抽選番号が若い方が勝ち上がるということで涙を飲んだものです。

 それが今年はダイワが初通過し、おまけにシマノまで予選通過となってしまい、一体今年はどうなっているのかと自分でも不思議なくらいでした。 つき過ぎています。運がよすぎます。抽選がうまくいったということになるか。

 でも、と書いたら読者の皆様は則察知したことでしょう、ダイワ・シマノに続いて「がまかつ」もという淡く甘い期待はものの見事に裏切られました。 運を使い果たしてしまったのかな。小国川に行く前は、もしかして”がまかつ”も、と内心思っていたのです。

 しかしながら、現実は厳しい、どうなるか分からない。 きのうまで雨も降らず、絶好調の小国川だったのに、昨夜でしょうか、奥羽山脈に雨が降ったのでしょうか、何ということでしょう小国川は濁りが入り増水しているではないですか!!増水濁りの小国川となっていました。

             

 

 私にとって最悪の川の状態です。 増水した川は怖い(泳げないから)、おまけに濁っていて川底が見えないというのはさらに怖い、私にとっては何重にも厳しい状況だということです。 最初から気分も滅入ってしまいます。

 5時30分から受付開始。 後ろ向きに置かれているネームプレートのうち一番左端のものを引きました。 N0,54 でした。 今回の大会は120名の参加者を4つのグループに分けます。ABCDの4つ。 各グループは約30名ずつ。 54番ということはBグループとなります。 正確には29番から56番までが Bグループ です。

 場所は、長沢堰堤から下流のポンプ小屋までがエリアとなります。 オトリ配布は56番からとなりましたが、入川順位が29番からとなります。 つまりほとんど最後の入川ということです。 今回はくじ引きというか抽選の段階から負けていたということになります。 ツキも運もなかった。

 でもなあ、最後まで頑張ったのですが、入った場所が悪かったのでしょうか。良さそうなところには先に入られていますし。 で、入ったところは過去の大会で濁りの時でも2,3匹掛かった場所を思い出し、堰堤下の左岸側の本流脇のチャラ瀬から早瀬に入ることにしました。 

         (写真中央の合流する前の瀬です。)

 

 中洲から入ったのですが、対面にはもうライバルが入っていました。流れが変わっています。釣れそうにありませんでしたが、ここまで来てそのままどこかに行くなんて、あまりに情けないことです。いろいろ泳がせてみますが、掛かりません。 時間ばかりが経ってしまいます。

 対面の人は先に動き下って行きました。 彼が入っていた早瀬の草むらの方にオトリを入れて泳がせていたら、心地よい当たりが伝わってきて、ようやく1匹の釣果となりました。時に7時45分です。 しかし、オトリを交換してもさっぱり後が続きません。

 ジプシーとなってしまい、中洲の反対側の急瀬、早瀬から平瀬になるところに移動しました。 そこでは旧知の釣り人(地元の人)が竿を出していました。 数匹掛けるのを目撃しました。 しかし彼には掛かっても私には掛かりません。こういうときが一番悔しいですね、正直なところ。相手が誰であっても。

  (上流側)

 (下流側) 

 辛うじて終盤近く1匹掛かっただけでした。 何ともこまい鮎です。 それに引き替えオトリの大きいこと! もう駄目だとすっかりあきらめの境地。 オトリ選びの時、あえて大き目のオトリにしました。天邪鬼!

      (大きいのがオトリです。) 

 実際にBグループでの勝ち上がりは7匹でした。 4匹では問題外ですね。ここまで釣れなければ致し方なしです。 潔く敗北は敗北として認めないと。 全体での結果等がどうなったかは分かりません。 決勝戦は観戦もせず、抽選会もパスです。

 早々に帰途につくことにしました。夜は「第9」のオーディションがありますし。今午後10時17分くらいです。眠くなってきました。 疲れています。体重も落ちています。午後9時前で53.7キロと、今年初の53キロ台となってしまいました。

 きょうが「がまかつ」からいただいたものは、帽子、4本イカリバリ、エチケットケースです。

  (2014年)

                    よく似ていますね。

     2,3年前の帽子 

    

 

 10時過ぎてくると、水は減水し、濁りも薄くなってきました。 小国川の上流にダムがない!ということの現れです。 ここが小国川の素晴らしいところです!!決勝戦前の一関大橋下流の流れです。

            

       決勝戦前の、嵐の前の静けさでしょうか。

 

 

          

 上の写真は10時50分頃の西方面、下は5時20分頃の東方面の様子です。

 

 勝負には負けたけど、川に入っていても寒くはなかったし、時折覗く降り注ぐ太陽の眩しい光線は嬉しいですね。 28度もありました。

 もう駄目、寝ます。


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2014シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会

2014-07-14 17:00:33 | 小国川

 よくジャパンカップ、ジャパンカップといいますが、正しくは表題のように「2014シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会」というのですね。

             (午後4時30分過ぎの風景。以下同じ)

 

 その小国川大会に釣り友と2人で参加というか、挑戦してきました。 仙台、宮城県側は曇っていていつ降り出してもおかしくない天気、でも関山トンネルを過ぎればきっと山形県は晴れた青空であろうという期待はものの見事に裏切られました。 こんなはずではなかったのに・・・とは勝手なこちらの思いです。

                      

 山形県も宮城県とほとんど同じような天気でした。 でも北上するにつれていい天気になってくれるかもしれないと淡い期待を持ってしまうわけです。 やはり鮎釣りは快晴の下で、眩しい陽光の下で川に入って楽しみたいものです。

 

 ところが現実は厳しく一日中重苦しい曇り空、8日のダイワの時のあの眩しく暑い敵はどこに行ってしまったのか。いつ降り出してもおかしくない天気で、実際には午後になって小雨が降り出しました。 それでもシマノジャパンカップにはたくさんの人たちが関東・東北地方から集まってきました。

            

 車の数もダイワを圧倒的に上回りましたし、参加者も175人前後でたくさんの鮎釣りファンが小国川に集まってきました。 さすが小国川ですというべきか、さすがシマノというべきか、まあ両方と言っておきましょうか。

 

 午前5時30分から受付開始です。釣り友と二人列に並んでA5版くらいの封筒を引きます。封筒の裏の右下に番号が印字されています。釣り友は8番、私は9番でした。 ということはエリアは上流域です。オトリ配布は早いも早い、ついています。 釣りにはツキも必要です。

            

 105番くらいまでが上流域で、その後は下流域です。私はダイワの時も上流域でした。これはいいぞ!と内心ほくそ笑みました。 心配なことと言えば、8日と13日では水量が同じではないことです。 雨が降ったこともあり、やはり増水しています。といっても夜よりはかなり一気に減水したなということが河原の石を見れば分かります。

