MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

思考の落ち穂拾い

2008-06-10 | 雑記
ミレーの名画の一つに「落ち穂拾い」があります。
麦畑で収穫からこぼれた麦の落ち穂を拾い集めて、食料とするために黙々と作業に励む季節の風物詩。
一方で、そうした落ち穂拾いが「ちりも積もれば山となる」で、生活のためにどうしても必要だったのでしょう。

ブログも思考の切れ端を忘れないようにとどめておく落ち穂拾いのようなものだと思います。
半端な中途成果物を忘れないように温存しておく、しかも自分の脳のメモリは使わずに、かつ人から見られても恥かしくないようなレベルを保って、というのは非常に有用です。
いつも高い質の成果を一気に出し切れるのであれば最高ですが、思考も時間もまとまったものが取れるケースは限られている。
中間成果物を無駄にせず、集めて一つの簡潔だが完結したアウトプットにもっていき、その集積で付加価値をつけるアプローチも、質の高い仕事には重要だと感じます。