京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

集中力は練習で育つもの

2009-11-17 | 教訓
よく試合中、「集中しろ」「気合い入れろ」といった言葉が飛び交います。
もちろん、私もよく言いますが、「集中力」というのは、そんな簡単なものではありません。
「集中力」というのは朝練習でのハードなランや筋トレで自分を追い込む中で苦しくなった場面で集中することで育まれます。
午後練習のマットでも一緒。タックルやグランド、1本1本のスパーリングを試合と同じ気持ちで集中することで育まれます。
練習を「ただ何となく」ダラダラやっておきながら、試合本番で集中しろって言っても、それは絶対にできないことです。

本日の練習。シャトルランでの山原健太の走りが象徴しています。
1本目。簡単に妥協してあきらめ、平凡な記録で終え、私が「何をしておる」と喝を入れた2本目は、余裕で100を超え1本目よりも記録が良い。
こんな気が抜けた練習を積み重ねているから、勝負どころで集中できず力を出せないのです。
これでは全国では勝てないでしょう。1回1回の練習がいかに重要か。
質の高い練習が、質の高い試合をつくります。