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eラーニングに関する情報、つれづれなる日々の写真日記

東京タワー

2007-10-02 | アート

リリー・フランキーの「東京タワー」を読んだ方は多いと思いますが、
あれに限らず私は母親ものには弱い。
森進一の「おふくろさん」にだって今だに涙ぐむ(古すぎて泣ける)。
小説の終盤がとくにまずい。反則だよ、リリー。
オカンが大好きやったんやねえ。。
誰でも通る道であってもその日がくることがとてつもなく怖い。
自分が死ぬことなんかよりよっぽど怖い。 たぶん。

思い出は美化されたり風化されたり、事実と記憶は必ずしも一致しない。
親の庇護のもとではわからなかったこと、
子どもには見せまいとしてきたこと、
それらにことは生涯気付かないまま封印されることも多いのだろう。
子を持つ親になって初めてわかることもあるんだろう。
けれど記憶は?どんどん消えていく記憶はどうしたらいいんだろう。

それはさておき、芝公園にそびえる東京タワー。
考えてみるとあれに昇ったのは小学3年生の頃、父と兄と出かけた
東京旅行のとき一度だけだ。
ジャイアンツのキャップをかぶった兄の面影がリリー・フランキーの少年時代と重なる。
あれから幾年月。東京タワーもだいぶ年季が入った。

年は取ったがそのへんの新参者にはまだ負けてはいない。
ろう人形館なんてシュールでなんともいえない。

昨日、10月1日は「展望の日」。
この日、乳ガン早期発見ピンクリボンキャンペーンに協賛して
ピンク色のイルミネーションにお化粧。一夜限りのドレスアップ。
クリスマスだ、ワールドカップだ、といっては一晩限りのカラーを彩ることがあるが、
あれは電球を交換しているのではなく、地上からサーチライトをあててるんだそう。

しかも毎週2回ライブやってることなんて初めて知った。
夜景のきれいなバーもいいですが、東京タワーでジャズ聴きながら
パノラマの夜景を眺めるのも一興じゃないでしょうか。
Club333 Live Schedule 

コーンヘッズ(これも古い・・)みたいなキャラ、「のっぽん」があなたを待っています。

東京タワーも今日から冬服に衣替えです。
久しぶりに昇ってみたいと思った。


CCつれづれ日記

泣ける、泣けると言われると泣けないあまのじゃくな自分。
涙の沸点はいつも無意識下にある。

カルトナージュ

2007-07-07 | アート

以前に少し書いたことがありますが、私は意外に手芸というものが
好きです。得意なわけではありません。
ただ、小学校の頃から好きな布地を買ってきては巾着袋やバッグ、
カーテンを縫ったりしていました。
型紙もとらずまったく我流の素人作品ですが。

もくもくと、ひたすらもくもくと完成品を思い描きながら
チクチク縫ったりしていると猛烈にアドレナリンが分泌されて
平気で徹夜までしてしまいます。

カルトナージュもそうした理由で好きな手工芸。
これはフランス発祥の布箱作り。
カルトンといわれる厚紙に好きな布地を貼って
好みの形の小物入れやケースなどを組み立てる。

簡単そうに思えて、1mmでも寸法がずれると仕上がりが美しくない。
布地の貼り方や角の始末も、シャツに糊をきかせていくように
ピシッと仕事をしないと無残な姿になってしまう。

用途やデザインにあわせて布地を選ぶのがまた楽しい。
現実逃避したいときには都合のいい逃げ道。
写真は先日作った箱。内側がグリーン地に白のドットになっていて
結構気に入ってます。
おばあちゃんになったら孫娘といっしょに作りたいなあ。


CCつれづれ日記

7年ぶりくらいに歯医者に行った。
親不知をあと3本も抜かないとならないと知り逃げたくなった。
歯のレントゲン写真を見て「左利き?」と当てた歯科医。
やはり利き腕側の磨きは足りないようなので、反対側より
2分長く磨く必要があるそうです。

箱根彫刻の森美術館

2007-06-23 | アート

職場の合宿で箱根に行った帰り、天気もよく時間も早かったので
久しぶりに箱根彫刻の森美術館に足を延ばしてみた。

登山列車はあじさいの季節ということもあって人でごったがえしていたが、
美術館は70000平米という広大な敷地もあって開放感いっぱい。

本館ギャラリーは点検中のためクローズになっていたが、
その他の3つはゆっくり鑑賞できた。

ここのピカソ館は来るたびに楽しい発見がある。
91年にわたる生涯で精力的に創作活動をしたピカソの
インスピレーションは、多分に数々の恋人たちから得られたもの
なのだろうな…という気がした。

