これまで訪れた国の中でもっとも滞在期間が長かったのはアメリカ。
(なんて書き方をするとお父さまの海外赴任先を歴々とした子女か?
と自分でツッコミますが単なる貧乏遊学旅行)
中南部を除きいろんな場所を訪れたけれど、
なんといっても居心地がよかったのはシアトル。
海にも山にも近く、アウトドア派にはこたえられない風光明媚な街。
富士山は世界一美しい山と思うけれど、マウント・レーニエの雄姿
も世界三大美山に数えられるのではないか。
ボーイングとマイクロソフトとスターバックスを生み、
ジミヘンやグランジロックを輩出した街。
街並はほどよく都会で、そこかしこに湖があり、
ボートハウスやキャンピングカーも多いし、
ほとんどの家のバルコニーにBBQコンロを見かける。
街のイメージはパタゴニアかティンバーランドだ。
いまどきのシニアは海外旅行は嘗め尽くした感があり、
夫婦でロングステイする風潮にシフトしてたりするらしい。
シアトルはのんびりと老後を過ごすにはもってこいな気がする。
シアトル北部にはサンファン諸島といわれる約400の島々があり、
シアトルの港から高速船で約3時間半で行ける。
春から秋の初めのシーズンには、そこで週末を過ごす家族連れも多く、
ホエール・ウォッチングやカヤックなどをして楽しむ。
北米の夏は日没が非常に遅く、daylight savingがないと
体内時計がかえって狂いそうになる。
ゆっくり暮れゆく陽を感じながら公園や湖岸を散歩したり、
fish&chipsつまみながら飲んだくれたりするのは至福なんである。
サンファン・アイランドは新婚旅行先にしても素敵だと思う。
アジアンリゾートとはまた違った味わいがあるし。
シアトルを訪れる人は増えたでしょうが、サンファン・アイランドまで
足を伸ばす人はそういないんじゃないかな。
かつて宿泊した「FRIDAY HARBOR HOUSE」は暖炉のある
(夏だから無意味だったけど)素敵な部屋で、
レストランも庭からの眺めも最高でした。
また行きたいのう…。
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