横浜はJazzが似合う街、というイメージがわりと定着してますが、
桜木町や伊勢佐木町界隈には昔ながらのJazzバーが点在し、
質のいいライブを頻繁に催している。
10月6日・7日の2日間、今年15回目を迎えた「横濱Jazzプロムナード」が開催された。
「街全体をステージに」とのコンセプト通り、横浜界隈のホール、ジャズクラブ、路上など
約120会場でプロ・アマの競演。
このイベントが毎年開催されているのは知りながら、東京国際映画祭同様、
毎年終了後に「あ・・・今年も終わってしまった・・・」の繰り返し。
今年もすっかり頭から抜けていたところ偶然前日に知ることとなり、
しかもあの穐吉敏子が来日しているというではないか!
これは見なきゃ損損ということでミーハーな私は日曜の昼過ぎから出かけて行った。
Jazzはメジャーじゃないから会場もほどよい混み具合なのが良い。
みなとみらいホールに滑り込んだときには2階しか空席がなかったが、
穐吉さんがステージに登場したときは何ともいえない貫禄で会場が静まりかえった。
ソロステージの2曲目、ごく短いMCの後、2フレーズほど弾きだしてぴたりと止め、
「曲変えます。」 大物です・・。観客の反応見ながら即興でプレイするあたりにも
普通に感動してしまう私。
80歳近い人の演奏ですか?これ。けして素人に受け入れやすい旋律ではないが、
天性の芸術肌というか、あらゆる点で超越している感じ。
もう一つの見所は9歳の天才ドラマー、鬼束Tiger大我くんと穐吉さんのセッション。
いや、他にも著名なミュージシャン総勢14名ほどのセッションでしたが
大我くんのソロがキマると穐吉さんへの称賛に負けず劣らずの大喝采。
将来どんな人になっちゃうんでしょうか。
どこを歩いてもそこかしこでJazzの演奏が聞こえてくる。街角ライブもひっきりなしに
行われて道行く人が大勢足をとめて聴き入ってました。
普段組んでいないミュージシャン同士でのセッションが気軽に見られ、見放題
というサービス精神旺盛なイベント。
ミュージシャン自身も愉しんでいるのは間違いない。
かけもちでいろんなステージで演奏する人も大勢いた。
カルメン・マキなんて懐かしい名前をプログラムにみつけたがあいにくタイムオーバー。
来年こそは2日間まるかじりしよう。(きっとまた忘れる・・・)
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穐吉さんと並んで日本人の女性Jazzピアニストとして思い浮かぶのは大西順子。
24歳くらいの頃、地元のライブイベントでピアノをたたく彼女を見て一目惚れ。
「ヴィレッジヴァンガードの大西順子」なんてかっこよくって惚れ惚れしましたが、
いつからか忽然と姿を消した。どうしてるんだろう・・と思ってたら
先月ブルーノート(東京)に復活していた。
今週の金曜には鎌倉芸術館でソロコンサートをやるみたい。行きたかったな。