 

 5から10センチくらい8日よりも多い水量と言えるかな。でもその差は私にとっては大きいものです。水量が多ければ当然波の勢いも早く強くなります。立ち込むには不利です。根掛かりしたときには外しに入って行けないかもしれません。

                 

 泳ぎが達者であれば、万が一流されても慌てることなく流され、大勢の立て直しが可能でしょうが、泳げなくかつ足腰の踏ん張りが利かなくなりつつある老体に近くなってきた身としては、皆さんに迷惑はかけたくないですし、であれば無理はしないことにするというのが私としての最低限のエチケットでしょう。

   

 シマノの場合はオトリの配布はA上流とB下流の、2か所だけなのですね。だから上流の場合は1番から105番まで一列に並んでのオトリ配布となります。 こうなるとくじ引きの運不運というものが大きく左右しますね。 やはり9番というのはすごいことなのです。

 1番前の釣り友はオトリを受け取ると、一関大橋の下流右岸を目指して早歩きをはじめました。 ついて行こうかなと一瞬思いましたが、やはり初志貫徹、成功してもしなくても入る場所は『経壇原』1本にしようと、上流を目指して歩き出しました。

 入川は8日と同じところにしようと思って目指したのですが、水量の増加のためでしょうが、8日の場所がはっきりせず(何といい加減の記憶でしょう!)、かつ増水のため急瀬が荒瀬のようになっていたりして、川の中央を渡り右岸側に歩くのは厳しく、何とか上流寄りに入って行ける場所を見つけたのは「経壇原」の中央よりもやや上流側でした。

 きょうのタックルは、竿は8日と同じくシマノの「珪石90-95」で、水中糸は太目の複合メタル0.1号のメタビートかな、にしました。水量が多いので細い複合メタルよりも比重が重く太い糸にすることにしました。これが結果的に成功したのかもしれないと勝手に思っています。

 この付近に入った釣り人はダイワのときよりも少なかったように感じます。ありがたいですが。 8日同様背バリを使用しました(おもりはどうも使いにくいというか、不安なのです)。周りの釣り人はほとんどがおもりですね。

 竿を出したところはこういう場所です。

    ① 

   ② 

     ③ 

 ②の左岸側正面が私が立ち入ったところです。 ①はその上流側で、③は下流側ということになります。 午前7時から10時(といっても10時まで本部前に戻らないと失格なので、9時40分に納竿しましたが)までの3時間弱、ここだけで竿を出し続けました。 辛抱もいいところの釣りです。 水温は18.5度で、低いです。曇り空でとても夏のような感じはせず、肌寒くさえ感じてしまいます。

 実際に狙いを定めたのは、言うまでもなく””右岸へチ””です。 (私には多すぎますが)いい水量で、如何にも鮎が好みそうな流れ、場所でしょう。 ここに鮎がいなかったらいどこにいるのか!と叫びたくなりませんか。

 「ブー」という変な音がしていよいよ釣りの開始です。 一見(一聴というべきか?)すると何か物足りないような音ですが、意外とよく聞こえてくるのです。 2匹の養殖オトリは小さいですね。小さいからダメとということは全くなくて、どちらかというとかえって小さい方が大きい鮎が掛かります。

 ハナカンを通して逆バリを打って(私はなるべく”皮打ち”にしています)、背バリをセットして送り出します。といっても足もとから泳がせるのではなく、なるべく竿を使って遠くへ飛ばすようにしています。その方がさっぱり泳いでくれないからといって、イライラしなくて済みます。

 ダイワの時はさっぱり掛からず、30分後に掛かったと思ったらハヤでしたし、鮎が掛かったのは1時間後でした。 ところがきょうは(13日のこと)5分後にオトリと同じような鮎が、②の大きな石の手前で掛かったじゃないですか。 嬉しかったですね。 そしてオトリを取り換えて、再度送り出します。

 そしたらまたもや5分後に、今度は1回目よりも強く逞しい当たりが伝わってきました。この鮎の強い引き、これが釣り人を心から喜ばせるのですね。 これも18センチくらいかな、きちんと取り込んで、ますますもしかしてこの分なら、またしても予選を通過できるのではないかと本気で思ってしまいます。(でもこういうことはよく聞きますね。最初の2匹まではすぐ掛かって喜んだが、その後は全く掛からなくなってしまった・・・)

 その大きな鮎をオトリにした②のところへ泳がせます。 2,3分くらい後かな、この大き目の元気な鮎で更に元気な生きのいい鮎を連れてきてもらって、一気に釣りまくろうと思いました。思いましたが、何となんとナント”根掛かり”発生! 何度も折れないように注意しながら竿を煽ってみますが外れません。

 そのうち鮎が浮かんできました。オトリ鮎は水面近くまで姿を見せてくれます。石に挟まった枝か草にハリが掛かってしまったようです。 近寄ってはみましたが、例え近付くことができたとしても、腕や足をつかって外そうとしたときに下流に流されてしまいそうでした。その危険性が一杯あったので、安全を第一に考え竿を仕舞って、天上糸を持って引っ張りました。

 もうお分かりですね、”プッツン”です。 ただよかったことに切れたのは下の付け糸だったことです。だからそのまま付け糸とハナカンハリスをセットして、気を取り直して、最初に掛かった鮎を再度送り出します。 今度は③の右岸へチ下流の方で泳がせます。 ググッという当たりで掛かりました。

 そういう感じでポツポツ掛かります。 でもまたしても②のところで”根掛かり”です。 2回目の根掛かり、竿を畳んで天上糸を引っ張ります。ハリハリスから切れてくれればありがたいのですが、そううまくはいきません。でも悪い中でもいことはあって、2回目も下の付け糸からのプッツンです。 付け糸とハナカン回り仕掛け、背バリをセットして、挫けずにオトリを送り出します。

 掛かりはするのですが、うまくいきません。今度は掛かり鮎を空中でのバラシです。 まあそういうことがあったのですが、結果としてオトリ鮎2匹込で ”8匹” という釣果でした。2時間も経つと寒くなってきました。体が震える感じにさえなりました。込み8匹で予選を通過するかどうか、微妙なところかなと思いながら納竿して検量場所へ向かいます。

 結果として”予選通過”でした。 A上流域は7匹以上、B下流域は8匹以上の釣果が2回戦への出場資格を得られました。 これでダイワに続いてシマノも予選通過、この歳でこんな嬉しいことを経験するなんて一体どういうこと? このところは文句なしの予選敗退の繰り返しだったのに・・・(がまかつは通過したことあり)

 単なるツキなのか、実力か?実力ということはあり得ない!ツキ(番号札のくじ引き)と場所のコラボのせいでしょう。 入った場所が鮎のいないところでは、いくら泳がせても掛かるはずがありません。 場所を見る目が歳と共によくなったか?そうとも言えないな。 カン(勘)が当たったということか。カンとツキと場所、この3つが揃えばそこそこいい線を行くということになるでしょう。

 2回戦へは20%の人が進めますので、Aからは21人、Bからは13人の合計36人で2回戦を行うことになりました。 そうそう私としてはシマノの場合狙っていたものがあります。もうお気付きでしょう、”ベテランアングラー賞”です。 2回戦への出場とベテランアングラー賞の二つを獲得できればこれに勝る喜びはありません。(何といじらしい小さい喜び!)

