京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

森垣心・出世披露

2012-03-15 | 卒業生(OB)レスリング


3月11日(日)から大相撲・三月場所(春場所)が大阪府立体育館で開催中です。
この3月卒業した森垣心が3月3日(土)新弟子検査に合格し、この春場所に前相撲を取りました。
前相撲で2連勝し、見事一番出世を果たしました。
新弟子検査合格34人のうち、春場所の一番出世は、森垣含め13人です。
夏場所(5月6日初日・両国国技館)から番付にしこ名が載ります。
素晴らしいスタートダッシュが切れたと思います。

ということで、森垣心の一番出世披露が15日(木)に行われ、化粧廻し姿を見てきました。
化粧廻しがよく似合います。これで、まげが結えればさらに格好いいです。
化粧廻しは十両、関取にならないと付けることができません。
これから八角親方の指導をしっかりと吸収し、まず力士としての強い身体をつくり、
焦らずじっくりと稽古に精進し、強い力士になって、番付を上げていって欲しいです。
次は十両に上がっての化粧廻しを見たいですね。

<前相撲・一番出世とは?>
前相撲は、本場所の3日目(3月場所は2日目)から、序ノ口の取組の前に行われます。
出場する力士はその場所前の新弟子検査に合格した者と、序ノ口から番付外に陥落している者です。
相撲を取り翌場所の番付で序ノ口に四股名が載る資格を得ることを「出世」と言います。
入門者の多い3月場所では、「出世披露」を行う順序を決めます。
順序は先に2勝をした者からで、5日目までに2勝を挙げた者が一番出世、
6日目以降8日目までに2勝を挙げた者は二番出世、
9日目以降に2勝を挙げた者及び最後まで1勝以下だった者は三番出世とされ、
それぞれ当該期日の三段目の取組中に出世披露が行われます。

<出世披露とは?>
土俵を掃き清めた後、その日までに出世を決めた力士が、師匠や部屋・一門の関取の化粧廻しを身につけて土俵に上がり、
場内アナウンスによって所属部屋、四股名、出身地が読み上げられます。全員のお披露目が終わると、
幕下格以下の行司1名が土俵に上がり、
「これに控えおきます力士儀にござります(る)。只今までは番付外に取らせおきました(る)ところ、
当場所日々成績優秀につき、本日より番付面に差し加えおきまする間、以後相変わらずご贔屓お引き立ての程、
ひとえに願い上げ奉ります(る)」と口上を述べます。
新序力士たちは四方に礼をした後土俵を降り、協会の各部署を訪問し挨拶をして回わります。