MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

クールビズ

2008-06-13 | 雑記
6月に入り、そろそろクールビスの季節になりました。
クールビズ自体は色々な企業を訪問して見ていると、結構定着したのかなと思います。
(導入時はマスコミの報道も小泉首相がまた変なこと言い出した、みたいな感じでしたが…)

やはり湿度が高く夏アツイ日本の実態に即して、非常に合理的だと思います。
30℃超えてるのにネクタイ締めてたら、それは世界中どこであろうと暑くて当たり前だと思いますし。
個人的には、夏でなくてもフォーマルな時以外、ネクタイは締めない主義です。
ネクタイもおしゃれとしてつけるには好きなのですが、机に向かう時に首を締め付けると、あまり生産性が上がる気がしません。

定着してきたクールビズですが、、なぜクールビズなのか?はあまり話題になることも無いと感じます。
単にその方が楽だから、ではなく、温暖化対策でCO2排出量90年比6%削減、という京都議定書の約束を守るための打ち手の一環。
しかしながら、

-本当に今のクールビス実施状況で6%削減できるのか?
-足りないとしたら、例えばあと何万社の企業が導入したら何%排出量が減るのか?
-他に取っている施策と比べて、どの位インパクトの大きい打ち手なのか?

といったベーシックな情報が、ぱっと分からないし余り意識されていない気がします。
どこかに最新情報が逐一開示されて、

-あと2.5%削減しないといけないので、あと85万社で今年は必ず導入しないと!

といったメッセージがもっと発せられれば納得感も高まると思うのですが。
クールビズ(+冷房節約)の副作用として、夜オフィスの冷房が止まって、残業が蒸し風呂地獄になる企業が結構あると思います。
(これが結構つらいですよね)
そういう暑さに笑顔で耐えるためにも、是非打ち手の効果測定や進捗モニタリングの情報・議論が広まればと感じます。