 しかし、驚きましたがベテランアングラー賞は”11匹”の釣果のベテランでした。脱帽です。上には上がいます。 レディス賞でさえ”9匹”でした。

 2回戦は11時10分から13時10分の2時間となりました。一番釣果の多かった人からオトリ鮎を受け取ります。私は当然後ろの方でした。 どこに入るか、どこで心中するか、もうお分かりですね。 「経壇原」です。今年は経壇原に始まり、経壇原で終わりにすることにしたわけです。最期まで関わり続けます。

 11時近くからは小雨が降ったりしたので、私はベストのなかにゴアテックスの雨合羽を羽織りました。 そして向かいました、経壇原へ。 広いエリアに3人くらいかな入ったのは。 馬鹿一直線の私は1回戦と全く同じ場所へ入りました。 7時頃よりはさらに水位は下がったように感じましたが、流れは相変わらず早く強いです。

 またしても長くなってしまいましたね。記憶もあやふやになりつつあるので、結論から申し上げましょう。 キープはおとり込みで”4匹”のみでした。 やはり釣れなかった、1時間半くらいの短い時間では鮎はいついてはくれなかった、戻ってきてはくれなかった。

 最初の1時間では1匹掛かったのみ、いや2匹掛かりました、取り込みました。でも内1匹はまたしても根が掛かりで失ってしまいました。 それでさしものnewoneでもこれではいけない、何とかしないとと思い、流浪の旅に出ようかと少し上流へ左岸側から向かいましたが、上流側には釣り人が並んでいたりしているので、最早いいところにはいることは無理であろうと判断し、写真①の上流15メートルくらいのところから再度釣り下ることにしました。

 悪戦苦闘すること50分くらいか、①の写真のところで強い当たりが眠気?を覚まします。掛かり鮎が水中で白い肌をよじっているのが見えたのです。そして一気に下流の方へ引っ張っていきました。竿を立てて堪える暇がありませんでした。 水中を走られてバラシです。情けない!

 でも今回は諦めることをせず、最後まで粘りました。その結果終了1分くらい前に1匹掛かってくれました。 嬉しかった。今回は感謝です、掛かってくれた鮎にただただ感謝するのみです。    謝謝  鮎

   

                       (町内の百合)

                      

 終わりました。結果は釣果4匹です。 当然上位に食い込める数字ではありません。 祈るのは”せめてビリではないこと”です、情けないですが。 結果一覧表を見ましたら、4匹は私を入れて2人、3匹が3人、そして2匹(釣れなかった)が4人いました。私より下に7人いてくれました。惨めですね、こんな低次元のマイナス競争をするなんて。

 終わった。 寒かった。 疲れた。 でも、納得の出来でした。

 最後の抽選会でも何も当たらなかったし・・・。釣り友はコーヒーメーカーが当たりました。 去年はシマノの大きな傘が当たったのですが。

 

 


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シマノ ジャパンカップ

2014-07-13 22:20:31 | 小国川

 今7月13日、日曜日 午後10時23分。 

 今朝は午前1時40分に目が覚めてしまいました。 二度寝はよろしくないので、起きてしまいました。

 きょうはシマノ ジャパンカップ鮎釣り選手権が山形県は小国川でありました。

 そして夜は「第9」の練習です。

 まあ、よくぞもったものである、

 もう眠い! 起きているのは不可能か?

 詳しいことはあしたのブログで。 

 おやすみ!

 

 ごきげんよう!!!


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ダイワ鮎マスターズ2014南東北大会

2014-07-09 14:28:22 | 小国川

 きょうは一転していかにもの梅雨空です。 総長(馬鹿ですね)いや早朝は強い雨が降りまして、目を覚ましたくらいです。

         (昼前のいつもの風景です。たまたま雨は止んでいました。)

     

 きのうのことですが、ダイワ鮎マスターズ2014南東北大会【小国川】 に参加してきました。

           

 いつもなら参加することだけに意味がある、価値があるということで参加してきましたが、悲願?叶って、念願?のダイワ鮎マスターズの予選を通過することができました。 つまり、決定戦に出ることができたということです。

 

 振り返ってみればダイワの大会には何回参加してきたことでしょうか。 思えば苦節20余年?、参加すれど、挑戦すれど 決定戦には出られませんでした。 過去2,3回はいいところまで行ったことがあるのです。

 でも悔しいことに、抽選番号が後だということで、若い番号の人が決定戦に出て行ったのです。 つまり、予選通過のボーダーラインの匹数の場合、全員繰り上げ当選ということではなくて、一番若い番号の人のみが予選通過となるのでした。

 悔しかったですねえ~。そういうこともあって一気に白髪が増え、老けていったのでしょうか。とすればダイワの責任は重い!大変重いということになります。まあ冗談ですが。

       

 今年のダイワの大会には久しぶりに青葉カワセミ会から3人が参加しました。 これが結果的によかったのかもしれません。 一人での参加なら、またしても”参加することに意義がある”ということで終わっていたかもしれません。 参加者数は129人と少なかったですね。その割には車は一杯でした。

 受付で3000円を支払い、箱の中のワッペンを引きます。 赤いワッペンで裏を見たら、何となんとナント A-6 です。つまりエリアは上流で、オトリの順番は前から6番目ということで、これは考えてみればすごいことです。 いままでこんなにいい番号を引いたことはありません。 これがツキの始まりだったのかも・・・。

   

 カワセミ会3人のうち、二人がA(上流域)で、ひとりがB(下流域)となりました。今回のエリアは広く、上流は長沢堰堤下から、下流はJRの鉄橋までとなっています。

 予選は7時から10時までの3時間(昔は4時間でしたね)。 早くオトリをもらうのはいいとしても、一番の問題は””どこに入るか””です。 長沢の堰堤は問題外としても、ポンプ場までならいけないこともない、でも水とオトリの入った7キロ(実際は4キロくらいか?)の曳舟をもって20分以上も歩くのは考えただけでもしんどい。