写真家デイヴィッド・ダグラス・ダンカンによる制作中のピカソの
写真が作品と平行して展示してあり、雑然と作品が散らばるアトリエ
の中で最愛のジャクリーヌとアトリエで過ごした日々が垣間見えて、
作品がぐっと身近に感じられた。

藤沢から箱根へは小田急線で1時間ほどで行けるので
日帰り温泉と組み合わせて時々出かけるのも良いかもしれない。


CCつれづれ日記

上述のデイヴィッド・ダグラス・ダンカンは世界的なフォト・ジャーナリスト。
作品群はときに政治的、ときにユーモラスで人間への尊厳を感じます。
作品が見られるサイト
ピカソ、ジャクリーヌとわんこ

BankART1929

2007-06-04 | アート

横浜にあるアートスポット。
http://www.bankart1929.com/

横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラム。
1929年に建造された旧第一銀行と富士銀行の建物が舞台であることが
名前の由来となっているが、旧富士銀行の建物は現在は東京芸大の施設として
使われ、代わって旧日本郵船の倉庫が使われるようになった。

トラディショナルからコンテンポラリー、
ダンス、絵画、音楽、写真、建築、アートマネジメントなど、
さまざまなジャンルの展示、ワークショップなどが開催されている。

中でも2ヶ月ごとにプログラムが変わるワークショップは
各界の著名な講師を招き、少人数かつお手頃料金で講座を受講できる。
テーマも毎期さまざまなジャンルがあり、実験的コンセプトに起因してか、
同じワークショップは繰り返されないようだ。つまり期ごとに企画される。

社会人向けに開設されているので、平日の開始時間も19:30~と遅め。
写真のクラスなど、飯沢耕太郎氏がポートフォリオの講師をしていたり、
写真の腕が上がったら個人的にも受けてみたいなんて
ずうずうしい気持ちになったりする。

旧日本郵船倉庫のBankART Studio NYKは、さすが元倉庫らしく巨大な
敷地面積で、ここのカフェは開放感いっぱいで、海風を感じながら
読書でもしていたくなる。

旧第一銀行の建物は前面改装されて白亜の美しい建物。
とくにホールのアーチ型のバルコニーの流線はきれいだ。

今は残念ながら入れない旧富士銀行の建物も、以前写真展で訪れたときは
当時の姿そのままで、ここは金庫、ここは会議室、などと面影を感じながら
写真を見歩くのはまた一興でした。

これらの建物を見て歩くだけでも、天気の良い日の横浜散歩にはお薦めです。


CCつれづれ日記

初めての海外旅行で降り立ったのはギリシャのアテネだった。
街全体に古代の名残りが感じられて、パルテノンをはじめとする遺跡群
は風景にとけ込んでいた印象がある。

Kids' Art

2007-05-12 | アート

子供はみんなアーティストだ。
親なら誰でも我が子の描いた絵などに「う~~む。。。」と唸らせられた
経験が一度や二度ならずあると思う。

チラシの裏面やスケッチブックに描かれた絵を壁に飾ったりする
親御さんは多いと思うが、アクセサリーにしてくれるサービスがある。

Totally Out of Hand

価格は$95~とあまり安いとは言えないが、
作品群を見ているとジャン・コクトーばりのアート作品になっていて
思わずオーダーしたくなる。

タイピンなどもオーダーできるので、こんなキュートなピンでネクタイを
留めたらパパも満員の通勤電車が少しは苦じゃなくなるかもしれない。

世界に一つだけの小さいアート。


CCつれづれ日記

Pasmoが販売開始になって1ヶ月あまり。
Suicaに同様の機能があるということをしばらく知らなかった。
みどりの窓口でその話を聞き、
「じゃあ、なぜみんなPasmoに並んでるんですか?」と駅員に聞くと
「みんなピンク色がかわいいからあっちが欲しいんです」と。
世の中適当である。

デコ・フィオレンティーノ

2006-12-08 | アート

日ごろとてもお世話になっている方から写真の宝石箱をいただきました。
「デコ・フィオレンティーノ」といわれる、イタリア・トスカーナはフィレンツェの
伝統的な金箔工芸だそうです。

程よい渋味を残した原色の色合い。
バランスよく配置された金具、繊細な細工。
新品でありながらアンティークのような雰囲気がなんとも素敵です。
派手目な色でも品があり、重厚なのにぬくもりを感じさせるのは
ハンドメイドならではでしょうか。

この木製品の模様デザインは、ルネサンス芸術の巨匠、ミケランジェロが
花をイメージした対象模様を建築などに数多く取り入れられたのが始まりだそうです。

制作工程は、
①模様を入れ、
②金箔を置き、
③好みの色で彩色
④仕上げにアンティーク風に黒い液でいぶす。

写真は日本で唯一の工房を運営する、デコ・フィオレンティーノ日本支部代表
をしておられる青木真佐子さんの手によるもの。
東京を中心に教室も展開しています。

これに収納するのにふさわしいジュエリーがほしい...

