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eラーニングに関する情報、つれづれなる日々の写真日記

オーシャンズ13

2007-09-01 | 映画
濃ゆい面々。

オーシャンズシリーズ第3弾。前作はどちらも見てないけど
ストーリーは単純なのでとくに問題ない。
映画館で見る映画じゃないとか、中身がさっぱりないとか
酷評されてますが、こういう映画は娯楽がテーマなんだから
批評めいたコメントは無粋な気がする。

だいたい、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットと
アンディ・ガルシアとアル・パチーノが同じ画面にいるってだけで
暑苦しくて一見の価値はあります。
私はスクリーンでジョージ・クルーニーが正面を向くと、
その目力になんだか息苦しくなっちゃって。
日本人のあのタイプは絶対苦手なのですが、ジョージ・クルーニー
はやっぱりかっこええです。
田宮二郎が生きていたら「和製クルーニー」とか言われそうだ。
(私の場合、この人は白い巨塔よりクイズ・タイムショックのほうが記憶にある)

エレン・バーキンは久しぶりに見ましたが、やはり年を重ねましたね…。
キャメロン・ディアスが年とったら彼女みたいになるんじゃなかろうか。
アル・パチーノと共演の「シー・オブ・ラブ」以来でした、私は。

この映画もそうですが、キル・ビルやラスト・サムライあたりから
ジャポニズムを演出に使う傾向の映画が増えている気がして、
でもどこかチグハグなのでやめたほうがいいと思う。
なんでベガスのホテルのオープニングセレモニーの真ん中に
土俵を置いて相撲の取り組み?
「沸騰する直前の湯で玄米茶を淹れてくれ。」というセリフなど。
オリエンタルな要素は神秘的に映るんでしょうか。

マット・デイモンのオールバックもあいにくフェロモンを醸し出すには
失敗していましたが、ゴージャスゥな面々の集いを見に行くだけでも良いかと思います。
(しかし正規料金で観るのはやっぱりちともったいない)


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iPod!
逆さにしてもiPod!

というのが静かに話題になっていましたね。

ボルベール <帰郷>

2007-08-26 | 映画

古いところでは「キカ」、最近だと「オール・アバウト・マイ・マザー」など、
ペドロ・アルモドバルの映画はスペインらしい色鮮やかさが印象深い。
アメリカのコメディみたいな派手な笑いはないけれど、
シリアスな中にも独特のユーモアがあっていつも笑わせる。

ボルベール <帰郷>」は、アルモドバル流女性に捧げるオマージュ3部作なんて
言われてますが、「女は強いなあ・・・」と男性陣なら思うであろうストーリーになっている。
同姓の視点に立つと、また見方は違うのですが、とりあえずこの作品の場合は
現実離れしたストーリーながら、女性ならではの強さや開き直り、情愛などが
ビビッドに描かれていてなんとなく元気が出る。
スタイル抜群のペネロペ・クルスが美しかったです。

映画の舞台となっているスペインのラ・マンチャ地方は監督自身の出身地だそう。
7年ほど前にスペインを旅したとき、訪れた風車の町並がなつかしく思い出されました。
「乾いた土地」という意味のラ・マンチャは、見渡す限り広大なオリーブ畑と赤土の
景色の中に、平たい家屋の村がぽつん、ぽつんとあるイメージで、
高台にある風車から見た光景はなんとなく懐かしく、ノスタルジックな感じでした。
(写真は風車の中の小窓から撮影)

スペインはツアーで行く方が多いと思いますが、ラ・マンチャまで足を延ばす
ツアーは割りと少ないような気もします。でも、地方によって実にさまざまな表情を
見せるスペインの旅ではぜひ訪れてほしいところでもあります。


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妖怪といえば水木しげる先生ですけれど。
子供の頃、妖怪人間ベムは好きでした。
私は異形の哀愁というものをこのアニメで初めて見た気がします。
ベムが渋くて声ともにしびれます。
期間限定(9月末)までヤフー動画で無料配信中。Check it out!

妖怪人間ベム公式サイト
新・ベラの声が、アリーMyラブのレネ役の山像かおりというのがハマリ過ぎ。

それでも生きる子供たちへ

2007-06-14 | 映画

原題は「All The Invisible Children」。
スパイク・リーやエミール・クリストリッツアら7人の気鋭の監督が
タッグを組んだオムニバス。

内紛、ドラッグ、エイズ、DV、貧困、犯罪など
子供たちがさらされる苛酷な現実を描きつつ、
救われる思いがするのは子供たちの屈託のなさかな。

子供は本当に遊びを生み出す天才ですね。
スラムだろうがゴミ捨て場だろうが、どこでもプレイグラウンドにしてしまう。

各ストーリー20分足らずのショートムービーながら
7作品とも自然と考えさせられる内容でした。

一番印象に残ったのは、最初のストーリー、ルワンダの内紛で闘う
少年兵を描いた「TANZA」。
ラストで小学校に爆弾を仕掛けるために潜入した少年兵が、
爆弾のスイッチを止め、教室の机で声もたてずに涙を流すシーン。
ショートムービーならではの余韻が残ります。