 そこでいつもの怠け癖というか、楽をしようと思って「経壇原」の下流の方にしようと決めました。ここなら下流に良い瀬、急瀬があるし、大きな石がゴロゴロしていて、水量も豊富だし川相も変化に富んでいるところです。

 6番目にオトリを受け取ったとはいえ、後発の人たちはドンドン抜かしていきます。走るのは禁止と言われていても若い人(私より)は走るか駆け足となります。「経壇原」に着いても、入ろうと思っていたところは先に入られてしまいましたので、その下流の方にしました。

 いつもなら水量が豊富で、なかなか川の流芯を渡って右岸に行くのは厳しいのですが、ことしは渇水気味なのが私には助かります。泳げないし、川が怖い自分としては渇水の方が川の中を割と自由に歩けるから嬉しいのです。

 

 私は流芯よりも右岸寄りにはいりました。後方左岸よりにもう一人が瀬を狙うのでしょう、声を掛けてきたので、少し近いように思ったけどOKしました。 ここがいいのは大石がゴロゴロしているので、竿を伸ばして仕掛けをセットし、開始時間を待つ間石に腰を下ろしていられることです。これは助かります。疲れたら腰かけながら釣りができますし。

 

 午前7時。いよいよ試合開始。2匹のオトリのうち小さい方を取り出して、セットします。背バリを使用しました。何とか泳いで右岸へチ寄りに行ってくれます。 オトリを泳がせていると、右岸へチではときどき鮎のジャンプが見られました。群れ鮎でしょうが、何にしても鮎がいるということが分かれば少しは可能性が出てきます、希望が持てます。

 7時30分頃かな、グルンという当たりがあり、ようやく1匹目が掛かったかと喜んだのですが・・・、鮎釣り師ならもうお分かりでしょう。そうです、掛かったのは鮎ではなくてハヤだったのです。ハリスがハリス止めと絡まり、ハリスの交換です。でもあまりに反応がなかったので、ハヤでもいいから掛かってくれと念じてはいたのです。

 その後も当たりはなし。後方の瀬でおもりをつけて釣っている人が鮎を掛けました。7時45分頃かな。いいなあと思うとともに、よし!鮎はいる、その内俺にも掛かるはずと、プラス思考に切り替え、執拗に右岸へチを泳がせます。木の枝に天上糸が絡まらないように最新の注意が必要です。

 そして時は午前8時頃、へチ寄りも流芯の瀬脇で軽い当たりが伝わってきました。よし、やった!慎重に引き抜きます。小さいだろうとは思っていたのですが、思っていた以上にチビの鮎でした。 でも、まあこれで”ボーズ”は免れました。精神的にはだいぶ落ち着きます。

 その後は私の正面へチだけではなく、少し下流域の石に囲まれているかのような、城郭都市ふうにいえば”城郭へチ”とでもいいましょうか、上には大きな木があり、正面からは竿を出すのが難しいところです。上流からなら竿と糸が斜めに入るので、あまり上の木を心配しなくてもいいのです。

 その2か所を中心に攻めまくりました、何ていうと格好いいですが、何とか掛かってくれと祈りながら鮎に泳いでもらいました。 8時30分、45分、50分と掛かりはじめ、2時間でオトリ込み6匹ですか。 上下の周囲を見渡ながらの釣りでしたが、掛かっていそうなのは私と、すぐそば下流の瀬で釣っている人のみのように感じられました。

 ときどき向こうから話をしてきます。さっき親子丼ぶりをしてしまったとか、この辺で掛かってるのはここだけのようだとか、知らない人と時々雑談して、気を紛らわしながら竿を動かし、アユに泳いでもらいました。 その結果さらに2匹追加となりました。 オトリ込みで8匹、これなら”もしかして、もしかするかも”と正直なところ思いました。 (でもいつも淡い期待は、甘い妄想で、裏切られているのですが)

 検量を無事済ませ、一段落です。ダイワの若い女性の途中経過が入ってきます。ただ今検量中ですが、目下のところの予選通過匹数は”上流が6匹、下流が7匹”、次に”上流は7匹、下流は8匹”とのアナウンスあり。 それで確定しました。 そうです、newoneが初めて堂々(ボーダーラインでなく)と予選を通過し、決定戦に出場することが決まったのです。

 あまりの想定外のことに少々面喰った面がなきにしもあらずでした。 第一予選を通過することができるなんてほぼ無理だろうと思っていましたから、ブロック大会がいつどこで開催されるかなんて記憶していません。全国大会の日時場所も知りませんでした。無欲がよかったのか、本当にたまたま入ったところがよかったのか、どっちにぢても”まぐれ”であることには変わりはありません。

 

 決定戦出場者はA、Bから14名ずつだったかな、計28人です。 決定戦ですから、参加者が少ないのですから、エリアも当然狭いものとばかり思っていたら、エリアは予選と同じとのこと。 これには逆に困りました。どこに入ったらいいのか分かりません。狭い範囲を指定してもらった方が入川しやすい。でもようはどこに入ってもいいですよ、すきなところで思う存分腕を発揮してくださいということでしょうか。

 迷いました、ことしの小国川は釣り返しが効かない、一度釣られると、もうそこでは釣れないと聞いていました。 でも、予選の時の場所は群れ鮎がいる、そして瀬でも竿を出せる。まだまだ釣り切られた状態ではない、瀬の中に縄張りを持っているような場所ではないですから。 ここまで来たら ダメもとでおなじところで竿を出してやろう、それが予選を通過させてくれた右岸へチおよびそこで遊ぶ鮎たちへの礼儀ではないか、そんな変な理屈で同じ場所に入ることに決めました。

 決定戦はAの一番、Bの1番、次はAの2番、Bの2番という風にオトリを受け取って、思い思いの場所目指して歩きます。 私はA-9でした。 予選はA組で9番目の順位ということなのでしょうか。 今度のワッペンは黒でした。

   

 経壇原に入った予選通過者は私を入れて4,5人でした。でも1時間もしないうちに残ったのはnewoneだけとなりました。ということは他の人たちは釣れないから移動して行ったということなのでしょう。

 

 さて、決定戦の釣果ですが、オトリ2匹込で10匹でした。 予選よりも釣れました。まあ、これは広く探ることができたということで、急瀬でも、どこでも好きなところにオトリを入れられました。掛かればどこまでも下がることができます。誰もいないのですから。最後までいたのは青葉カワセミ会の2名のみです。