CCつれづれ日記

今週、東京・銀座で上述の青木さんやお弟子さんたちの作品展が開催されています。
12/10(日)までなので、週末銀座に行かれる方で興味があれば立ち寄られても。

★イタリア金箔工芸 デコ・フィオレンティーノ展
  12/5~12/10 11:00~19:00(最終日16:00) @銀座清月堂2階ギャラリー

サヴィニャック

2006-10-31 | アート

最近、アートから遠ざかっていておいしいごはんを食べ損なっている気分。
大きな美術展や写真展に行くのも好きですが
道端のこじんまりとしたギャラリーに立ち寄るのも楽しい。

ウォーホルと並んで好きなアーティストにレイモン・サヴィニャックがいる。
まったくコンセプトの違うアートですが、ウォーホルがニューヨークポップアートの神髄なら
サヴィニャックの絵はフランスならではのエスプリが効いているというか。

モンサヴォン牛乳石鹸のポスター(画像)をはじめ、誰でも「あー見たことある!」という彼の作品。
温かみがあってかわいくて、あんなイラストがパッケージになった石鹸が
あったなんてうらやましすぎ。ぜひ復刻して日本で販売してほしい!
日本でも森永チョコレートやサントリーなどは彼のイラストを商品に起用したことがあるらしい。

そのサヴィニャックの回顧展が川崎市民ミュージアムで開催されています。
武蔵小杉からバス、と交通至便というわけにはいきませんが
次の3連休初日は文化の日にでも繰り出すには良いと思います。

CCつれづれ日記
ウォーホルのバナナの絵がジャケットになった、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの
The Velvet Underground&Nico」というアルバムにおさめられた「Sunday Morning」。
妙に力の抜けたボーカルとメロディ、60年代半ばの気だるさが不思議と心地よくて好きな曲。

カービング

2006-06-24 | アート

知人の奥方はタイ人。
笑顔がとても素敵な彼女はお料理の先生をやってただけあって
その腕前もすばらしいのですが、もうひとつ、プロとしての特技があります。
カービング(carving)。  
野菜や果物を専用ナイフで削りながら草花などをかたどる。
タイ宮廷料理などに添えられる、あの美しい彫刻のような野菜たちです。

タイでは700年以上の歴史をもつ伝統工芸で、
アユタヤ王朝の時代に誕生し、宮中女性のたしなみだったとか。
知人の彼女は適当な大きさに切った野菜を目の前であっという間に
美しい草花に仕上げていきます。

写真は先日BBQした際に即席で作ってくれた彼女の作品(材料:大根)。
所要時間約10分でしょうか。 繊細かつスピーディな手さばき。

彼女の手ほどきを受けながら見よう見まねでトライしたことがありますが、
これが難しい! ほんとに難しい。
不器用そうに見られる私ですが、意外と手芸などは昔から嫌いではない。
彼女がいとも簡単そうにすっ すっ、と気持ちよく野菜をそいでいくので
簡単にできると思いましたが、力を入れて野菜を握り締めてしまい、無残な姿に・・・。

でも、こういう細かい作業に没頭すると、すごく頭がスッキリする。
美しく野菜をかたどること以外に頭になく、クイック・リフレッシュができるせいなんでしょう。
しかも自分の作品ができると、下手なりに達成感もあり、一石二鳥です。

同じ理由で好きなのが「カルトナージュ」。
フランス生まれの、言ってみれば布箱作り。
正確に寸法して切り取った厚紙に、好きな布地を貼って箱を作る。 
それだけなのですが、シンプルな箱でも1つ完成させるのに4時間はかかる。
最近は時間がなくてできずにいますが、なーんにも考えないで、
そういう自分だけの世界にひたるのって健康的な現実逃避(?)みたいで好きです。

カービングって? 
カルトナージュって?

CCつれづれ日記

西麻布の仏レストラン、「ル・ブルギニオン」に行った。
数年前に姉に誘われて行って以来だったが、ディナーは初めて。
アワビのキモって初めて食べた。 珍味。
フォアグラも美味しかった。
オーナーシェフの菊地さんは内臓料理が得意なんだそう。納得。
こじんまりとしたかわいい店です。