秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

理論学習の始まり

2013年06月17日 | 囲碁と、日本の未来。
 平成21年は、女子サッカーの日本代表の優勝で盛り上がりました。男子と女子のレベル差は勿論あるでしょうが、世界一になった事実は快挙であり、Jリーグが発足した当時ではまず考えられませんでした。
 また、男子の日本代表選手が欧州の名門クラブで活躍、それもゴールを決めるシーンが特集がされるようになったのも、恐らくは最近の事。日本代表選手が欧州にスカウトされる理由、かつては極東への普及が目的と言われていましたが、今では主力戦力として期待されていると。

  近年の日本サッカーの実力が上がった要因は、サッカーの愛好者の人口が増え底上げが実現した事もありましょう。それに加えてコーチングの改善、特に少年サッカーの指導内容の大幅な見直しが行われた成果であると言われています。
  かつての少年クラブでサッカーのゴールキーパーや野球のキャッチャーを任せられる子供は、走りの遅い子供や太っている子供と言われていました。そういった子は戦力にはならず、できればじっとしていて欲しいと思っている指導者が多かったからだそう。実はそれではその子の成長を阻害する事となり、チーム内にも競争の環境が生まれない。結果、チームの強化には結び付かないという。

  さらには《ゴールデンエイジ》なる理論の提唱があった事でした。要は、発育に合わせた適切な指導を行う必要性を訴えたもの。
 成長期を迎える前までは技術の習得。成長期の時期には呼吸器官の強化。成長期を終えたら筋力トレーニング。この三つが代表的な物。
 これはいずれの分野にも共通する事の様ですが、物事を理論立てて考えられる様になるのは12才を過ぎた辺りから。例えば失敗をした時、12才前後から、「何故、どうして」と自問自答する機会が増えるのだとか。それ以降、指導者がどの様にアドバイスをするかが重要で、それをきっかけに実力アップするかスランプに陥るか。それが人生の分岐点になる事すらあり得るというのです。

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