 右岸へチで5,6匹、急瀬で4匹くらい掛かりました。しかも型は1匹を除いて、オトリよりもかなり、ときにははるかに大きいのです。瀬で掛かった鮎の方が大きかったですが、20センチ超のきれいな見事な小国川の鮎、”松原鮎”です。

 決定戦はどこでも平均的に釣れました。1時間も全く釣れないということはありませんでした。 最初は不安心配でした。同じところには居るバカがいるか?!と呆れかえられるかなと思いつつ、竿を出したのですが、これがそんな不安を吹き飛ばすかのように、鮎の方から掛かってきてくれるのです。嬉しいですね。

 予選と同じように、1匹掛かれば精神的に落ち着きます。落ち着けば竿の操作にも、オトリ鮎の動きにも好影響を与えます。 上手いこと回転していくのです。正のスパイラルです。また後ろで見ているカワセミ会員の拍手にも助けられました。声援はありがたいものです。

 そして正直に書きますが、人間というのは不思議な生き物で、もしも東日本ブロック大会に出ることになったらどうしよう?那珂川か箒川か、7月27日とか言っていたな、一応確認の時「出られます」とは言ったものの、実際問題として9人の中に入ってしまったらどうしよう?

 嬉しくもあるが、不安でもある、その心の準備を全くしてきていない!!地区予選で決勝戦に出られればそれでいいのだから、日程調整はうまく行くのか、町内会や団体の行事や会議、合唱の方はどうなる、第一家族の方は大丈夫か、そんなことを考えながら決定戦に臨んだのです。

 でもいざ出陣!ということになると、競技がスタートすると、変わるのです。負けられない、負けたくない、やるからには勝ちたい、何があっても釣果ゼロ、零、0 だけは御免だと思ってしまうのです。無様な姿は晒したくないですから。 長州の強弁・詭弁・はぐらかし・自己陶酔の特異かつ得意な誰かさんのように、恥を知らないわけではないですから。

 そして1匹でも掛かってくると楽しく面白くなってきます。 天気はいいし、水温も21度あり寒くはなく、絶好の鮎釣り日和ですし、台風の通過を控えていて、次はいつ川に入れるかどうか不安定な日が続きますから、なおのこと大会当日の自然には感謝です。

 

 そして一番よかったのはこの場所が独占状態で、どこにでも遠慮なく入れることです。急瀬での鮎釣り、私はやはり瀬釣りが好きですから、急瀬で大きい鮎が掛かった時の感触、強い当たり、その後の逃れようとする野鮎との格闘、これが堪りません。強烈な引きをするアユに敬意を払いながら、鮎との敵味方ではあるけれども一種共通した感情を抱きながら、掛かった鮎を引き抜きます。 これがいいのだなあ~。

  

 きれいでしょう。これが最後に掛けた鮎です。

 (長くなってしまった。すみません)

 決定戦の結果は、オトリ込10匹、重量は495グラムです。1匹約50グラムです。

   (Aー6は予選の時の番号)

 そして28人中の順番は、名前の呼び出しは28位からスタートしまして、なかなかnewoneの名前が呼ばれません。 うん?!これはもしかして・・・、第12位 何某選手、第11位 何某選手、あっこれは本当にもしかして・・・、

 第10位 newone選手 と名前が呼ばれました。

 1位から9位までの9人が箒川での東日本ブロック大会に出場します。9位と10位の差はたったのひとりなれど、その現実的な差は大きいです。 でも、残念悔しいという気持ちとホッとした気持ちが入り混じったというのが正直なところです。釣りだけでなく、順位でもハラハラドキドキさせられました。

           

 ということで、バスタオルを頂きました。

 

 匹数では10番ですが、重量では3位でした。だからといって何も出ませんでしたが。 1位は釣果18匹の人で700か800グラム台、2位の17匹の人もそうだったかな。1匹当たりの重量ではトップでしたね、堂々の。

 これは最後のお楽しみ抽選会でもらったものです。 これも全く初めてのことですが、抽選会で最初に名前を呼ばれたのは他ならぬ newone でした。

   

                  

 ことしの帽子はしっかりとしていて一番良かったかもしれません。

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行って来ました、小国川

2014-07-05 22:10:48 | 小国川

 今午後10時14分。 缶ビールを飲みながらといいたいところですが、発泡酒を飲みながら睡魔と戦いつつ、このブログを書こうとしています。 無事最後まで書き終わることができるかどうか、お楽しみ・・・・。

 青葉カワセミ会の釣り友と、山形県の小国川へ行って来ました。 この時期小国川へ行くということは、すなわちリサーチを兼ねています。 というかアユ釣り大会のリサーチのための小国川釣行なのです、本当は。

 でも、結論から言うと””どこも釣れない””ということが分かったので、個人的な何としても今年最初の鮎を掛けたいという思いで、小国川の最下流から上流部まで走りました、走りに走りました、車で。

 朝5時過ぎに仙台を出発しましたが、霧雨から小雨が降る中R48を走り、関山トンネルを通過した山形県側の天気は ”晴れ” 、青い空に美味そうな白い雲が浮かんでいました。 夏のいつものパターンですね。 宮城県は雨降りでも、トンネルを超えると山形県は晴れだった!

 気持ちも高揚し、ワクワクします。 きょうこそは何としても今夏初の鮎を釣り上げなければ、釣り上げるぞという気持ちが強かったわけです。 養殖の鮎ではなく、天然の鮎を釣りたい、触りたい、感触を味わいたい! そういう気持ちでした。

 そうそう本当は釣り友と2人、大会の開始時間に合わせて竿を出そうと思っていました。そのために大会でもないのに早く出かけたわけですが、オトリ屋さんの家に行ったら、昔の釣り仲間が福島県から来ていましたし、その後仙台からまたしても懐かしい釣り友が顔を見せました。

 

 そのため話に花が咲き、オトリを購入して川に入るということはどこへやら、昔話、昔の出来事、アユ釣り大会の全国大会に出たときのこと等いろんな話題に話しは飛んでいきました。

 

 そのため7時過ぎには舟形町に着いたというのに、オトリを購入して”いざ出陣”となったのは午前9時前だったかな。 お互いに歳をとったわけで、お互いを労わりながらも、励まし合い、情報を交換して大会に臨みたいと確認し合ったといっていいでしょうか。

 

 小国川漁協としての統一されたオトリ鮎の単価は、養殖が1匹@500円、天然ものが@600円ということになっています。 

 

 前置きばかり長くなって、肝心の鮎や鮎釣りについての情報がなかなかやってきません。われわれはいつもの大会のエリア、上限がポンプ小屋で下限は奥羽本線の鉄橋まで、ポイントと思われるところを見て回りました。

