
いまや誰でもデジカメの1台や2台は手にする時代になりました。
携帯カメラの解像度もすばらしく、
そのうち一眼レフ携帯でも登場するのではないかと。
プリンタの解像度もデジカメのそれとあいまって銀塩さながらの再現ぶり。
インクカートリッジを3回くらい換えると新しいプリンタを1台買えるくらい
高い消耗品はなんとかしてほしいですが。
誰もが気軽にデジカメで撮影し、不要な画像を捨てる。
息をひそめてピント合わせをする必要もなく、オートフォーカスに
手ブレ防止機能まで。
デジカメフォトは美しいけれど、その便利さゆえに撮影者の心象をまでは
とらえにくいかもしれない。
アナログでシンプルなほうが人間くさいのだ、いつも。
人はなぜ写真を撮るのでしょう。
たいていの場合は思い出として残し、友人や家族に見せたり、
何年も経ってから懐かしむ「自分の記録」として撮影するのでしょうが、
そこに映し出された写真は、しかし現実であり現実でないとも言えます。
実際に目に映った空の色、光の強さなど、撮影の瞬間に五感で感じた
景色とは異なるもの。
絵画に写実派、印象派、抽象画などがあるように、
写真は目に映る現象を切り取りながら、じつに多様なパターンで
虚構の世界に彩ることができるんですね。
そして時には目に映らないものも。
写真界の巨匠、森山大道さんの作品に多く見られる粒子のあらいモノクロ写真。
サンドペーパーのような質感のハイコントラストなイメージは
切り取られた瞬間的な絵に撮影者が息吹を吹き込み、芸術作品へと進化する。
現像プロセスで露光時間を長くとるとコントラストが強くなる。
0.1秒露光時間が違うだけで、写真の色合いはまったく異なる。
現実とか非現実を超えて、それはもう「作品」なんでしょうね。
写真の楽しみ方は思い出アルバムだけではもったいない。
携帯に撮りためた写真をインデックスプリントして手帳に貼ってもいいし、
チョキチョキ切り取ってコラージュするも良いし(旅行記など)。
撮り方も目に映るカタチそのままに残すのではなく、
モノクロやセピア、マクロで撮影したり、
カメラを45度傾けてみたり、
ポラやピンホールの素朴さを楽しんだり。
最近は一眼レフデジカメも廉価で入手できるようになりましたが、
一眼レフだからいい写真が撮れるわけでもないし、
形よりもセンスとテクニック、それと気持ちですね。
(いつも形に惑わされてるのは自分だけど)

数年前、とある写真展で森山大道氏にお会いしたことがある。
60代後半とは思えない若々しさと、近寄りがたいオーラ。
寺島修司とかあのへんのおじさんの頽廃ムードに弱い私。
デジタル一眼レフでさえ、どこかデジタル臭いのは空気を撮影する能力に欠けているからです。
それは、デジタルカメラの本質的構造からきています。
これを解消したのが、SIGMA SD9、ローパスフィルターを搭載しない、全色を感知できる光センサーを搭載する唯一無二のデジタル一眼レフです。
僕の使っているのは、その SIGMA SD9 です。
デジカメはセンサーが心臓部分だから
そこで仕上がりにだいぶ差がつくのでしょうね。
SIGMA SD9は誕生からしばらく経つのに
回転の速いデジカメ製品群の中で堂々と君臨している
感じがします。 プロっぽい。
テクニックを磨かないと私には宝の持ちグサレになってしまいますが…。
全てデジカメで撮りました。
よく家内や友人と写真見て、えー?!こんなことしたっけ?!と記憶を飛び越えて過去に戻れるタイムマシンのようにアルバムを広げては笑い転げてます(笑)
写真って楽しいですよね♪
デジカメ時代になって写真を撮るようになったわたくし。まさにご指摘のとおり、1台や2台持ってますが、どんなにカメラがよくなってもわたしは「構図がヘタ」「ピントの位置が意図通りでない」「明るさも色もめちゃくちゃ」です。
気持ちが入る前に被写体が入ってないぞー、みたいなこともいまだに。
でもねー。
デジカメで作ったデジタル画像だと、切り抜いて小さくしてはがきにペタペタ貼り、かざりやコメントのひとつもつければ、それなりにりっぱに見えてしまいます。←だから満足しちゃって、進歩しないわけですが。
で、それをはがきにプリントしてごぶさたしている友達なんかに送るのに凝っています。
共通の想い出の場所に行ったら撮ってまた小さくして貼る。相手の好きなものを「はがき作成ソフト」のイラスト集からあしらう。
そんなふうにして送ると、それはもういいリアクションが返ってきます。
甥っ子の誕生日にも同じ手を使うと、おこづかいやらなくても大丈夫!?
ああ、デジタルは捨てたものではないな、と思います。
デジタルになったからこそ復活した交流、肩肘はらずにできるようになった楽しみ、なんてのもあります。
それはヘタくそゆえのことかもしれません。
わたしもこれが得意分野(あるのか?)だったら、こんなに割り切った使い方できないかも。
30冊とはすごいですね~
しかも全部デジカメって、デジフォトぜんぶ
プリントしてるんでしょうか…?
ラモンさんの小ネタを入れたポージングの写真、結構好きです。
次回フォトコンは負けないようにがんばります。
これからも楽しい写真を撮り続けてください!
>で、それをはがきにプリントしてごぶさたしている友達なんかに送るのに凝っています。
共通の想い出の場所に行ったら撮ってまた小さくして貼る。相手の好きなものを「はがき作成ソフト」のイラスト集からあしらう。
↑これ、すごくいいアイデアですね。
ただ焼き増しを渡すより、ずっとうれしいと思います。
早速真似します!
私はご隠居さんみたいにアナログ路線から抜けられずに
いますが、実際にはデジタルの恩恵を死ぬほど
受けています。
シーンによって使い分ければいいんですよね。