印象的だったのは、お金持ちの少女と、身寄りのいない貧乏な花売り娘
のみなしご少女を同時進行で描いた最後のジョン・ウー作品。
物質的に恵まれても心が枯渇している子供の不幸と、
スラムにいながらも愛情を知る子供の不幸とは
同じ天秤では量れないなあと思う。

原題の「All The Invisible Children」は邦題とはニュアンスが違いますね。
諸悪の根源が「invisible」なままに、選ぶ自由もなく、
否応なくその環境に身を置かざるを得ない子供たちを
追いやっているのは何か、考えさせられます。


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誕生日大全
誕生日ごとに性格や適職、恋愛などを占う。
友人や家族のも読んでみたら結構当たってる。
だけど「57歳で転機を迎えます」っていうのはファイトわかないな。

Home Exchange

2007-05-17 | 映画

キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット主演の映画「ホリデイ」。

Home Exchangeという、短期間お互いの家を交換しあうシステムを
題材にした恋愛ムービー。
単純なストーリーながら、嫌味がなくてほんわかした気分になる。

恋愛適齢期」と同じナンシー・メイヤーズ監督。なるほどー。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンのキャスティングもよかったけど、
ジュード・ロウやジャック・ブラックを選ぶあたりがいいな。
ラブ・アクチュアリー」や「めぐり逢えたら」などが好きな人は結構好きなのでは。

キャメロン・ディアスがキュート。
彼女がジュード・ロウの家をサプライズで訪ねたときの胸の開いた黒いブラウス
に白のタイトスカート、幅広いベルトというシンプルな服装が
スタイルの良い彼女にはまり過ぎてて素敵でした。

いわゆる整ったハンサムは苦手なのにジュード・ロウは好き。
近い将来、髪がなくなったとしても愛おしいでしょう・・。
「太陽がいっぱい」のリメイク、「リプリー」ではなぜアラン・ドロン役を
彼ではなくジミー大西、いえマット・デイモンが演じたのかいまだに謎です。
(マット・デイモンは嫌いじゃないけど)

冒頭のHome Exchangeは、短期間のバケーションを低価格で、
しかもビジターではなく、ジモティーさながらに体験できるとのことで
欧米を中心に人気があるらしく、サイトも充実してます。

Home Xchange $25の登録料でアレンジしてくれる。

Home for Swap あやしいサイトではありません。

日本でもシニア世代を中心に数年前からぼちぼち流入しているスタイルだそう。
最近のシニアは世界中を旅し尽くしている方も多いので、
一風変わったこんなスタイルは、団塊世代が定年イヤーを迎えた今年以降あたり
ブームになるかもしれない。

今回は品川プリンスシネマで鑑賞しましたが、適度に空いてて椅子も広々、
居心地よくて眠ってしまいそうです。

CCつれづれ日記

「ホリデイ」のキャメロン演じるアマンダは
映画の予告編を制作する会社を経営している。
昔、ちょっと憧れたことがある。
この業界ではカリスマ的予告編クリエイターもいるらしい。
予告編で「見たい!」と思ったのに、本作でがっかり、ということも少なくない。

幸せのちから

2007-03-10 | 映画

アメリカの大手投資会社、ガードナー&リッチ・カンパニー創業者の
サクセス・ストーリー。

原題の「The Pursuit of Happyness」は、映画のモチーフになっている
「Happiness」のスペルミスと、アメリカ独立宣言の前文の引用からきている。
「幸福の追求」という、たいそうなタイトルをつけるには物足りないストーリー。
矢沢永吉のように「成りあがり」と名乗ったほうがまだ潔い。

原作はもっと感動するのかもしれませんが、映画は
強引な父親が家族を振り回して最後には難関を乗り越えるだけの話。
「その手は、離さない」ってキャッチもぼやけてる。
親子の絆か、アメリカンドリームか、テーマがよくわからなかった。
ウィル・スミスってもっと作品選べばいいのになあ。
彼の子供は文句なしにかわいかったです。

CCつれづれ日記

アメリカン・ドリームの本だったら何がおすすめですか?
バイオグラフィじゃないけど、カーネギーの「道は開ける」とか
一代を築いた人の自己啓発本はいつだって人生の指南書。