 まずは数が出たという下流行きました。ポイントを見て回りました。橋の下にも行ってみました。 富永橋だったかな、5,6台の車の釣り人達は泊まり込んでいるようでした。 いい瀬で人が入っていない瀬が見当たらず、とうとう最上川との合流点まで行ってしまいました。

 ここまでくればあとは天然鮎と同じく小国川を遡上するよりほかはありません。 結局最初の竿を出したのは、Sさんに教えてもらったポンプ小屋の下流の瀬にしました。 でも掛かりません。周りの人達の竿もなかなか曲がりません。 でも全く曲がらないというわけではありません。ほんのたまには曲がるのです。

 ここに入りました。午前11時釣りスタートです。 右岸から木の枝が張り出していて、不注意に竿を立てたら枝に引っかかってしまうところです。

 

 写真の木が見えるところのちょっと下流側で、クックックという軽い当たりがあり、掛かったかなと思ったのですが、掛かってはいませんでした。代わりに掛かったのは天上糸で、木の右側の枝に天上糸が引っかかってしまいました。何とついていないことか!と自分の運命を呪いました。 でもありがたいことに数分後に何とか糸が外れてくれたのです。嬉しかった!!

 少し下って、流れの中央に立ち込んで右岸へチを狙ってみることにしました。こういうところです。

 

 そしたら11時45分、当たりは伝わってはこなかった(オバセをいっぱいとっていたため)のですが、右岸へチの水中で2匹の鮎が絡み合って白い魚体を見せているのが見えました。時に11時45分(再掲)、待望の今夏初の鮎が掛かりました。 こんなにも小さくて可愛い鮎です。

  (左が養殖オトリ鮎です。)

 オトリだって大きいとは言えません。でもそれ以上に小さい鮎が掛かってくれました。嬉しかったです、しかも小さくても背掛かりだったのです。 そこでこのチビ鮎の登場です。同じところを泳がせても掛からなかったので、少しだけ下り、こういうドチャラに釣ったばかりのオトリを入れて泳がせました。

 (正面奥の右岸へチです。)

 12時10分くらいかな、今度は軽く小さいながらもはっきりと当たりが感じられました。そして2匹の鮎が絡み合っているのが見えました。 よし!2匹目いただきだと竿を立てたところ、掛かり鮎はなぜか、ハリ掛かりが浅かったのでしょうが逃亡してしまいました。残念!

 そこで時間も時間ですので、昼食休憩としました。 

 昼食後は、もう試合エリアに拘ることはやめにして、とりあえず鮎を釣ろう、それも少しでも大きい鮎を釣りたいということで、上流に行くことにしました。 瀬見温泉をみて回りましたが、先行者がいたり、側を横断できなそうだったり、水量が多く感じられたりしたために、さらに上流を目指しました。

 大横川の合流点の、長いいろんな川相の瀬が続くところです。 こういう場所です。

 (下流側をみる)

 (上流側)

 ここでは午後2時5分から3時45分まで竿を出しました。私は、写真の深い瀬や左岸側を3往復くらいしたかな、上流にいた人が掛けたのを見たので、よし、ここには鮎がいる、掛かるはずと言い聞かせて、最初は養殖オトリを泳がせました。 全体に白っぽい鮎で、これではやはり無理かと思い、下流で釣った12,3センチくらいのチビ鮎に頑張ってもらうことにしました。

 ハナカンをセットして送り出し途中の川の中央で、いい当たりが伝わってきたのです。チビ鮎の引きではありません。慎重に右岸側に寄せて無事取り込み。養殖オトリよりもいい型です。

 

 それからは7回アユの友釣りの独特の引きを楽しみました。 でも7回掛けて取り込み5回でした。下流域でも2回掛けて、取り込み1回。 合計すると9回掛けて取り込み6回ということ。 でも最後は根掛かりで良いオトリを失ってしまいました。 だから手もとに残ったのは5匹のみとなります。

        (夏の躍動!!)

                       

 

 こちらは釣り友の釣果です。

        

 実釣は11時から12時30分と2時5分から3時45分までの190分ですから、3時間10分ですか。 3時過ぎ頃から肌寒さを感じ始め、いまいち集中できなかったのが残念です。

 まあ、ようやく鮎釣りらしい鮎釣りを楽しむことができました。釣り友に感謝です。


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みちのくが泣いています!

2014-06-09 20:22:37 | 小国川

 きのう夜の山形新聞のオンラインニュースに、最上小国川の穴あきダムに関する小国川漁協の総代会の様子が割と詳しく掲載されていました。見出しは、「最上小国川ダム、小国川漁協が受け入れ」というもの。

 (撮影はきょうの午前9時過ぎです。)

 

      (カメラのレンズに雨滴がついてしまったようです。)

 総代会は非公開で行われたそうです。 委任状も含め 110人 が出席し、決を採るまでの間に7人が退席したため 103人 での無記名投票を行った結果、賛成57票、反対46票という結果だったとのこと。

 

 特別案件扱いにすれば3分の2以上の賛成が必要らしいのですが、過半数で可決したということは、今回の議案は特別扱いする案件ではなかったという判断をしたということになりますか。

 

 それは理事会としてというか新しい高橋組合長派としては、特別案件扱いにしたら3分の2以上の賛成は難しいだろうという判断をして、過半数で可決したいという目論みが成功したということになるのか。

 

 57割る103は55.3%、103の3分の2は69人(68.7人)であり、とても3分の2以上の賛成は無理な状況だったということになりますか。

 

 でも、これですべてが決着したわけではなく、今後漁協としては山形県とダム工事に伴う漁業権補償に関する協議を行うことになります。

 

 山形県が提示した補償案は、再び総代会に議案として提出されることになり、その場合は、漁業権に関する事項となるため、総代の半分以上が出席して、その出席者の3分の2以上の多数による議決が必要となるとのこと。 ここにまだわずかな可能性が残されていると言っていいかどうか。

 

 なんにしても、総代会でダムを容認するという流れができてしまえば、悲しいかな人間の性としてはそういう流れに引きずられてしまう、もう仕方がないという考えに覆われてしまいます。

 

 ましてやこれからは現実的な金額の問題となります。金額の多寡にに一喜一憂し、あからさまな条件闘争みたいなことになりかねません。

 (このところの雨続きのため、カタツムリはたくさん歩きだしていますが、なめくじも這い出していました。)

                           

 その先はどうなるか、一時的には漁協も潤い、県としても1,2年は必死になって漁協を支援するでしょうから、数年は持ちこたえるでしょう。

     

 ではあっても肝心の小国川が、そこに棲む魚が、特に鮎が少なくなって来ればもう駄目です。釣り人は現金です。鮎が釣れなければ釣り人は来ません、すっかり見放されます。そして長期低落という泥沼に嵌ってThe End

 (カラスは雨にも強いですね。雨に強そうなのはカラスとツバメかな。トンビはどこかに行ってしまったみたいに飛んでいません。すずめは見ていて気の毒な感じですし。)

                          

 小国川が、小国川漁協が不振となれば、山形県全体の内水面漁業も大きな痛手を受けることになり、山形県の社会経済にもそれなりに大きな影響を与えるのではないでしょうか。 

    (クルミは少しずつ大きく実っています。)

 赤倉温泉の経済効果をはるかに凌ぐおおきなマイナス経済効果となってしまうことでしょう。

              

                 (我が家の3つ目の小さなテッセンです)

 明るい未来は感じられません。 きのうきょうの強い雨は涙雨、みちのくの悔し涙であり、悲しい涙でもあります。

 ごきげんよう

 


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最上小国川

2014-05-07 14:54:28 | 小国川

 【日本国憲法】

  第14条;

    すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

   (② ③ 略)

  第15条;

    公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。

   ② すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。

      (③ ④ 略)

 

               (きょう午後1時15分頃の撮影です。)

      

                    

    

 去る5日、子どもの日ですが、山形県の小国川へ行って来ました。 小国川漁協の支援応援のためとかではなくて、小国川の年券を購入するためです。結果的には小さいことではあっても小国川漁協の支援ではないかと思っています。

 

 月山が写っています。薄く霞んでいますが、女性的ななだらかな真っ白の山がかすかに見えるかと思います。 最上川を挟んでの雪の月山です。

 

 雄大な流れ 最上川 、まだ桜が咲いていました。上流側で、下が下流側の様子です。

 

 この場所はR13の旧道で舟形町の雪の置き場になっている駐車場ですね。駐車場が冬期間は雪置き場になっているということです。 でも去年よりは雪山が小さいように感じます。

 

 手前に丹生川があるのですが、ここの河川敷の雪山はそれはそれはすごいものです。真っ黒になっていて一見すると何だか分かりませんが、冬期間の雪捨て場(置き場)になっています。

 トンネルを通過すれば舟形町の中心部です。そして小国川が見えてきます。 いつもいっていますが、小国川の河川敷公園はきれいに整備されていて、感心するばかりです。

 下の写真は小国川ですが、説明しないと最上川といっても通じるかもしれません。 雪解け水のためでしょう、かなり増水しています。

 

 この写真の右側上部にある公園に消防団が勢ぞろいしていました。

 

 春季消防大演習を行っていました。 ここまで人や車が集まると壮観ですね。頼もしく見えてきます。

 

 さらに上流側へ向かいます。もともと荒瀬のところですが、見下ろすと足がすくむくらいの急激な流れとなっています。

 

 一関大橋が見えます。またここに東北地方からたくさんのアユ釣り師が集結して、熱きバトルが繰り広げられるわけです。

 

 

 一関大橋のすぐ上流から下流側を見たもので、かすかに月山が写っています。

 

 

                        

 上下の写真は大会の時駐車場となる付近に残っている雪、残雪です。黒くなっていますが、雪です。やはりいつもよりは少ない感じです。

     

                      目的はこれです。 年券 9,000円 。

                        

 1時間以上にわたっていろいろと話しをしてきたのですが、差しさわりの多いことばかりなので、きょうはやめときます。そのうち漁協の理事会や総代会の記事が出たら、その時に合わせて少しずつ書いて行こうかなと思っています。

 お土産を頂いてしまいました。 「こしあぶら」です。 これはお浸しでも、フライや天ぷらでも美味い山菜です。 天ぷらが一番うまいかな。

            

 毎度毎度感謝です。小国川に幸あれかし!と願わざるを得ません。


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ご冥福をお祈り申し上げます

2014-02-13 22:40:12 | 小国川

 きょうは平年並みの気温なのでしょうか。 広瀬川の河川敷に積もった雪はなかなか減っていきません。 

     

 外気温は3度とか4度、でも道路脇に積まれた雪だまりは消えそうにありません。 道路の雪自体は、主要道路となりますが、もうほとんどなくなっていると言ってもいい状況ではあります。

 でも、日が当たらない道路では、それはそれはひどい凸凹道となっています。 歩きにくいし、車の運転しにくいのです。 上下左右に大きく揺れるし、ハンドルもとられるし、強固に圧雪されていますので、つるはしとかで破壊しないとなくならない感じです。

 定禅寺通りと東一番町の交差点の、ビルにより日が当たらない定禅寺通りの南側車線はひどい状態です。 きょう午後撮影ですが、これでもだいぶ良くなってきたのでしょうね。

    

 

 13日になって地元の河北新報も小国川漁協組合長の沼沢さんの首つりによる死亡記事を掲載しました。

 山形新聞も13日の記事で 『死亡した組合長は自殺か 小国川漁協、首をつった状態で見つかる』という見出しを付けていました。

 小国川にダムを建設することを強硬さえしなければ、山形県が小国川漁協の漁業権の更新と引き換えに県との正式協議に応じるように迫ったりしなければ、沼沢組合長は自死することはなかったと考えます。 山形県が組織的に小国川漁協つぶしに掛かり、組合長の自死につながった、いわば彼を殺したのは山形県という行政組織であるということを明確にしておく必要があると考えます。

 

 小国川のダム建設については、去る1月20日に「ダム検証のあり方を問う科学者の会」が、建設の抜本的な見直しを求める意見書を山形県知事に提出しています。

 結論は、『穴あきダムでも魚の生態に影響が出ること。治水対策としても問題があること』ということになりますが、もう少し細かく見ていくと、 ① 最上小国川ダム計画は科学的な検証がされたことがない  ② 赤倉温泉周辺の河床を高い状態に放置することは氾濫の危険を招く  ③ 河床を掘削しても赤倉温泉の温泉湧出量を維持することは可能である  ④ 穴あきダムは環境に大きな影響を与え、治水対策としても有効ではない、という項目を立てて、山形県のやり方に異議を唱えています。

 詳しくは 「最上小国川ダム計画に関する意見書」 や 「ダム検証のあり方を問う科学者の会」 で検索していただければ、意見書を読むことが出来ます。 いちいちもっともなことがきちんと書かれています。 前段というか前書きではこのように言っています。

 『 ・・・、ダム計画に反対する小国川漁業協同組合に対し、漁業権免許更新の権限を振りかざして、交渉のテーブルにつくことを強制しました。漁業権の免許は漁業上の総合利用を図って、漁業生産力を維持発展させ、漁業調整を行うために出されるものであり、免許更新の条件としてダム計画への同意を迫ることは明らかに権限の逸脱であり、あってはならないことです。 ・・・ 小国川漁協に対して山形県が形振り構わず、公権力をもって翻意を迫ろうとしています。 このダム計画は下記に述べるように、科学的に検証すれば、本来は不要なものであり、流域の安全を守る上でむしろマイナスになるものです。・・・。』

 呼びかけ人は京都大学名誉教授の今本博健さんら11人で、賛同者は125人もいます。

 沼沢組合長の葬儀は、12日新庄市内の葬儀場で執り行われたそうです。  合掌

 

 

コメント (2)
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こんな悲劇が、

2014-02-12 22:18:34 | 小国川

 朝日新聞全国版の社会面の下の記事、見出しを見て我が目を疑いました。 なんで? なんでこんなことが? 何が、誰がここまで追い詰めたのか?