自宅PCが破壊寸前のため、なかなかUPできないで一気にはきだした。
バックデートで載せる意味はまったくないのですが。。

映画の翻訳

2006-06-22 | 映画

むかし、映像翻訳の学校に通ったことがあります。 字幕の翻訳。
なかなか楽しいのですが、想像するよりはるかに難しい。

字幕翻訳の基本ルールとして、
「2行で最大26文字まで」というのがあります(横書きの場合)。
画面遷移が約4秒。 
26文字の中にすべてのエッセンスを盛り込むのは不可能で
(そもそも言語間にニュアンスの違いがあるのであたりまえですが)
翻訳学校の先生いわく、「70%オリジナルどおり訳せたら上出来」ってことでした。

字幕翻訳家は、映画を訳すとき、まず最初に「ハコ書き」という作業をします。
初回の試写で英語のスクリプトを見ながら、1画面に入れるセリフを
切っていく作業です。
初回試写なのでその映画を見るのは初めてなのに、
ハコを切るのに精一杯で初回はほとんど映像を見る余裕はないらしい。
その後、ハコ切りしたスクリプトに日本語の字幕をつけていくわけですが、
封切までに手直しできるのは1~2回、という具合で、
字幕翻訳は相当な熟練のいる世界です。

字幕翻訳家にとって何が一番大切なスキルか?
「語学力」と思われるかもしれませんが、
それに先んじて重要なのは「日本語の表現力」、そして「情報収集力」でした。
語学力はあって当たり前。
自己主張をおさえ、可能な限りニュートラルな視点で忠実に訳した言葉を
26文字のセリフにおさめる。
この、「自己主張をおさえる」ってところがポイントです。
セリフに自分の意見を混入させてはならないんですね。

そして時代背景に合った言葉選びには情報収集力が不可欠。
「You」をひとつ訳すのでも、性別・年齢・時代・職業などによって違ってきます。

ということで、英語のブラッシュアップになるかな、と思った私は大失敗でした。
かわりに違う面白さを発見できましたけれど。

戸田奈津子さん。 ブラピの隣に、ジョニーデップの隣に、いつもいるあのお方。
戸田さんは字幕翻訳界の横綱ですが、
彼女自身は海外での生活経験がないというのは結構有名ですね。
むかし、翻訳界の草分け、清水俊二氏に弟子入りし、独学で翻訳を習得。
コッポラの「地獄の黙示録」でその名をとどろかせました。
今じゃ横綱にのぼりつめた彼女ですが、約20年の下積み、と苦労も多い。 
ご本人は「好きなことをわがままにやってきただけ」とケラケラ笑うが、
その気取りのない性格が呼び寄せたキャリア、という気もします。
まあ、私は知り合いでもなんでもないですが。

映画字幕の世界は相撲の番付表みたいなもの。
横綱・大関・関脇になれるのはほんの一握り。
飽和状態の英語の翻訳家より、他言語のほうが可能性は高いでしょうか。

語学教材のアルクでは毎年「映画字幕翻訳コンテスト」を開催しています。
(今年はすでに終了)
英語の映画がお題目でしたが、韓流映画の急激な普及で
韓国語字幕翻訳コンテストも同時開催していたようです。
優勝すれば翻訳家デビューの道が。 

ポッドキャストで上述の戸田さんの番組があります。
映画の中の英語」 
使えるセリフを戸田さんの視点で楽しく解説。

ネットラーニングのEnglish Aya Podもよろしくお願いします。

CCつれづれ日記

視力検眼中。 あのメガネ、こっけいですよね。
もれなく伴淳三郎になれる。

525,600minutes

2006-04-26 | 映画

♪Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
how do you measure, measure a year?♪

ミュージカル『RENT』の中の1曲、「Seasons of love」の唄い出しです。
この連休から映画版が封切りされるので、
テレビ、ネットでこのフレーズを耳にした方もいるでしょうか?

「525,600minutes」は1年を分単位で表した場合の長さ。
人生の1年をどうやって計る? 出会いの数か、一人の夜か。

毎日を、大切に過ごしたくなるような曲です。

97年当時、NYに遊学していた私は当時ブロードウェイで話題だった
「RENT」を見に行き、翌日にはサントラを購入していました。

このミュージカルの作者、ジョナサン・ラーソンは初演前日に
6年越しで作った自分のミュージカルを見ることなく大動脈瘤で急死。
そんな彼のライフとオーバーラップするところがあって、
哀しくてせつないけど勇気が出るようなストーリーでした。
(昔見た「サン・スーシの女」というロミー・シュナイダー主演の
映画も本人の哀しくて孤独な人生とオーバーラップして今だに心に残る映画)

このゴールデンウィークは久々に見たい映画が目白押し。
遠出もいいけど、の~んびり映画館や美術館で過ごすのもいいですね。


CCつれづれ日記

    ひさびさに上述の「サン・スーシの女」が見たくなってDVDを検索したら
    廃盤になっていることが判明…。いい映画なんだぞうー。復刻希望。