 『ダム反対の漁協組合長 自殺』

 『山形・最上 先頭に立ち 県と交渉』

 山形県の清流、松原鮎で有名な、点根な湯が豊富な小国川です。その鮎を、清流を守り続けてきたのが小国川漁協です。

 「小国川漁協の沼沢勝善組合長(77)が自殺していたことがわかった。関係者によると、10日未明、舟形町の自宅敷地内の小屋で首をつっているのが見つかった。家族に宛てた書き置きがあったという。」

 「沼沢組合長は昨年末から疲れた様子で、周囲に『組合長をやめたい』などと相談していたという。」

 

 地元の河北新報のWebでは、記事は見当たりませんでした。

 山形新聞のWebでは二つの記事が見つかりました。  ひとつは、2014年02月11日 07:20 の記事で、見出しは 『小国川漁協の沼沢組合長が急死  舟形の自宅で倒れる、心境つづるメモ発見』  もうひとつは 2014年02月12日 07:22 の記事で、見出しは 『最上小国川ダム、15年度完成は不可能  県が見通し示す』

 見出しの「急死」 「倒れる」、記事本文では、「自宅で、ぐったりとしていると」 「家族が自宅内で見つけた」 「事件性は低いと」 という表現が使われています。

 

 山形新聞と朝日新聞の記事の書き方、どうしてこうも異なるのでしょうか。 普通なら朝日新聞のような記事になるでしょう。 山形新聞の記事は あまりにわざとらしい書き方ではないですか。 何か遠慮の度合いが強すぎて、不自然です。 首をつって死んだということを、何が何でも書きたくなかったのかと穿った見方をしてしまいます。 みなさんはどう感じますか。

 抗議なのか、疲れ切ってしまったからか、首つり自殺の原因は 「書き置き」「メモ」を見なくては分かりませんが、その内容についてはどちらも触れてはいません。 山形新聞の書き方は、読者に ”抗議の自殺” と思われないように配慮(本当は誰に?もちろん山形県にでしょう)しているようにどうしても思ってしまいます。

 これって大袈裟と言われそうですが、一種の世論操作でしょう。 山形新聞・山形放送・山形交通は系列会社、山形県内では最大のマスコミで、その影響力は小さくありません。最上小国川に建設する穴あきダム、その建設に極力支障が生じないように、かつ反対運動が大きく力強くならないように、そういうことに注意しての記事の書き方ではなかった、そう思いますし、そう思ってしまうことがとっても悲しいことです。

 

 きょうもきのうほどではなかったですが、寒いけれどもいい天気でした。

 

 

 沼沢勝善さんの死を無駄にしないように、改めて小国川の穴あきダムの建設に反対の意思を表明し、小国川漁協を支援して行こうではないですか!!

                                            合掌


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忘れません!

2014-01-08 20:53:41 | 小国川

 きのうきょうと晴天曇天の差はありましたが、かなり暖かい日となりました。 でも暖かいのはきょうまでで、あしたからは一気に冷え込みます。とくに10日の金曜日は最低気温が-4度で、最高気温は1度とか。 西高東低の気圧配置が続きます。 風邪を引かないように十分気を付けないと。 みなさまもお気を付けください。

 

 きょう1月8日は市内の小中学校の授業開始日ですね。きょうまで休みかなと思っていたのですが、朝方子どもたちの話し声が聞こえてきたので、きょうから登校かと思った次第です。

 (縛不動明王の正月飾り)

 市内の小中学校は確か二期制を採っているため、三学期のスタートということではありません。何度か書いていますが、朝方登校する子どもたちのはしゃぐ元気な明るい声が聞こえてくるというのはいいものです。何となく元気がもらえる感じです。

               (午前11時40分頃の撮影です。)

       

 何か新年を迎えて世のなかは株価や円安を中心とした経済関係の話しばかりとなってしまいました。

                         

 悔しいことにすっかり安倍自民党にやられっぱなしです。 去年あったことはもうすっかり忘却の彼方に追いやられたかのように感じるのは私だけでしょうか。

 

 新聞記事にはならなくなりましたが、歌壇等では忘れまいとする強い姿勢が感じられ、心強いです。

             

 1月6日の朝日歌壇から; 

    選者の”永田和宏”氏の強い心配が感じられます。

 「読むことを拒むがごとき小さき文字されど読まねば 秘密保護法

                               (三島市・渕野 里子さん)

 「解っても解らなくても読まねばと全文切り抜く秘密保護法

                               (日野市・大田原イツ子さん)

 「目隠しされ耳ふさがれておとなしく何も言わない羊たちの群れ

                               (横浜市・禿  正美さん)

 「映像に雨降り続くフィルムあり七十年目の秘密保護法

                               (水戸市・中原千絵子さん)

 「色褪せし軍事郵便本音など決して書けない赤の検印

                               (武蔵野市・中村 偕子さん)

 「あの時もっと反対すればよかったと思う時まで生きるのか私は

                               (藤枝市・菊川香保里さん)

 「この頃の一番夫と合う話特定秘密保護法反対

                               (埼玉県・鈴木みさ子さん)

 「寿限無寿限無むだ口叩かず年寄りは秘密守って長生きしよう

                               (八王子市・相原 法則さん)

    下記の2首の選者は”馬場あき子”氏

 「日本が秘密保護法に暗む日に希望示ししマンデラ氏逝く

                               (浜松市・松井 恵さん)

 「知らされず気づくことなく権力は真実消し得る秘密保護法

                               (高松市・植田正太郎さん)

    ”佐佐木幸綱”氏の選

 「第五列間諜はては売国奴声高に呼ぶ歴史を持てり

                               (静岡市・安藤 勝志さん)

 きょう8日のみちのく歌壇にもありました。

 「少年時の軍歌が浮かんで困る日よ秘密保護法審議入りせり

                               (山形市・大場 淳夫さん)

 


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